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At Budokan Again.
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- 2008/04/24(Thu) -
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![]() Cheap Trick @ Nippon Budokan 今からちょうど30年前の1978年4月28日、チープ・トリックは日本武道館公演を行った。会場には多くの女の子たちが押し掛け、黄色い声援と大きな合唱をもたらした。きっとこんなことは、まだ初来日する前の彼らにとっては思ってもみなかった光景に違いない。 78年当時の彼らは、本国では年間250公演もこなす強力なライブアクトでありながら、出ていたオリジナルアルバム作品はどれも泣かず飛ばずで、アルバムチャートのトップ40にも入らない、全国的には無名のロックバンドだった。 しかしその一方で、日本では、彼らはキッス、エアロスミス、クイーンといった主要御三家らと並ぶような、洋楽誌を大きく賑わせているバンドで、アルバムはどれもゴールドディスクに認定されてしまうほどの人気を得ていたのだった。 本国ではヘッドライナーとしてはクラブ巡りレベルだった彼らが来日すると、まるでビートルズさながらのものすごい歓迎を受けた。日本では、彼らは「アメリカのビートルズ」と持ち上げられ、その盛り上がりは最高潮に達していた。 そして、帰国した彼らはそんな熱狂的な日本のファンへ感謝の意を込めたライブアルバム「At Budokan」をリリース。しかも、それはまた後に彼らのキャリアをさらに大きく変えていくことになる。 日本限定で発売された「At Budokan」後、アメリカでは耳の早かったボストンのラジオ局を始めとして、その音源をエアプレイし始め、それはシカゴやニューヨーク、ロスのような他の大都市にも波及。それを聴いたリスナーは通常のレコードの倍の値段もする日本からの輸入盤を買いあさり、結果的に30万枚も売り上げたという。 これに驚いた所属レコード会社のエピックはプロモシングルを作って、全国のラジオ局に配布し、本国でのプレスを決断。リリースするとたちまちミリオンセラーになり、結果的に「At Budokan」はアメリカだけで400万枚のメガセールス、ビルボードアルバムチャートでは最高位4位にランクイン、シングルカットされた「I Want You To Love Me」もシングルチャート最高位7位につけた。この快挙によって、彼らは日本以外でも多くの人たちが知る人気バンドへと変貌を遂げ、その後も一度も解散することなく、今日までの活動は続いていった。 それから30年後のこの日、彼らは再び、彼らの歴史を決定的に変えてしまった武道館のステージに立った。公演前から祝祭ムードたっぷりに、ステージに大きな白幕が張られ、彼らのキャリアを総括するような過去のプロモビデオ、テレビ出演映像、30年前の武道館ライブ映像が次々と流され、その1曲が終わるたびに、オーディエンスからは温かい拍手と声援が送られていた。 「Alright!! Tokyo!! Are You Ready!? Please welcome Epic recording artist Cheap Trick!!」 客電が落ちると、あのライブアルバムのように、冒頭の有名なMCが流れ、会場は熱狂。そして、アルバムの通りに「Hello There」〜「Come On, Come on」が威勢良く始まり、もうそれだけで胸がいっぱいになってしまって、涙腺も緩みっぱなしになってしまった。もうなんて言ったらいいのか、ほんとに言葉も出ない。完璧に感無量。彼らのライブを見るのは初めてではなくて以前にも観たことがあるし、ここでもチープトリックと武道館がセットになったということで、完全にノスタルジーなんだけども、ノスタルジーとわかっていながらも、何かそのノスタルジーすらも超えたマジックがその瞬間にあったように思えた。 ステージに立っている4人は、30年前の当時の画とは変って、みんないいおじさんの姿になり、全体のサウンドも演奏も当然変わり、ロビンの声も歳並みに変わってしまったんだけど、それでも昔と変わらず、いつものようにめちゃくちゃカッコよかった。また憧れてしまうくらいに。 事前のメディアの宣伝によれば、「At Budokan」の完全再現ということで、誰もがあのアルバムの再現を期待していた部分はあったものの、「Voices」や「Dream Police」、80年代の全米1位曲「The Flame」等の曲も演奏され、当時の完全再現ではなく、ヒット曲をたくさん抱えたいつものやり慣れた彼らのライブだった。例によって、花咲かじじぃピック投げありーの、イカれた5ネックのギター登場しーの、キッスのレコード投げーので。それでいいと思った。完全再現+アルファだったらいいなとは思ってたけど。 ライブ中にとても印象的だったのは、リック・ニールセンがしきりに何度も感謝の言葉をオーディエンスに投げかけてことだった。ここで「At Budokan」で起きたことの重大さや彼らと日本のファンたちの関係性がはっきり読み取れるような瞬間だったように思う。 彼らのオフィシャルサイトで、当日のライブ映像が少し見られます。 思うんだけど、この日のライブって、後で「At Budokan Again」とかいって、ライブアルバムとか、ライブDVDとか出ないわけ? ・・・出てもいいような気がするんだけど。まぁ、今だと武道館は音の良くなさも多分目立つだろうし、リックもライブ中に何度かギターの音が出なくて困ってたけど・・・その辺は何とか勘弁してもらうとして<笑>。 Setlist 1. Hello There 2. Come On, Come On 3. Big Eyes 4. California Man 5. If You Want My Love 6. Best Friend 7. Downed 8. I Want You To Want Me 9. I Know What I Want 10. Voices 11. High Roller 12. The Flame 13. That 70s Song 14. Surrender -------------------------------- 15. Dream Police 16. Auf Wiedersehen 17. Clock Strikes Ten 18. Goodnight |
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