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別に好きなことは1つでなくていい。
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- 2007/09/28(Fri) -
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![]() Who You Are - Cary Brothers テネシー州ナッシュヴィル出身、ロサンゼルスで活動するSSWのデビュー作。ちなみに、名前は兄弟ユニットの名ではなく、ブラザーズという人の苗字です、紛らわしいけど(苦笑)。 彼はこれまでアメリカ南部の人間には珍しく、ニュー・オーダーやスミスのようなニューウェーブや翳りの強い英国音楽、または70年代のフォーク音楽を好んで聴いていたという。音楽好きが興じて、11歳でピアノを弾き始め、13歳になるとギターを弾き始め、それからずっと趣味で作曲を重ねるようになったそう。かといって、別にそこからプロミュージシャンになる意欲も特別強くなかったそうだが。 シカゴの大学へ進学した彼は、映画製作のほうに関心が向き始め、卒業後、ロスへ移動し、そこで映画製作の会社を設立。映画を製作しながらも、かといって趣味の音楽を止めたわけでもなく、そのままずっと曲は作り続けていたそうだが、ついにその映画会社を辞めた時、その自分の曲を持ち出して、ライブハウスやカフェで演奏し始めるようになった。 そしてこの頃、大学時代に映画を通じて親交を深めていた友人ザック・ブラフと再会。ザックはエミー賞(ドラマ版アカデミー賞)をも取った医療を舞台にしたシチュエーション・コメディ「Scrub」の主演男優で、当時は自身主演の映画の初の脚本を執筆中だった。そこで、そのザックにキャリーは持ち曲の1曲「Blue eyes」の入ったテープを手渡すと、後にその映画のサウンドトラック盤に彼の曲は収録され、しかもそのアルバムは2005年のグラミー賞ベスト・コンピレーション・サウンドトラック・アルバムを受賞。 すると、iTunesでは「Blue eyes」が5万回以上のダウンロードを記録し、総合シングルチャート50位以内にランクイン(フォークチャートではベスト10入り。)、マイスペースの彼のページでは、再生回数がなんと150万回を超えるという現象に。その後も、今回のアルバム収録の「Ride」なんかが数々のドラマやザックの出演する映画などで流れているという。 自分が普段好んで聴いているSSWアルバムとはタイプは違うけど、これはこれですごく良いアルバムなんだな。自らの不安や葛藤を解き放つようなスケール感で歌い上げ、一方で優しくメロディアスに、自らを癒すかのように音楽をかき鳴らし、心の平穏を取り戻そうとする、ほんとに美しいアルバムで。 英国音楽を好むというだけあって、アメリカの、しかもロスのSSWとしてはかなり珍しい、メロウで叙情性の高い音楽をやっている。しかも透明度が高く、奥行きと立体感のあるサウンドで、この辺、彼が影響を受けた80年代的だったり、U2っぽい感じだったり。 あんまり強く物悲しげでこじんまりした感じにせず、全体的に空間スケールが大きく、美しく力強い楽曲が並んで目立つのは大陸に住むアメリカ人ゆえか。3曲目のタイトルトラックの力強さなんかはちょっとフー・ファイターズぽくも感じるかな。 デビュー作にしてこの成熟した内容はもっと取り上げられてもいい作品だと思うんだけどね。日本人的琴線に触れるような、印象的で親しみやすいメロディが多いと思うし、アルバムを聴き進めば、案外キャッチーなとこもあったりするし、もっと聴かれてもいいアルバムだと思う。 |
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ロックスターだったよ。
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- 2007/09/25(Tue) -
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Jason Falkner (Opening Act: Colorama ) @ O-nest Shibuya Tokyo
O-nestは昔、音楽誌「クッキー・シーン」のイベントで行ったことがあるけど、ライブ会場としては小さな会場で、キャパシティ的には200〜300人でいっぱいという会場です。ライブスペースが階下にあり、階上にドリンクスペースがある感じで。 オープニング・アクトは英国リヴァプールのミュージシャン、コロラマことカーウィン・エリスの弾き語り。この方、後で調べてわかったのだけど、くるりのこの夏のホールツアーのサポートメンバーだったそうで。どうやら「NIKKI」の英国レコーディングからの付き合いみたいで。熱心なくるりファンの間では「かーくん」と呼ばれてるらしい(笑)。 フォーキーな曲をじっくり聴かせる様に演奏する人で、MCも「次の曲は何についての曲です。」とかってただ落ち着いた調子で優しく淡々と語りかけ、曲の演奏が終わると、むふふ、と満面の笑顔をフロアに向けて、ソフトなムードを随時促していくような、そんな感じのステージ。 最初はこの淡々とやり抜いていくだけの感じに、誰も自分のことを知らない人へ向けてのアクトだから、もしかしてちょっと緊張してる?とかって思ったんだけど、ずっと様子を察してると、だからといって別段オロオロしてる感じでもないし、結局それは単に彼が持つ天然のムードなんだなと(笑)。 曲も自分の身近な日常や自分の心情を綴った素朴な曲が多かったので、それをしかもアコギ1本で弾き語りだし、特に派手な調子にも興奮した感じにもまるでならないんだけど、きちんと曲に耳を傾けると、実はその曲調の中にも耳馴染みの良い感じの、耳を惹くような伝統的なポップのツボやそのメロディを押さえたところがあったりもしたんで、その辺が個人的に良かった。 ステージを観て気分良く残ったのは、特に多くを求めない弾き語りのごく普通の心地良さと、それにあの曲を終えた後の、むふふっていう感じでした(笑)。 メインアクトのジェイソン・フォークナーは、ジェイソン自身、MCで言及していましたが、彼がソロデビューしてこの10年以上のもの間、なぜか自らの作品に伴う来日公演ツアーはこれまで1度も行われることはなかったんですよね。彼はジェリーフィッシュによる知名度もあり、ソロ前2作ではメジャーレーベルと契約していたし、今やどんな海外のインディバンドでも、これだけたくさんの来日公演が行われているのにもかかわらず、彼が公演するチャンスはなぜか1度も訪れなかったのです。今回はほんとに待ちに待ったっていう感じですよね。一番長いファンだと10年越しの想いですよ。今回この公演が行われたのも、日本のくるりが彼を京都の音楽イベントに呼んだから、というきっかけによって生まれたものです。まぁ、きっかけは何であれ、やっと巡ってきたチャンス。期待はほんとに大きかった。 そのオーディエンスの期待はもう本人とバンドが出てきた時の盛り上がりからもうよく表れていた。そしていよいよ始まるショウ。ジェイソンはギターを持ち、フロアに笑顔を振りまく。そしてさぁ曲が始まるぞって時に、ジェイソン、自分の楽器担当を間違えたことに気づき、苦笑いしながら楽器をスウィッチ。最初に彼の弾くべき楽器はギターじゃなく、鍵盤の方だった(おいおい、頼むよ。/苦笑)。 こんな大ボケをいきなりカマして、笑い(拍子抜け?)を誘ったジェイソンは、曲が始まるとやはりロックスター。ジェリーフィッシュイメージのポップの人というよりは、はるかにロック寄りの人。ギターを弾きながら、カッコ良く歌を歌い、ロックする。ライブは今年リリースされた新作の曲中心に演奏し、それはそれは文句なしに素晴らしかった。新作の曲はものすごく良いアルバムだっただけに、オーディエンスの反応もとても良く、とても盛り上がってた。またステージ脇にはくるりの2人も来ていて、ファン状態でライブ鑑賞。 ライブ中のジェイソンはいきなり楽器間違いから始まって、よく自分のギターピックを見失ったり(で、隣のベーシストに助けてもらったり、/苦笑)、よく途中でギターに刺さってるプラグが抜けちゃって音が出なくなったりして(サイズの合うのがここでは見つかんなかったんでしょうね。)、ちょっと天然くんだった。でも、女性ファンからは「そんなとこがかわいい〜」とか言われちゃってたり(笑)。 1回目のアンコールには、なんとジェリーフィッシュの「Man I Used To Be」が披露され、大感動(翌日にはなんとグレイズの曲も演奏したとか。)。2回目のアンコールのデビュー作からの2曲の演奏にはくるりの2人が参加し、完璧に演奏。彼らは10年以上の前の曲だって曲を隅々までを熟知しているほど、ほんとのジェイソンの曲が好きみたいだった。 ライブが終わって、しばらくすると階上のドリンクスペース脇に設置された物販コーナーにジェイソン登場。あっという間に群がっていったファンたちに囲まれて、即席サイン会状態に。せっかくのチャンスだから、僕もジェイソンに会おうかな、とそのサイン会に参加。かなり時間がかかりそうだったので、ドリンクを飲みながらしばらく傍観状態。だいぶ人が減ってきてから一番最後に並び、すると番が回ってきて、「やぁ、ついに僕が最後の人だよ。」と言うと、「ああ、そうだね。ずっと並んで待っててくれて、どうもありがとう。」とかって言ってもらって、「いえいえ(笑)。」みたいな。ほんと気さくで良い人だったです。 くるりの岸田くんもすぐ側にいたので、ちょっと話かけちゃったりしてみようかな、と思ったけど、誰か知り合いらしき人と話をしてたので、邪魔になるかと思ってやめといた。見た感じ、すごく真面目そうな青年だった。この人があの音楽を作ってるのね、と。 帰りがけにスペースの出口付近に1人でいたベーシストに「良いライブだったよ!」って一言声をかけてあげたら、ほんとに嬉しそうに「どうもありがとう!」って丁寧に頭まで下げてもらって感謝されてしまった(笑)。 Setlist 1. This Time 2. NYC 3. The Neighbor 4. Stephanie Tells Me 5. Movies 6. Runaway 7. This Life Of Mine 8. Komplicated Man 9. The Knew 10. Holiday 11. I Don’t Mind 12. Contact 13. Honey ------------------------------------------ 14. Revelation 15. She ‘s Not The enemy 16. Man I Used To Be ----------------------------------------------- 17. She Goes To Bed 18. Miss Understanding 19. Goodnight Sweet Night 20. All God’s Creatures |
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ノルウェーのアイドル。
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- 2007/09/22(Sat) -
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![]() Coming Home – Aleksander With ノルウェー・トロンドヘイム出身19歳若手ミュージシャンによるデビュー作。 カナダ在住時に周りの熱狂的な会話に「へぇ、そうなんだ。」と適当に聞き流していたのだけど、最近ケーブルチャンネルが観られる様になって、その話題になっていた「アメリカンアイドル」をやってるのを観ることができるようになったんですよね。で、どんなもんなんだろう?と思いながら観てたら、意外に面白いもんでね(笑)。ファイナルにはボン・ジョヴィが出てきて、参加者それぞれに自分たちの持ち曲を1曲ずつ与えて、本人直々に歌指導し、オーディションに備えたりしてね。で、オーディションの場では審査員のサイモン・コーウェルにボロクソに言われたりしちゃってね(笑)。 元々は英国のアイドルオーディション番組から始まっているこの番組は、毎週視聴者による投票によってオーディション参加者の脱落が決められていってて、最後に残ったものが優勝者となって、メジャーデビューできるという仕組みになっているわけだけど、その毎週送られてくる投票の数はなんと大統領選すらも超える規模だそうで、そんな空前絶後のリアリティ番組として大人気を博した結果、その他の国でも、カナダやオーストラリアを始め、同様の番組が放送されるようになってきているのだそう。 そして、このアレクサンダー・ウィズも「ノルウェー版アメリカンアイドル」の優勝者であり、彼が優勝した昨年のシーズン4までの中では最も若い優勝者だったという。優勝者となって、メジャーレーベルと契約を果たした彼は、昨年の10月にこのデビュー作をリリース。すると、アルバムは国内アルバムチャート4位を記録するという快挙を達成。今年7月には日本盤もリリースされた。 アルバムは、彼一人の力のみで作ったという感じがする作品ではなく、腕利きのミュージシャンたちが集まって、一緒になってとても丁寧に作り上げたという様子が伺えるメジャータイトルで、全体的に適度にゴージャスで、メロディックで親しみやすさの強い作風の良く出来たアルバム。コールドプレイやトラヴィスなどのような叙情性をうっすら保ちつつ、鍵盤の音の美しさと彼の持ち味である歌心を押さえた楽曲が並び、特に嫌味な感じも押し付けがましい感じもなく、すらすら聴くことができる。 アイドルオーディション番組出身者ということ、またこの若さとこのルックスの良さから、彼のファンの大半はきっと10代や高くても20代の若い女性という感じなんでしょ?という感じはするものの、個人的には「Deep」とか好きな曲も多くて、このアルバムを素直に美味な作品として楽めてます。昨今人気を博しているピアノを生かしたロック系男性SSWを好む人には、きっとこのアルバムは普通に好かれると思います。 |
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てんでバラバラな3人。
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- 2007/09/19(Wed) -
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![]() Soft Targets - Earl Greyhound (フル試聴可能) ニューヨーク・ブルックリンの男女ダブルボーカルのトリオバンドのデビュー作。 70年代から現れたような痩せ型長身の白人ボーカル&ギタリスト、アフロヘアで褐色の女性ベーシストに、アース・ウィンド・ファイア?のメンバーみたいな(笑)黒人ドラマーというてんでバラバラな感じが他では類を見ないほどまた超個性的、いかにも人種のルツボの大都市・ニューヨークから生まれたバンドらしい感じ?といったら、かなり勝手な印象だとは思うんだけど・・・でも、このデコボコトリオ(失礼)が創造性逞しい自由なハードロックを繰り広げているというのは興味深い。 さすがこの個性的なメンツだけあって、音楽自体も面白い作品に仕上がっている。8分40秒にも渡る「Monkey」なんかの豪快なギターリフノイズとドカドカしたドラムで引っ張り続ける展開型ハードロックは問答無用で圧巻だが、そうした伝統的なハードロックミュージックを軸にしながらも、このアルバム内にはボーカルハーモニーも織り込んだ、かなりキャッチーでメロディアスな部分もかなり多く取り込んでいて、そこにはビートルズやTレックスなどのようなポップバンドの影響も大きくこのバンドには作用しているのが印象的。また都会のバンドということもあってか、時には洗練されたニュアンスもあるし、女性ボーカルの存在も音楽を個性的にさせている。ハードロックならではの濃厚さもありながら、その分聴きやすさもあるとこも嬉しい。 まぁ、こういうバンドだから、スタジオ盤より絶対ライブのほうが断然遥かにエキサイティングして楽しめるのだろうと思うけど、アルバムの方ももう一化けしたら、とんでもないバンドになる予感があり、これからがものすごく楽しみなバンド。爆発力に期待。いつかライブのほうも観てみたい。 |
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はっきり言って超が付くほどカッコイイ。
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- 2007/09/16(Sun) -
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![]() Icky Thump - The White Stripes アメリカ・デトロイト出身の兄妹デュオの6作目。 1997年にバンドを結成し、インディから2枚の作品をリリースした後、V2レコードとメジャー契約。3作目「White Blood Cells」をリリース後、本国より英国から先に火がつき、その後、ニューヨークのバンドのストロークスらとともに、2000年代初頭の「ガレージロック・リバイバル」の中心的存在として、認知されるようになる。結果、本国でもゴールドディスクを獲得。2003年には4作目の「Elephant」をリリース。英国アルバムチャートで初登場1位、米国ビルボードチャートでも最高位6位を獲得。このアルバムでは特にリーダートラック「Seven Nation Army」が大ヒットし、グラミー賞のベストロックソングを受賞、またこのアルバム自体もベスト・オルタナティブ・ミュージック・アルバムを受賞している。2005年にリリースされた5作目「Get Behind Me Satan」でもその好調ぶりは維持し、英米のアルバムチャートそれぞれ3位が最高位。また前作と同様、再びグラミーのベスト・オルタナティブ・ミュージック・アルバムを受賞。6作目の今作は、英国アルバムチャート1位を再び奪取、ビルボードでも初登場2位に位置し、これまでの最高位を獲得している。 ホワイト・ストライプスといえば、伝統的なブルーズロック/ハードロックやデトロイト出身のバンドらしくパンク/ガレージロック、そしてフォーク/カントリーを始めとするアメリカのルーツミュージック等々の音楽を深く織り交ぜつつ、またそれを現代に沿った風に上手く洗練された形で表現をするロックバンドで、一見、かなり古臭く、泥臭く聴こえる音楽であるのだけど、それを懐深く、創造力逞しくも、刺激的かつ新鮮にかき鳴らすのが彼らの醍醐味である。 彼らに特徴的なのは、「多くの制約の中にこそ偉大な創造性を引き出すことができる」という考え方そのもので、そもそもバンド自体も、ギター&ボーカルの兄貴とやたらシンプルなドラムを叩く妹のみ。アルバム制作は超低予算で2週間もかけずにレコーディング。今や主流となる音楽制作ソフト等は一切使わず、8トラックのアナログテープを使って録音し、機材も最近のものは使わず、60年代に使われたものとかそういったものを使うという、徹底したローファイ思想。さらに、音楽制作のみならず、彼らの見かけや服装の色までにも制約をかけ、赤、黒、白以外全部ダメ。アルバムアートワークにもその3色以外は出てこない。以前に、妹が女性らしく、紫かなんかの色の服をライブで着ようとしたら、兄貴が素で怒ったっていう、そんな話も。 前作では、前々作で1つの大きな売りであった刺激的なエレクトリックギターすらも大きく削減。足かせをさらに付けまくった状態で、代わりにピアノのような鍵盤楽器にマリンバといった珍しい楽器を使って、彼ららしいアコースティックなルーツミュージックを探求した異色作。言ってしまえば、主力の太刀は使わず、脇差またはその他のみ(扇子とか?)で頭を使って挑むようなこのバンド(笑)、果たしてこの人たちの限界の淵なんてあるのか?といったとこだった。 で、今回。今回は今回でまた大きく異なるものとなった。これまでとは逆に、かけていたいくつかの制約を解き放つに至った。レコーディング期間も3週間、とバンド史上最長。いつもなら、さくっとばすっと作ってしまうとこを、今回は時間をかけて練り上げた。それは彼らにとって英断となったというより、その機は熟したとでもいうか。 それをなんとなく察することができる気がするこの作品は、これまでのキャリアの集大成を掲げたような・・・いや、そういう言い方より、無尽蔵のクリエイティブティを保った、ほんとにぶったまげるような内容で、冒頭に流れるタイトルトラックの一発目から思い知らされる。もうなんていうか、ハンマーで殴られたような衝撃で、脳みそがグラグラして、ほんとカッコ良すぎるの一言。・・・やっぱいろんな重りを脱いで、本気出すと、腰抜かすほどすごいのね。 ファズの利いたエレキギターが大きく轟き、また時に悲鳴を上げ、楽曲の真ん中で指揮を取りつつ、ソロイストのように自由に舞う。そしてドラムはそのに合わせるかのように、相変わらずシンプルながら、バシャバシャドカドカと鉄槌を打ち付ける。ボーカルは叫び、キレにキレまくってるし。こんなすごいボーカリストだったっけ?彼らのブルーズロックが云々とかいうより、とにかく破壊力ありすぎ。 かと思えば、突然、トランペットが高らかに鳴り響き、50年も前の曲をキレまくった形で現代のこの時にカバーしてみせたり、かと思えば、突然バグパイプが鳴って、アイリッシュトラッドをモチーフにした楽曲があったり。この辺、相変わらず彼らの引き出しの多さとそれを普通に自分のものにして上手く表現できてしまう器用さ、奥深さを物語っている。 今までの作品もかなり印象的だったけど、このアルバムはほんとに心底刺激的で唸るよ。 |
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ドタバタドタバタ。
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- 2007/09/13(Thu) -
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→先週、うちのテレビが突然映らなくなった。
→これまでずっと使い続けてきたテレビは去年の後半あたりから、もう新しいのに変えようよという話がずっとあり、あとはきっかけや踏ん切りだけの問題になっていたのだが、テレビが映らなくなった途端、その翌日の朝には某大型家電屋さんに直行。 →2、3日もすると、テレビが届き、真四角いブラウン管テレビから、ワイドな液晶テレビに。 →ワイドなテレビにかなり違和感。 →アナログだからか、大きなテレビでは画面映りが粗い。 →こーなりゃ、すぐさまとっとと地上デジタルにしちまおうぜ、という話になる。 →どうせ地上デジタルにするなら、もういっそうのことケーブルとかにしようぜ、チャンネル数増えるし、BSも観られるし・・・っていう話がそのテレビの届いた日に勝手に決まってた。 →それを僕は知らないまま、その翌日、いきなり電話で、うちケーブルにするから、あとどうせならインターネットのプロバイダもケーブルにしなさいよ、ケーブルの営業の人をすぐ呼ぶからと告げられる。 →帰宅後、10分程度の話し合いで、なんか流れ的になんとなくインターネットもケーブルに移行決定。 →ほんとは自分の中で長期的な計画があって、ガタがきはじめてるパソコンをもう1年くらい使って、そしたらニューマシーンへ乗り換えて、その時に光ケーブルにしようかと思っていたのだけど、そんな秘めた計画も一瞬にして崩れる。 →しかしながら、ケーブルに乗り換えるメリットは大きい。基地局が遠かったおかげで、ADSL26mの下り速度1mも出ていなかったのが(それでも大して困ることはなかったのだが、)、ケーブル30Mによって、その10倍以上に跳ね上がる。また、無線が好きでなかったため、電話線口の近くの自分の部屋でない部屋にわざわざパソコンデスクを配置していたのが、この際の工事によって、正規の自らの部屋にそれを置くことを可能にすることができる。家族の人間も僕をその部屋から追い出すことができ、すっきり。 →翌日、ダルビッシュ似の好青年がケーブルの契約をしにやってくる。 →工事は3日後に一方的に決定。 →無理だ、平日3日で自分の部屋に全てのものを引越しって、時間的余裕がなさ過ぎる。しかもオンライン上でも引越しをせねばいけないんでしょ、プロバイダが変わるんだから。放置してるホームページとかもどうしよう・・・。 →突然3日後にあなたんちの住所と電話番号が変わりますからって言われた感じだよね、これって。 →せめて一週間くらい時間くれよ!来週じゃダメなのか? →「ダメよ、来週は旅行でいないんだから。」とかいう理由で、「今週中じゃないとダメ。」と見事に一蹴され。 →はぁ?そんな話、今初めて知った。 →家に帰ってきてから、即座に撤収作業。大掛かりな家内引越し。六角レンチとプラスドライバーを片手に、でかいパソコンデスクを解体し、自室にそれを持っていき、再び組み立てて。仕事から帰ってきて、何でこんな汗だくの肉体労働してるんだ?でもって、ここにあるものは全て上に上げなければ・・・気が遠くなる。 →それも発端は全て、一台のテレビが壊れたから・・・ってどんだけ話が発展してるんですか。 →あー、もうどうせなら、この際全てが変わるなら、パソコンも替えちゃおうかなあ、と魔が差してくる。こうなりゃ、こっちの計画も何も、勢いだよ、勢い。 →ちょっとした隙に家電屋に様子見。ほんとに買っちゃおうかなぁ、と気持ちが揺らいでくる。決算直前セールだってさ・・・・明日まで(悪魔の囁き)。 →翌日、購入決意。店員さんを呼び、「今これくらいしか現金持ってないんだけど、これ欲しいんですよねぇ・・・。」という出だしから、どう見ても理想と現実に開きのありすぎる無理難題(笑)をバシバシ吹っかける。最初から「これ買う。ください。」と言わずに、「いやぁねぇ、買おうか迷ってるんですよねぇ。いや、実はもうこれ欲しいと思ってるんですけどねぇ・・・でも持ってる現金はこれしかないから・・・何とかなんない?」みたいな切り口から入るのが我ながらイヤラシイ。でも、ここは心を鬼にして、全力で向かわないと、この戦いは勝ち抜けない。猛攻撃の挙句、さらにもっと攻撃を浴びせようと思ったけど、人当たりの良さそうな顔が引きつっていったのがかわいそうだったので、お互い納得できそうなとこでやめた。 →毎回こんな客といつも戦ってるんだろうなぁ、彼らは。仕事とはいえ、少し気の毒に思う。 →ニューマシーン購入。ハードディスクの容量、前の6倍以上になる・・・。 →引越しは半分も終わってなかったが、やっぱり時間がなさ過ぎの為、何とか必要な体裁だけは整え、結局、そのまま工事突入。 →無事終わる。途中であれこれ注文やら質問やらして、かなりうるさかったと思うけど、彼らは期待に応えてくれた。 →やっぱりデジタルはきれい。無駄にチャンネルが増えて、その選択肢の多さを堪能。 →釣りチャンネルのナレーターの語り口調が、あんたが釣ってるのか!っていうくらい熱いのがウケる。 →これで最初から最後まで心置きなく、野球を楽しめるのがいいね。 →コナン・オブライアンの番組がケーブルで観られたら、最高なんだけどなぁ。通訳・字幕なしでもいいからさぁ。 →音楽チャンネルは暇があれば観るかも。でも、ちょっと観た感じでは、自分の音楽探しにはあんまり強い影響はなさそう。ただなんとなく観てる分には、苦にはならない。 →速度が速いと快適だね、やっぱ。話によると、もうすぐケーブルも160Mのサービスもできるんだってさ(一部の地域ではもう始まっている。)。すげぇ!と思ったものの、最早そこまでの速度が必要かなぁとも思うんだけどね。 →Vistaはわけがわからん。 →パソコンの中の曲サンプル集の中に、なぜかポウジーズの新譜から2曲も収録されていた。・・・選んだの誰? →古いパソコンから必要なデータも持ってこないとなぁ。 →まだ全然色んなとこが片付かなくて、落ち着かない。 |
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まぁ、こんなもんだろう。
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- 2007/09/09(Sun) -
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1. Take me to heaven / BMX Bandits 2. Jeez Louise / Grandaddy 3. Movies of Antarctica / Stars Of Track And Field 4. Going to a town / Rufus Weinwright 5. Roundabout / Axe Riverboy 6. Drama Queen / Switches 7. Dancefloor / The Holloways 8. Song in my head / Sherwood 9. Revolution in the heart / Ed Harcourt 10. Imitation / Melee 11. Something in new / The Orange Peels 12. Midnight Choir / The Thrills 13. Crows and Ravens Group In Clusters / Low Season Combo 14. Essentials / The Broken Beats 15. Run / Ben Kweller 16. The man / Pete Yorn 17. What Would Steve Do? / Mumm-Ra 18. Built to lust / Melee 19. Dead Meat / Sean Lennon 20. Unguided / New Pornographers 21. You make my dreams / Melee 急遽1時間くらいで作ったミックスCD。かなり雑な出来だけど、聞き返し後の並び替えも、差し替えもなく、短い時間で作ったのでしょうがない。後で聞き返したら、あれー、ジェイソン・フォークナー入れてたはずなんだけど、マムラが入ってるなぁ、とか、アップルズ・イン・ステレオの曲入れたかったのに、なぜかディスクとパソコンとの相性が悪いのか、認識せず、この場では断念せざる終えなかったり、実はメイレイは入れる必要がなかったり、中盤がどうもクドすぎたり、自己満足的な後悔も多いが、次回リベンジするぜってことで。また時間があればね。 |
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