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適当感想。
- 2006/10/24(Tue) -
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Nightcrawler - Pete Yorn

最近、なんとなくプレーヤーによく乗っているのは、ピート・ヨーンの3作目。彼はデビュー作ですごく注目を浴びて、本国ではゴールドディスクを獲得したという、マルチプレーヤーなアメリカのSSWですが、この作品は、そこで始まった「朝・昼・夜」3部作の完結編。プロデューサーには、あのマイケル・ベインホーンを始めとする複数の人を使っていて、中にはブッチ・ウォーカーの名前も。SSW作品にしては、ギターロックな感じで、アッパーに行ったりもするので、ちょっと新鮮。内容的には、聴いててパール・ジャムだとか、フー・ファイターズのようなアメリカのオルタナロック音楽を感じながらも、しっかりと渋みのある内省的な歌と音を繰り広げるSSW作品としても成り立ってる感じ。器用なSSW的部分と大陸的なアメリカンロッカーな部分と両面を持ってる感じですかね。こんなノリが今は気分的にハマってるみたい。Myspaceでも聴けるフォーキーな「The man」っていう曲は出色の出来。とても良い曲を書く人だと思う。

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Ben Kweller - Ben Kweller

サンフランシスコ出身で、現在はニューヨークに在住するポップなSSWくんの3作目。彼はファーストの頃から、その類まれなソングライティングセンスとソロワークで、日本でも注目を受けていた人なんだけど、自分とそんな彼のポップミュージックとは上手くかみ合わなくて、特にそれ以降も興味を持っていなくて。でも、今回の作品をちょっと聴いてみたら、意外や意外にとっても良くて。良い意味で丸くなって、全体的に肩の力が抜けた感じで無理なくメロディを紡ぎ、歌を歌ってる感じが好感触。才能のある人ではあったから、そもそもこのくらいの物は作れた人なのかもしれないけど、大人になったのか何なのか、何か彼の中で心境の変化でもあったのかな?とも思います。プロデューサーは、ピクシーズやフー・ファイターズを手がけたこともあるギル・ノートン。彼の提案で、全ての楽器をベン1人で演奏することになったそうです。だからセルフタイトルなのね、きっと。

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Major Lodge Victory - Gin Blossoms

今年は、グー・グー・ドールズも4年ぶりにアルバムが出たし、8年ぶりにソウル・アサイラムのアルバムも出て、さらには、再結成したこのジン・ブロッサムズが9年ぶりに新譜をリリースしたりして、こういう良質なアメリカンロックを再び耳に出来た年でもありました。もう今は昔のような大きなヒットだったり、盛り上がりは期待するのは難しいのかもしれないけど、いつまでも変わらないような美しさがこのアルバムには残っていました・・・いや、残っているどころか、それは円熟の域に達した状態で、燦然と輝きを放っていました。ああ、もうウットリ。安心してこのメロディとハーモニーに身を委ねていられます。

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The Long Way Round - Louis Eliot

すでに解散してしまったリアルトっていうUKバンドでバンドの中心を担っていたルイ・エリオットの一昨年にリリースされていた初のソロ作品。フォーキーかつ温かいインディポップなサウンドの中、つらつらと日常の歌を歌うという感じで、かなり正統派なSSW作品なのですが、その奇の衒わなさが聴く耳の心地良さを促していきます。特に毒もなくて、地味なんだけど、すごく良い。こののんびりとしたスピード感に、自分の気分ごと全部をそのつらつら流れる音楽にそっと預けていけてしまう居心地の良さ。ぬくぬくしながら、いつまでも聴いていたい、そんな作品。

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Dog Problems - The Format

アメリカ・フェニックス出身のインディポップバンドの2作目。プロデューサーにはレッド・クロスのスティーヴン・マクドナルド、オーケストラル・アレンジメントにはロジャー・マニングJrという強力布陣。・・・もうこれってそれだけで、とりあえず聴け!って言ってるようなものでしょ?(笑)聴かれる内容も、クラゲの直系遺伝子を持った、折り目正しいドリームポップ作品の傑作。僕のは日本盤ではないけど、日本盤のボーナストラックにはジェリーフィッシュの「Spilt Milk」の中の1曲「The Glutton of sympathy」のカバーが(えー!)。犬のジャケがかわいいと思いつつ開けてみると、なんとそれは飛び出す立体ジャケ!・・・制作費もかかったろうけど、そんなセンスがすごくクラゲっぽい(彼らのレアアイテムにはそういう遊び心満載のものがたくさんあった。)。

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Shine On - Jet

流行のiPodのCMをパクったような映像の中で、世界エアギター選手権の優勝者もCMに出てギターを弾きまくる、今一番のロックな話題作といえば、このオーストラリア・メルボルン出身のバンド、ジェットのセカンド。正直、彼らのファースト時は、何で彼らのような古趣味なガレージバンドがメインストリームで受けていたのかが、あんまりよくわからなかったんですよね。・・・とか言いながら、カナダ在住時、HMVに流れてて、「何これ?」って傍にいた店員さんに聞いて、勢いで買っちゃったクチなんですけど(・・・説得力なし。/苦笑)。
今回のジェットは凄い化け方をしましたね。これで年間ベスト10級の傑作にあげる人も多いことでしょう。だから、そんなに話題にもなって、売れてもいるのだろうと思います。アルバムのイントロダクションとそれと同じフレーズを持つ本題の楽曲が作品最後に置くというやり方がとても印象的なこのアルバム。持ち前のガレージ感覚もありながら、主題はメロディックな後期ビートルズで、渋みの利いた70年代初頭のブルーズロックっぽいテイストもちらほら散見でき、セカンドを出す若いバンドにしては、恐ろしく成熟しすぎてて、かなりオヤジ趣味な音楽選択です(苦笑)。そしてこの真っ黒なジャケと怪しいサングラス(ぶははは!!)。すごく出来の良いアルバムなんだけど、相変わらず、そんなズレた感じが、あんまり大衆向けっていう感じはしないんだけどねぇ(出来が良いんだし、ウケてるんだし、いっか。)。現時点ですでにこんな完成されてしまった超早熟な彼ら、この先、どういう音楽を展開させていくのか、お父さんは若干心配です(笑)。
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