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スローな空気が流れる灰色の日には・・・。
- 2006/02/28(Tue) -
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Strange Geometry - The Clientele (Myspace) (スタジオライブ)

ロンドンの3人組バンドの2枚目。ある日、KCRWのスタジオライブを観てて、ああ、この優しい空気は結構スルメで良いかもって、試しに聴いてみただけって感じなんですけど。

バンドは97年に英国ハンプシャーで結成されたそう。98年、ロンドンへ拠点を移し、彼らはこつこつと7インチのシングルを次々にリリース。そして、2000年には、その出し続けたシングル数枚をを1枚に編集した「Suburban Light」をポインティという英国のインディレーベルからリリース。その後、現在、ティーンエイジ・ファンクラブやダイナソーJr.、アーケイド・ファイアらとも契約を結んでいるアメリカのレーベル、マージとも契約し、活動の範囲が広がっていきます。

2003年には、ついに彼らの初のアルバム「The Violet Hour」をリリース。そして、去年にはセカンドアルバムのこのアルバムをリリース・・・・といった感じで、トントン拍子ではないものの、地道ながらも少しずつ確実にステップアップしてきたバンドのようです。

まぁ、そんな地味にこつこつ努力してきたバンドをここでどかん!と紹介していきたいんですけど(笑)、そもそもこれはそんなにツカミのある音楽ではないんですよね。全然、どかん!ではなくて。ネオアコ調で優しく奏でるメロディはとてもポップで、聴きなじみがとても良いんですけど、60年代ソフトサイケなムードがその周囲を取り囲んでいて、ストリングスなんかとともに、なんとなくしっとりとドリーミーかつ繊細に、たらたら〜と流れていってしまう音楽なのでね、強い引っ掛かりがあるわけでもない。一言で表現するならば、「キラキラした日陰の音楽」。

自分で好きで手に入れておいて何ですが(苦笑)、こういう世界観のアルバムって自分の中ではそんなにしょっちゅう聴くような、自分好みのガンガンフックのある音楽でもないので、どの時に聴くか、どんな時だと自分にドンピシャで響くかって、意外にも難しかったりして、実はしばらく聴かずにいたりもしてたんですよね。まぁ、「ちょっと漬けておいた」ってやつですか?(笑)

・・・この感じって思い出してみると、昔、初めて買ったベルセバのジープスター期のアルバムを1回目聴いた時もそんな風に思ったような気がします。ちょっとその時の戸惑った感じに似てる。(それも何で手に入れたかっていうと、ぶっちゃけ、グラスゴーのバンドだからっていうだけだったから、っていう。/爆笑)。

でもね、そういうのってきっかけは何であれ、1回ハマるともう病みつきになってくるんですよね。要はタイミングで、その人たちの個性的な世界が自分の中で好意的に響く瞬間があれば、自分でもびっくりするほど、するする入っていく瞬間があるわけで。そういうのはなんとなく予感してて、これもそういうタイプだと思ってたのです。

そして、来ましたね、そんな日が。雨の日のちょっとけだるい灰色の朝。日陰の音楽には絶好のタイミングだったかも。外で歩きながら聴いてたら、自分のちょっと憂鬱な気持ちの中にするするっと入りこんできました。耳の中で相変わらずスローにキラキラと鳴らされる、外界とは隔離された独特な音世界。外の動きの速さや周りの喧騒から良い意味で取り残されたかのようになって、俯瞰でその動きの速さを目で追いつつ、心の中ではなんとも落ち着いた、豪華な気持ちになって。傍で鳴るストリングスの装飾がさらにまた、その気分を贅沢にさせていきます。

やばーい、これ!この朝のクソ忙しい時に、こんな落ち着いた、穏やかで素敵な気持ちになってしまって良いのかな?と嬉しい気持ちになったのは言うまでもありません。それで一気に病みつきに・・・。
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もうあの場所には帰るんじゃないよ。
- 2006/02/24(Fri) -
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Valor Del Corzon - Ginger(Myspace)

ジンジャーっていう人はどうも、なんていうか、よくわからん人なのだよね。ただの口うるさい負け犬なのか、それとも自分の不遇な状況にも真っ向から戦う誇り高き戦士なのか。それって、ただの自業自得なんじゃん?って思うことも多々あるし、かといって、そんな自分の不幸を背負ってでも、前に進んでいこうとする力強さも感じられずにもいられなかったりして、実際のところ、どうなんじゃい?って感じなんだけど、両方とも含めて、それがジンジャーなんだろうけどね。

ジンジャーはミュージシャンとして、ロックンローラーとしてはものすごく才能に溢れていて、それを紹介する場を今回も得られたということは素晴らしい。そして何より、今回、個人的に大きく評価しているのは、ワイルドハーツという、彼にとって大きな怪物から離れた場所で活動が出来ようになったこと。

こんなことは多くのファンを敵に回すことになるので言わなかったんだけど、個人的にはワイルドハーツはもうとっくに止めるべきと思ってたのね。もうそれはそれで良い伝説として葬り去ってしまえ!と。

「腐れ縁」という言葉があるけども、ワイルドハーツは良くも悪くも、その「腐れ縁」で持たされていたバンドだったと思う。特に解散、再結成と繰り返して頃から、その色合いが強くなっていたと思う。「腐れ縁」とは、「ソウルメイト」的な意味合いで、「固い絆」かつ「機能的な人間関係」という意味で、良い意味で捉えられることもあるけど、この場合は、どちらかというと、その「腐れ縁」がテンションの低い状態にもっていってしまうという意味合いが強くなってきてて、あまり喜ばれないものだったと思います。瞬間最大風速的な凄まじさって彼らは持ってると思うんだけど、いつだって長続きはしやしないのよね。生粋のロックンローラーゆえに悲しい性なのかもしれないけどね。

それでもファンとしては、その「腐れ縁」の良さを信じていたんだけど、結局繰り返される同じ過ちに、続くジンジャーの愚痴、そして再起をかけたはずの「The Wildhearts Must Be Destroyed」以降のバンドの状況改善のなさで、決定的な大きな失望感を持ってしまう。その時はさすがに、進歩なさ過ぎ!!そんなんだったら、早くワイルドハーツなんて止めてしまえ!!と苛立ちにも似た叫びが自分の中でこだましたのです。彼らとっては、ある意味安心な「腐れ縁」の場所へ帰るんだけど、結局それは自ら色んな意味での「不健康の温床」へ帰っていくことになってて、それを繰り返したわけです。

今回、ジンジャーは本気でひとり立ちするという意味で、このアルバムが作られたのだと勝手に信じています。

全てが上手く状況が進まない中で、彼はテキサスでソロアルバムを制作できるというチャンスを得ました。いまだ才能溢れるジンジャーは、今回の作品でも真っ当に彼の良さが反映された作品を作ったと思います。実際のところ、あんまりアルバム全体の音質はお世辞にも良いとは言えないし、歌ってることも去年次々に起きたことなどを始めにしながら、時にはいつものジンジャーらしく強弁に、時には叙情的にエモーショナルだったりして、彼の歌のド下手さをそのままに(笑)、彼なりにありのまま、今までにないくらい赤裸々に歌ってて、そんな強気な部分だったり、弱い部分だったりが逆に痛々しさをすごく滲ませていたりもするんだけど、ソロになって、自分の場所を初めて得た、という爽快感からか、誰に阻まれることもなく、彼の幅広い音楽性で自分のソロアルバムを演出し、それが大きくプラスの方向で出ています。これからアンセムになっていきそうな良質な楽曲もしっかりあるし、そんな中で自由も感じられるアルバムに仕上がっていると思います。

やっと健全な方向へ足が向いていったんじゃないかな。
広がりと可能性をまた感じられるようになって、少し希望が沸いてきました。
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60年代中盤のポップミュージックの理想郷。
- 2006/02/20(Mon) -
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Odessey & Oracle - The Zombies

最近は観なくなっちゃったけど、日産車のTVCMで、ゾンビーズの「Time of the season」が使われてるCMがありますよね。印象的なベースリフから入っていく曲。今回取り上げようと思うのが、その曲が収録されている、68年に出されたセカンドアルバム「Odessey and Oracle」です。(「Odyssey」のスペルが間違っているのは、アートワーク上にそういう風に誤って表記されてしまっているため。)

ゾンビーズ、というヘンテコな名前のグループは、60年代にイギリスで存在していた5人組のグループ。62年に結成され、64年にデビュー、それからの活動はたった3年。

バンドはそもそも、学校を卒業したら解散すると決まっていたような、ありがちな学生バンドだったそう。ところが、最後の思い出に、と出場してみた音楽コンテストで優勝。その後、彼らについたマネージャーの働きかけのおかげで、当時、EMIと共に肩を並べた英国2大老舗レコード会社、デッカ・レコードと契約します。

64年にデビューシングル「She's not there」をリリースすると、アメリカでは2位、本国イギリスでも12位に入り、いきなり大ヒット。続くシングルもヒットし、65年には満を持してファーストアルバム「Being Here」をリリース。

ところが、アルバムの方は思ったほど大きなセールスになりませんでした。実際のところ、ジャズやR&B的な手法も取り入れ、複雑で斬新なポップミュージックを目指していた彼らには、世間からは異端児扱いで、むしろこの時、大衆からよりビートルズなどのミュージシャンたちからは大きな評価を得る、という玄人受けのバンドになってしまっていたことは否めなかったようです。

そうこうしてるうちに、67年まで3年契約で結んでいたデッカとの契約が更新されることもなく終了。バンドはレーベルを探した結果、当時まだイギリスで出来たばかりのCBSレコードとの契約を獲得し、「サージェント・ペパーズ」の空気がまだ残っていただろうアビー・ロードスタジオで、ビートルズのエンジニアもやっていたスタッフたちとも手を組んで、セッションを開始。そしてその中から、次々シングルを発売するものの、結局ヒットに結びつくこともなく、ことごとく玉砕。

初めの大ヒットが嘘のように、みるみる下降線を辿っていく中、メンバーの内の2人がバンドの未来や収入面に大きな不安を感じ、バンドを脱退。それをきっかけにバンドも解散を決意し、残ったメンバーは新しいバンド結成の準備に向かう方向へ。ただ、レコード会社との契約上、アルバム発売はしなければならかったため、アビー・ロードでセッション録音していた楽曲をまとめ、それが68年「Odessey and Oracle」としてリリースされます。出た時はすでにバンドは崩壊状態だったため、ほとんどプロモーションもされず、当然話題もなることにもならず。

・・・しかし、その後、皮肉にも似た奇跡が起こります。当時、CBSのスタッフで、ミュージシャンやプロデューサーとしても有名だったアル・クーパーがアメリカからイギリスに来ていた際、英国CBSレコードから40枚ほどのレコードを渡され、その中に入っていたゾンビーズのレコードをアルは耳にして大絶賛。英国での不振からリリースを見送ろうとしていた米国CBSレコードに彼らのレコードをリリースすることを進言します。そして、アメリカでリリースされたシングル「Time of season」は全米3位になり、ラジオでのオンエアの波にも乗り、ミリオンセラーに。これに促される形で、アルバムもリリースされ、スマッシュ・ヒットしました。

このヒットに気を良くした米CBSは、大金のギャラを持ちかけ、アメリカでツアーをオファーするものの、もうとっくにバンドは解散し、新しいバンドが軌道に乗ってきていたため、メンバーはその申し出を拒否。そうすると、アメリカの南部で、ゾンビーズに扮した偽者バンドがツアーをして荒稼ぎする事件が起こったそう(苦笑)。

面白いのは、さらにその後で、残されたメンバー結成されたバンドはキーボードプレーヤーのロッド・アージェントのファミリーネームを取って、アージェントと命名され、70年代にキーボードを主体としたプログレッシブなAORバンドとして、ゾンビーズ以上にヒットを飛ばします。代表曲の「God gave rock and roll to you」はキッスに、「Hold your head up」はユーライア・ヒープにカバーされたりもしています。そして、このバンドには結成直後入ってきたメンバーにはラス・バラードがいて、この名前をご存知の方は、リッチー・ブラックモアが結成したレインボーの楽曲にして代表曲の「Since you been gone」や「I surrender」のコンポーザーとして、頭に残っていると思います。

ゾンビーズは解散してから評価された不幸なバンドの1つなのですが、特にこの「Odessey & Orackle」は今や、ビートルズの「サージェント・ペパーズ」やビーチ・ボーイズの「ペットサウンズ」らと肩を並べる60年代の代表作、ソフトロックの決定盤として評価されています。

このアルバムはピアノ旋律の利いたポップソングが並ぶアルバムで、アルバム冒頭の「Care of cell 44」や「A rose for Emily」などを聴いた瞬間からもうその素晴らしさがわかるでしょう。彼らのとてもわかりやすく、親しみやすいポップメロディとその美しさにはただただ「なんてこった・・・」とばかりに心震えます。この時ばかりは、ここで大きな影響を受けているビートルズやビーチ・ボーイズすらも超えてしまったかも・・・と思ってしまったくらいで。60年代中盤のポップミュージックの理想郷がここにあるといっても過言ではありません。

楽曲には独特のひねり利かされ、さすがに「演奏する時間分しか作曲に時間がかかっていない」とは間違っても言えないような、メロディに対する思慮深さと楽曲構成力が感じられ、当時を反映したようなサイケデリックなムードが楽曲を包み込みます。

世間では、ゾンビーズ版「サージェント・ペパーズ」と評されることも多いのですが、実際のところは、そんな緻密な計算も全くない、その時彼らが所有していた楽曲の寄せ集めで、ある意味「仕方なく」作られた作品であって、そんな寄せ集めで、こんな密度の濃い、こんな凄いものが出来てしまうとこに彼らの凄さを感じてしまいます。当然、1曲たりとも捨て曲などあるわけもなく、捨て曲の「す」の字すら、とてもおこがましくて言えなくなってしまうほど質の高い楽曲集です。

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「Just Choco Pop Soundtrack To A Life」
- 2006/02/14(Tue) -
*ちょこの企画を思いついた時は、なんて素晴らしく気の利いた良い企画だ!なんて思っちゃったんですけど、本来ヴァレンタインは女性がチョコを送る日であって、男がなにやら懸命に事前に色々準備してるっていうのはなんだか不気味だな、なんて思う節はありました。でもそれは後に、海外で住んでて、男性も女性に何かプレゼントをする日だっていうことがわかって、ああ、間違ってはなかったんだなってホッとしたりして(日本のヴァレンタインもユニークで、発想としてはすごく素敵だと思うけど、所詮お菓子会社の陰謀なのだ!・・・ともどこか思ってしまう。)。まぁ、この数年は個人的にはもうヴァレンタインは、最早もらうことより「あげる日」と化していて、何だか世間に逆行したすごい企画だったわけでした。・・・女性だけではなく、しっかり男性の方にも送りましたけどね、ええ(笑)。

それがなんと6年も続きました。よく続いたものですね。自分でも感心します。それもこれもやっぱ、送ってみて、すごく良い反応があったからだと思うんですよね。そして毎年楽しみに待ってくれる人がいた。もし全然面白くなくて、相手にされなかったら、もうとっくに終わってたと思うし、それを面白がってくれる人がいた、っていうことですね。こっちがびっくりするほど絶賛する方もいて、おいおいほんとかい?なんて思うくらいで、すごく感謝してくれるんですけど、いやいや、そんなに言ってくれるまで聴いてくださって、逆にどうもありがとうございますって感じで、なんだか恐縮してしまいます。はい。

最初の頃は、もうほんとに好きな曲を集めて、それをもっと聴きやすいようにするため、パズルみたいに組み替えて並べるだけ、っていう感じで、特に何か意図を持ってやってはなかったんですけど、それから徐々に熱が入るようになって、果てはテーマみたいなのまで決めるようになってきて。やってて初めて気づいたんだけど、結構自分が聴いてるその年のアルバムの傾向みたいなのがあるらしいんですよね。例えば、去年だったら、別に狙ったわけじゃないんだけど、聴いたら、サウンドトラック集みたいなストーリー感覚のあるアルバムを買うことがなぜか多かった。あとはエモっぽいやつも多かったかも。じゃ、今回はサウンドトラックっぽくなるかな、と。エモは今回入れなかったけど。必ずその前の年の色が集約されて、そこに入ったんですよね。興味深いことに。

そんな感じで、こちらもやっててすごく面白かった。それで、それを聴いた人が、こりゃぁ良い!って言ってきたら、これ以上のことはないじゃないですか、ねぇ?ただ、やった甲斐があったというものです。そして、できれば、それが良い形で広がっていけばね、良いかな、と。

今年は、前述の通り、サウンドトラックっぽい感じということでやってみました。基本的なノリとしては歌の意味や、音楽としての響きと重み、深みを持たせてみました。サウンドトラックって、個人的なイメージとして、ただの演出に限らず、何かメッセージめいたものを感じるイメージが強いんですよね。良いサウンドトラックとはそういった類のもの。

その分、若干暗さや苦さは出たとは思うんですけど、かといって言うほど、暗いという印象は与えなかったはず。後半はちょっと浮いてしまうくらいかなり明るくいったし、まぁ、終盤は暗いけど(笑)、結構今までやってなかった新鮮な部分もありながら、ちょこのラインは保ったかな、と。個人的にはかなりお気に入りのラインです。なぜなら、暗すぎても気が滅入りますが、明るく突っ走りすぎても、それが空を切ってしまう日が結構あるわけで。空元気になってしまう感じがしてしまいます。・・・ええ、それにこれを始めた頃に比べたら、随分大人ですので(笑)。

これで「ちょこ☆ぽっぷ!」は終了となりました。毎度、長い間楽しみにしていただき、ありがとうございました。来年からはまた世間に従って、従来の日本のヴァレンタインに戻りたいと思います(笑)。

*ジェリーフィッシュのライブ映像がこちらに。やっぱジェリーフィッシュの音に接すると自然と熱が上がってきてしまいますね。

今月リリースされるアルバムの中での注目盤は何もベルセバだけじゃないんですよ。これまでオンライン上でも聴けていたロジャー・マニングJr.のソロアルバムがついにCDアルバムとして出るんですよね。これがやたら評判のブツで、これまでのクラゲ関連の作品のどれよりもジェリーフィッシュに近いと、熱狂的なクラゲファンからはものすごい支持を得てるんです。

ロジャーはアンディ・スターマーと共にジェリーフィシュの音楽的支柱となっていた人物で(映像でいうと、一番奥に映っている人。アンディはドラムを叩きながら歌ってる人。)、たった4年間2作品の活動で、アンディと袂を分かち、クラゲ解散。その後、映像でいうとこの一番手前でギターを弾いているエリック・ドゥーバーと共にインペリアル・ドラッグをやったり、それが1作で終わったかと思えば、ムーグ・クックブックで宇宙服を着て(笑)エレクトリックな音楽をやったり、2000年に入ってからは同じく元ジェリーフィッシュのジェイソン・フォークナーやソフィア・コッポラの「ロスト・イン・トランスレーション」のサントラで共作もした元レッドクロスのブライアン・リゼルと共にTVアイズを結成して80年代音楽をやったり。またベックやフランスのエールのサポートメンバーなどの裏方の仕事の方でも忙しく活躍していて、意外にも今回が初ソロ。

これまでの彼の歴史や音楽は当人のオフィシャルサイトで確認できます。裏方業の活躍ぶりはページ上方の「CREDIT」のとこに行けば見られるんですけど、かなり驚くはず。食っていくために、あんまり仕事を選んでないような(笑)。彼のマイスペースはここ
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ちょっとやそっとじゃヘコたれない。
- 2006/02/05(Sun) -
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The Weight Is A GiftNada Surfスタジオライブ

去年出ていたアメリカ・ニューヨークからの3人組の4枚目。出だし好調だったものの、なかなか自分たちの思う通りの正しい評価をされなかった時代もあって、そんな中で苦労人的な側面も持ちながらも、着実に自分たちの道を歩んできた10年選手のバンドです。

結成は93年。ギターとベースが高校時代の同級生同士で、それが元に組まれたバンドでした。3枚ほどのシングルをインディから出した後、96年にファーストアルバム「High/Low」をメジャーのエレクトラからリリース。プロデューサーはリック・オケイセック。そして、そのアルバムからのシングルカットされた「Popular」が、MTVのへヴィローテンションに乗っかって、大きな話題に。当時は、同じくリック・オケイセックにプロデュースされたウィーザーのファーストアルバムのメガヒット後でして、しかも、音楽の雰囲気も似通ってるとこもあって、当たり前のようにウィーザーと比較されまくります。・・・まぁ、確かに雰囲気的に似てる部分は多いけど、実際のやってる音楽自体はかなり違うと思うなぁ、個人的には。もっとずっとグランジだし、ウィーザーより遥かに当時の時代的にはモダンな音楽で、曲の起伏も激しいしね。

98年、セカンドアルバム「The Proximity Effect」を制作。プロデューサーはマシュー・スウィートやルー・リードを手がけたこともあるフレッド・メイハー。ところが出来上がってみて、その出来にレコード会社が全く納得せず、一方的な本国でのアルバムリリース中止を決定(ヨーロッパではリリースされた。)。その後、エレクトラと袂を分かつものの、アルバム音源の権利争いをし、結局、本国で自主レーベルからそのアルバムがリリース出来たのは、2000年になってから。

02年には、3作目の「Let Go」を制作して、ヨーロッパで先にリリース。本国ではその翌年に、デス・キャブ・フォー・キューティやゼイ・マイト・ビー・ジャイアンツのいるシアトルのインディレーベル、バースク・レコードからリリース。本国でのツアーも積極的にこなし、ここで再び活動の軌道を乗せていくようになります。このアルバムから、彼らも随分変わります。グランジの強い影響も、強烈な曲の起伏の激しさも少なくなり、なじみ易いメロディが圧倒的に増え、今の流れに近くなります。

そして、これまでの歩みから「多少の重荷はギフトみたいなもの。」とポジティブに豪語する本作4枚目も3枚目と同じく、バースクからのリリースで、前作でも一部エンジニアとして世話になっていたデスキャブのクリス・ワラがプロデュースをしています。

単刀直入に感想を言えば、しっかりと響いてくるような、素晴らしい作品でした。ここ最近、3ピースなり、4ピースなり、こうした最もオーソドックスでシンプルなバンド形態にそろそろ限界を感じなくもなくなってきたとこで、このアルバムを聴いたら、一気にその考えも吹き飛んでしまった感じで。ギターとベースがいて、太鼓を叩き、そして歌う、ということではもうやりつくされてしまったのではないか・・・・いやいや、ここには奇抜なものはあんまりないかもしれないけど、まだまだ全然、こんなに普通にさらっと素敵にバンド音楽をやれるんだぞ、と教えられました。

しかも、彼らの場合は、バイオにも書いてある通り、彼らなりの音楽の変遷があって、それを超えてきて、この音楽にたどり着いてきた経緯があり、なんとなくそこら辺から出た説得力も鳴っている音から生まれてる気がします。

メロディはものすごくしっかりしてるし、かつ、ぐっとくるような、ほろ苦い感じの聴かせどころ、盛り上げどころ、流しどころ等々もきちんと心得てるし、なかなか優等生だったりもします。そういう意味では、奇を衒わず、超マイペースなティーンエイジ・ファンクラブやこのアルバムのプロデュースにも絡んでるデスキャブにも通ずるところがあると思います。

メジャー時代から比べると、その後、徐々にグランジなギターロック/パワーポップ的なやかましさは薄れ、そんな激しさもアップ&ダウンも落ち着きに変わってきましたが、それは逆に良い意味で余計な部分が削ぎ落とされて、今できる彼らなりの良いメロディと音を鳴らして、自分たちの実態に一番近く、より本物な、そして残っていくような良い音楽をやっていこう、ということに一番フォーカスされていっている感じで、バンドとしても、コンポーザーとしても理想的な成長といったところでしょう。芯の部分に全くブレがなくて、すごくしっかりしてますよ、このバンドは。こちらが感動してしまうほどに。

とにかく色んな音楽がごった返してるニューヨークのバンドということだけに、その辺りからの音楽においての地域性やその特徴みたいなものはなかなか見出しにくく(まぁ、今の彼らはどちらかというとシアトル人脈の方が多そうだけどさ。)、またバンド自体にも派手さもなくて、ロンドンからのルックスも音楽もクールな若いバンドみたいな(笑)話題性もないから(その辺、アメリカのインディバンドらしいね。/笑)、なかなか盛り上げにくいとは思うんだけど(そのせいもあってか、これまで10年以上もやってて、いまだに来日公演がないのだとか。)、さすがにそろそろ、もうちょっとデスキャブとかみたいに彼らも注目を浴びてもいいんじゃないか、と思います。

確かに日本語の感覚からするとバンド名はちょっと変わってて、色々想像させてしまうけど(笑)、その手のファンには絶対受けると思うから。
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さようなら、おじいちゃん。
- 2006/02/01(Wed) -
*長年、バンドの音楽を聴いてると、好きなバンドの「脱退」、「解散」という言葉には年に少なくても2、3度は必ず出くわします。例えば、この間のアッシュのシャーロットの件のようなものです。音楽を聴き始めた頃はよくそんな話に「なんで〜?」とかいってショックを受け、しばらく呆然とすることもしばしばでしたが、今ではわりとそういう突然の報に対しては、冷静に受け止め、バンドやってりゃ、そういうこともあるわな、って感じで、適当に自分の中で裁いてるので、大してさほどショックもない感じ・・・・なのですが、このニュースには久しぶりに、しばらくフリーズ状態になりました。

グランダディ解散

最近では、思い返せば、去年のゲット・アップ・キッズの解散もちょっと悲しかったのですが(というか、切ない感じ。)、グランダディは結構ショックっていうか・・・。バンド内の空気が良くなくて、ストレスが溜まってくるようになり、それを避けることができなくなって、ついには去年末のミーティングでバンドの解散を決定したそうです。

彼らの音楽はほんとに好きで、聴いてると肩の力が抜けて、ほんとに心温まるんですよね。少年のような純粋さとメロディの切なさを感じながらも、どこか欠落やひねくれた感じもあったり、またバンド名と同じで、おじいちゃんのような(?)自然体のスピード感や親しみやすさっていうのもあったり(まぁ、ちょっと頑固だったりもね。)。結構ポジティブに人間臭い音楽だったような。

そして、ローファイサウンドながらも、とても優しくて、どこまでも美しいサウンドスケープで、フレーミング・リップスとともに、僕の中にあった「ローファイ」に対する嫌悪感を一気に打ち消してくれたバンドでした。そして、次の活動を最も心待ちにしていたバンドの1つでした。

唯一の救いは、今年の5月の最後のアルバム「Just Like The Fambly Cat」をリリースするということ。
ただ、残念だけど、そのアルバムをサポートするツアーには出ないそうです。

「なんて言ったらわからないけど・・・過去14年間のことについての自分の気持ちを言い表す言葉なんて見当たらないよ。それはすごくディープなものだから。たぶんこの先、もっと適当な、何か話や言葉なりを何度か伝えていくこともあるだろうけど、今はとにかくみんなに、私たちに付いて一緒にいてくれたことの感謝を伝えたい。そして、これからもそんな君たちを絶対に忘れないし、この愚かなバンドの友達やサポーターになってくれたことを永遠にありがたく思うだろう。徐々に終焉に向かいつつあることをどうか許してくれ。」(オフィシャルHPより)

ここで、彼らのこれまでのプロモーションヴィデオのいくつかが観られます。子供たちが彼らのような姿に扮装して演奏してたり、動物の着ぐるみがたくさん出てきたり、家が空を飛んでたり、路上でボート漕いでたり(笑)・・・滑稽でお茶目な、好きなヴィデオが多かったです。・・・今観たら、なんかちょっと涙しそうだけど(苦笑)。

*久しぶりにこのページのリンクにもあるロンドンのFM局のXFMを散策し始めたら、このページにこんなにライブ映像があるのねって。アッシュ、ミューズ、リバティーンズ、ダークネス、フィーダー等々。英国系が。前に観たような気もするけど(笑)。暇があったら、観てください。シャーロットもいます。

そのページの右上にリンクがある「Watch the school finals」っていうとこを開いていくと、いくつかのかなり若い学生バンドの演奏映像が。どのバンドもカバーソングなんですよね。ビートルズ、ガンズ、ジミヘンとか。結構、観てて面白いです。上手いかどうかっていったら・・・・(笑)。きっとどんな有名ミュージシャンもこの歳くらいはきっとこうだったんだろうということで(笑)。

個人的に爆笑の渦に持っていってくれたのは、ページの一番下に載ってるホワイト・ストライプスをやってくれてた子。歌を歌ってない方の子は何するのかなー、ギターも持ってないしー、などと思ってたら・・・・(爆笑)。歌ってる子も最高だけど、キミ最高!

とは言ってもですねぇ、こんなレベルではなくて、天才少年っていうのもいるんですよね。それがこれ

(絶句)。
ロシアの8歳児だそうです。

*もう、待ちに待ったベル・アンド・セバスチャンの新譜が出ます!!
今回のジャケもこれまでの規律を守って(?)、アルバム、シングル共に、完璧な絵。すでに視覚からベルセバワールドに行きそうです。

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先ほどのXFMにもスペシャルライブ映像がありました。
ああ、もうベルセバ以外要らない!と思ってしまうほど(・・・おっと!)、素敵過ぎてうっとりしてしまいます。
お客さんもステージに上がって、カラオケ状態で歌ってますね。

*ギャオでフランスの群像映画「リリィ」を観たんだけど、そこに出てたリュディヴィーヌ・サニエという女優さん。

・・・かわいすぎる。

最近のエステのTBCのCMにも出てるそうな。

でも、この人、すでに一児の母だって(彼女自身は26歳とか27歳とか)。
信じられる?

旦那さんはニコラ・デュヴォシェルという超美形の男優さん。

やっぱ美男・美女って結ばれるものなのねーってさ。

フランスの空気感ってすごく好きで、おしゃれだし。
やっぱフランス語はなんかエロいし(笑)。
独特の色気にやられっぱなし。
当たり前のようにスタイルも良いしなー。

おかげで、名前も上手くスラスラ言えそうにないや。
でゅヴぉ?りゅでぃヴぃ?
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