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そろそろやるか。
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- 2006/01/27(Fri) -
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*アッシュからシャーロット・ハザレーが脱退していた頃、僕はミクシィに加入していた(笑)。
まぁ、各所で触れられているシャーロット脱退の話ですけど、残念ですよね・・・ アッシュ自体、ポップでパンキッシュなギターロックの鏡のようなバンドなんですが、逆を言えば、そんなに音楽に幅のある人たちではないので、これから彼らが何をやろうとしてるのかは知りませんけど、その中にいた彼女がソロで色々な自分の好きな音楽性を試して楽しんでたことを考えると、そういう自由なソロを今後も本格的にやっていきたいと思うのは至極当然なことでしょう。息抜きにやってたことが本気になって、その後脱退、っていう、よくある話ですね。 まぁなんせ、彼女がアッシュに加入した時は、彼女はまだ19歳だったですからね。彼女の今後のキャリアの広がりを考えると、なんとなくこの脱退についてはポジティブにも考えられます。また、本体のアッシュ自体も、元々は男3人のオリジナルメンバーでバンドをやってきて、いくらでも次の手を持ってるんだろうし、むしろ今回は友好的な脱退劇で良かったです。 願わくば、一男性ファンとしては、またすぐにでも素敵な女性がギタリストに選ばれることを望んでいますが(笑)、しばらくは3人でいることを楽しむかもしれないし、少なくてもツアーではもう1人ギタリストが必要になるでしょうから、その辺りからまた4人編成になるのかもしれませんが、その行き先はしばらく見守りたいと思います。 今ただ思うのは、去年、観ておいて良かったな、と(笑)。アッシュのライブDVDでも買おうかなぁ。 それから、後者の方ですが、お呼ばれして、ミクシィに加入しました。僕の周りにも当たり前のようにミクシィに加入してる人はいっぱいいて、それほど人気だったわけですけど、個人的にはそれほど興味があったわけでもなくて、むしろなんか「閉鎖的な日記ブログサイト」くらいのイメージしかなくて、僕は普通にこうやってブログを持ってて、気ままにガツガツ書いて、全く制限なくオープンに、一部の数少ない素敵なマニアに見てもらえてるわけですから(そこが良いんだよね。/笑)、あえてそこに入っていく必要性も感じてなかったんですね。もちろん、それなりのミクシィならではの安全性やコミュニケーションの利点はわかってますけど。 とりあえず、登録だけはしてみた感じで、今まで見られなかったとこの閲覧目的で、自分はそこでは更新する気はさらさらないっていう、ブロガーとしてはかなり駄目な感じなんですけども・・・それで許して(笑)。 *メタリカの「Some Kind Of Monster」を観ました。これは、ご存知のない方に説明いたしますが、端的に言うと、モンスターバンドであるメタリカのドキュメンタリー映画で、現時点で最新作の「St. Anger」が2003年にリリースされるまでの3年間、1600時間以上も撮影された映像から、2時間20分に凝縮したものです。最初は、次に出る新作の制作過程を撮って、それをプロモ映像にするつもりで撮影が開始されたそうなんですが、それが蓋を開けると、バンド内のコミュニケーションはズタズタ、ベーシストはそれに嫌気が差してすでに脱退、仕方なくマネージメントのQプライムがセラピストを用意して、何度も長時間に渡ってグループディスカッションをしなければならないほどで、とても新作リリースどころではなくて、解散へまっしぐら、という感じで、最終的にはバンドはなんとか結束を固めて、新作をリリースするわけなんですけど、一般的に、20年以上のキャリアを持ち、最も売れている世界最強のメタルバンドが消滅することなど誰も想像だにしていなかったわけで、その瀕死っぷりっていうんですか、ファンにとってはあまりにその様子が赤裸々で、驚くような内容になっています。 正直な話、真面目な彼らのファンの方には非常に申し訳ない言い方だとは思うんですけど、こんなビッグバンドのゴタゴタ劇ですから、どんなコメディが観れるのかと、変な期待をしてたんですよ(今だから許せるでしょ?)。でも、実際は全体的にすごく真摯な内容で、観た後の感想も、人間何十年も正直に、みんなが満足に上手く付き合っていくのも大変なんだなぁ、という感じでしたね。ミュージシャンのインタビューで、よく「バンドは4人なら4人と全員で結婚しているようなもの。」という話が出ますが、その比喩がよくわかる感じです。 一般レベルでも、「人間関係」というのは悩みの中でも、1位、2位を争うほどの関心事ですが、この映画では、その関心事をメタリカが題材になって、いくつかの方法を提案してくれた感じでした。結構、僕でもシンクロするとこはあったので、みんなもそういうとこはあるんじゃないでしょうか。 そこら辺が、決してファン向けのみの映画って感じはしませんでしたね。当然、メタリカのことを知っていれば、よりわかりやすく見られるとこはあるでしょうが。 やはり、元メタリカ、現メガデスのデイブ・ムステインとラーズの会話は泣けます。デイブが感情をある程度抑えて話をしているのがまた余計にね。新加入のロバート・トゥイージロはやっぱかなりの天然でした。系統的にジミー大西と被る気すらしました(爆笑)。ボーナスDVDは本編以上に気楽に楽しめます。カークの自動車学校の映像は大爆笑。意気揚々と自分の席に帰っていく時の彼の表情が好きです(観ればわかる)。 *タダで観られるメタル映像を、こちらで観られます。ここでも何度か触れたヘビメタさんです。なんと、そのヘビメタさんをフルで観られます。ポール・ギルバートが出演した回です。ミスター・ビッグのギタリストだった人ですね。その後、ポップ志向が祟って(笑)、バンドを脱退し、ソロ活動してます。無駄に馬鹿テクです(笑)。それに対抗して、マーティさん(元メガデス)も負けじと番組で弾きまくってます。2人ともマニアックなほど日本通。Xジャパン〜EZO〜ラウドネスは圧巻。そして、終盤では、「誰だって弾ける」という、2人が大ファンのパフィーの「アジアの純真」を、馬鹿みたいなテクニックで弾き倒してくれています。ここまでくると笑いしか出ません(笑)。 *こちらはシルバーサンのマイスペース。嬉しいのは、「Too much too little late」が聴けることですね。この曲は、78年にビッグヒットしたジョニー・マシスの曲(デュエット)だそうで、そのカバーなんですよね。なかなかカバーソングで良いものはないんですけど、これは名カバーです。曲のメロディの良さをそのままに、バンドサウンドが上手い具合にその曲の情感を引き出していて、エモーショナルな感じがよく出てます。最初の2曲は去年7年ぶりに出た新作「Bubblegun」からの曲。4曲目の曲は、昔、ちょこに入れたことがある大ヒットチューン。 *・・・で、この話に繋がるわけですが(笑)、今年もやります。おちょこ様です。募集を開始しました。今年はバレンタインに合わせるつもりです。少し期間が短いかもしれませんが、お待ちしております。お早めに。詳しくはやかまし☆ぽっぷ!まで。 で、ですね、今年で足掛け6年(!)続いてきたおちょこ様の最終回に致したいと思います。理由はいくつかあるんですけど、最も大きな点は、去年が終わった時に、ふと、来年でもうおしまいだな、と思ったからです(なんじゃ、そりゃ。/笑)。もうやりつくしちゃった感がありました。今回のを含めると、6枚分やってきたことになるわけなんですけど、自分の好みの大まかな部分っていうのは大体聴いてもらえたと思うし、聴いていただいた方も僕のツボみたいなのがわかっていただけてるみたいで(笑)、実際、あとに続くのはその繰り返しだと思うんですよね。もしこれまでで聴いていただいたそのバンドに興味があって、その後も追っていただければ、僕の好きな音楽も大体網羅はされていくはずです。しかも、最近は、バンドのオフィシャルサイトなどで、音や映像を簡単に気軽に観られる時代になりましたから、そういうとこでチェックしていただくといいと思います。当然、このブログでも、良い作品に出会えたら、例によって、随時激しくリンクを付けますので(笑)、それも参考にしていただけたら、と思います。 今年のテーマは、「サウンドトラック風」にしようかな、と思ってて、そういう感じになると思います。まだわかんないけど、そういう感じのが多いから。全体の感じからいって、かなり落ち着いた感じにはなると思います。随分前からいつか逆にすんごい暗いやつを作ってやろう、とかって思ってて、今回最後にそれをやろうか、と思ってたんだけど、どうもそこまでそんなに暗くはならなそうです・・・80分間、ずっと暗かったら、嫌だしね(笑)。雰囲気は良いと思いますよ・・・多分ね。 |
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振り返りすぎとか言わない(笑)。その3
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- 2006/01/22(Sun) -
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![]() Hal - Hal 去年のサマーソニックでの彼らのステージはそれほど刺激的に触発されるものはなかったんだけど、やっぱり良い曲が多かったアルバムの内容、音楽へのアプローチ自体はとても良くて、個人的に去年のブライテスト・ホープに選出したいアイルランド出身の4人組(キーボード含む)、ハルのデビューアルバム。 2003年にフロント2人のアレン兄弟によって結成されたバンドで、クラブでライブを重ねていくうちに、老舗インディレーベルのラフトレードのスタッフの目に止まり、そこから着実なデビュー・・・って感じでしょうね。これまでのツアーではヘッドライナーや夏のフェスティバルはもちろん、ダヴズやブレンダン・ベンソン、ディレイズ、スリルズ、スターセイラー、グランダディ、アダム・グリーンのような人たちとツアーで共演したりしています。 このハルもそうだし、UKから同じく去年デビューしたマジック・ナンバーズ、もう少し遡れば、スリルズもそうかもしれないんだけど、90年代の中盤に勃発した60年代リバイバルから、時が進むにつれて、どんどん時代を再びなぞるように降りてきて、ついには80年代ニューウェーブな新人バンドが続出していく中で、その旬の流れに逆行、または全くそのブームの外にいるかなりマイペースな存在の彼らはすごく独特な感じで、好奇な目で外側から映っていて。しかも、彼らの音を聴いて明らかにアメリカ寄りで、かといって生粋のアメリカバンドとまでは言えない・・・そこら辺がまたマニアックな心をくすぐるというか。 ハルがよく比較されているというスリルズは、キラキラした西海岸系のサウンドで、サンシャインと海にビーチという構図が容易に想像できるような音楽なんですが、こっちの方は、そうしたイメージも多少あり、ノスタルジックでドリーミーな要素を前面に出しつつも、加えて70年代のフォークロックの要素もあって、牧歌的な感覚も得られる感じで、そこら辺全部ひっくるめて見事に切なくも、甘味度の高いソフトロックになっている感じで。 バンドは、ブライアン・ウィルソン、ハリー・ネルソン、ドアーズのヴァン・モリソン好きを公言していて、他にも二―ル・ヤングやザ・バンド的な感じもあったりするし、またラズベリーズ等のようなニュアンスも多く聴かれ、そこら辺が個人的に良かったりします。 ボーカルにかなりハイトーンの部分が多くて、そこら辺好みが分かれるということもあるかもしれませんが、ハーモニーが利いたオーガニックなサウンドの中で、このボーカルスタイルはとてもうまく機能していて、また一つの個性を生み出していると思います。 アルバムに収録されている11曲はほとんど捨て曲なしで、特にシングルリリースされた、彼らの代表曲「Play the hits」は素晴らしくキャッチーで、今、この時代でも刺激的なヒットチューンだと思うし、個人的にお気に入りの「Worry about the wind」や「Satisfied」の曲の情景描写なんかはほんとに素晴らしくて、受けた影響は30年も40年も昔の、古いものかもしれないけど、タイムレスで鳴らせる美しい音楽って感じで。 こういうものは聴き逃せないものです。 ![]() Fosbury - Tahiti 80 実はまだこれ書いてなかったんですよね(笑)。せっかくだから、この機会にでも触れておこうかな、と。 タヒチ80は、93年にフランスのノルマンディーの町で、大学生だったグザヴィエ(相変わらず濁音が多い。)が中心になって結成された4人組バンド。 2002年にセカンドアルバム「Wallpaper For The Soul」、その翌年、EP「A Piece Of Sunshine」を出した後の彼らは、故郷にタヒチ・ラブという名の自分たちのスタジオを持ち、自分たちで心行くまでスタジオ作業に没頭できる環境を手に入れていました。新作制作に当たって、彼らはそれまでの盟友アンディ・チェイスとの制作にやりつくした感があったそうで、新たな道を取ることを決断します。そして、新たな人選からアウトキャストの前作ヒットアルバムのミキサーだったニール・ポーグ、N.E.R.D のファーストに関わってたサーバン・ギニアが選出。ベーシックなレコーディングを終えた彼らはLAに飛んで、ミキシングや音磨きの作業を依頼。んで、出来上がったのがこれ。2年半ぶりの作品となる3枚目。 アルバムにタイトルにもなってる聞き慣れない単語は、今では当たり前のように行われている走り高跳びの背面飛びを、68年メキシコオリンピックの時に世界で初めて披露して、金メダルを獲得した選手、ディック・フォスベリーから取ったもの。ライナーで書いてあることをそのまま書くと、「“初めて彼が跳んだ時、誰もが彼を笑いものにした”・・・でも結局、彼は金メダルを獲って、遂には観客からスタンディング・オベーションを受けることになった。」 この作品は、そんなアルバムタイトルの意味になぞらえるように、音楽クリエーターとして、とても野心的な印象の作品でした。当初、フランスからのちょっと踊れるオシャレなギターポップバンドとして、その認知が定着していた彼らが、これまでもちょっとずつ盛り込んでたソウルやヒップホップなど・・・いわゆるクラブミュージックの要素ですよね、それらをもっと露骨に、積極的に取り入れて、そんな打ち込んだビッグなビートとともに、1ロックバンドとしての彼らなりのポップミュージックのあり方というものを提示してみたわけです。 最初にアルバムを通して聴いた時に思った個人的な感想は「ついに本性を出したな。」と・・・っていうか、心の底ではこういうのをいつかドカンとやりたかったんじゃないか、とはなんとなくは思ってたんですよね。だから、最初の2曲を聴いた時点で、「そうか、そうか。」と。ここまでビッグビートでくるとは思わなかったけど、結構素直に納得だったんですよ。むしろ、これまであったもやもやが取れたような、爽快感すらあって。 しかも、根底に流れてるタヒチ節も不変で、そこに筋を通した上で、新しい音楽の風を吹き込んでるから、サウンドの新鮮でいて、かつしばらく聴いていれば親しみを再び持てるようになってるのがエラい。でもって、それだけでなく、リスナーを気遣ってのことか、それも自分たちの一部だと主張したいのかわからないけど、しっかり前2作に入ってもおかしくないような曲もしっかり入ってるし。・・・こんな、ある意味、思いやり(?)のあるアルバムもないでしょう!とかって思うんだけど。 そんな感じで、冒険作の中にも絶妙なバランス感と配慮が施されてるのに、世間では賛否両論だったりしたようです。まぁ、そうなのかな・・・とも思いますが。なぜそうかというと、例えば、このアルバムのシングル曲「Changes」とかが思ったほど、結果的には「Heartbeat」等の曲ほどにポジティブには大きく騒がれなかった。変わった、ということが先行になってしまったような気がします。新しいことをやるなら、そこを超えないと思いっきりわかりやすい形で説得力を持たせられない。つまるところ、1曲でいいから、今の形で強力なヒットチューンを出してしまえば、大きなスタンディング・オベーションが得られるかもしれない、ってことなんですが・・・・それはタヒチに限らず、ポップミュージックの中に存在する全てのバンドの宿命ですよね。 これを聴いてて思うのは、彼らが持つフランスの感覚と、ギターポップやソウル・ミュージックが気持ち良く絡み合うのは、彼らのこれまでの音楽でもよくわかったんだけど(素晴らしい!)、ヒップホップとそれが合致してるかどうかはまだいまいちまだ実感が沸かないっていうか。例えば、グザヴィエの綺麗に流れて行きすぎてしまうボーカルの語感などで、ヒップホップのビートの刺激的な部分を引き出せてるか、っていうと、何となくぼやけた(?)感じで、歌謡ヒップホップとしてそれが良いっていう話もあるけど、まだ良くも悪くも物珍しさの方が勝ってる感じで。この形が市民権を得るのは、もう少し時間がかかりそう。 個人的には、さらにもっと刺激的でヒップなアルバムが聴きたいです。それとも、このバランスでいきたい感じなのかな? |
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まだまだ去年を振り返る。その2
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- 2006/01/17(Tue) -
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![]() Cold Roses - Ryan Adams & The Cardinals とあるところからは、オアシスのギャラガー兄弟よりタチが悪い、この上なく気難しい人物、と噂され、日本でもフジロックでライブ中、機嫌が悪くなって途中退場、「男を落とした」などと日本の音楽誌で大きく評価され、そのネガティブな印象を強く残してしまったライアン・アダムス。しかしながら、去年の彼の音楽リリース量はその前の年に一気に7つのアイテムをリリースしたレッチリのジョン・フルシアンテに迫る勢いでした。1年で3作のアルバムをリリースし、うち1枚はダブルアルバム。その生産性の高さには驚くばかり。 ノースカロライナ出身のライアン・アダムスが「次世代オルタナカントリーを担う時代の寵児」として、メディアからの絶大な評価を受けてたのは、2001年に初メジャー作(通算2作目)「Gold」の時でした。これがものすごい評判で、このアルバムに特にヒットソングがあるわけでもなく、チャート的にもものすごい動きを見せていたわけでもないけど、雑誌を見ればよくその名前と高い評価が載っていたし、話題としての当時の盛り上がりはすごかったです。おまけにグラミー賞3部門でノミネートされたほど。 しかも、そんな中で期待された次の3枚目「Demolition」はツアー中に録音してストックしていたデモをそのままリリース。そのまた次の作品「Rock N Roll」では、「もうフォークやカントリーはやりたくない。」とばかりに、ロック色の強い作品をリリース。そうかと思えば、前述のように「1年で3枚アルバムを出す。」といって、ぽんぽんぽんっと出し、しかもそれが意外にもまたフォークやオルタナカントリー路線にも戻っていたり(笑)。 天才シンガーソングライターと評されているそのアメリカの一青年は、とにかくその時の気分ややる気で随分左右されるようで、彼の行動の行方は誰にも予測不能といったような感じのようで。 これまでの過程で、僕が彼の音楽にきちんと触れるということはなかったのですが、ある時ふと聴いてみようかなと思い、その時たまたま最新作として出ていた3連作の1作目のこの作品を聴いてみた次第。 そんな感じでなんとなく聴き始めたら、これが凄かった。そうか、これなら世間にもてはやされて当然だと。ロック、フォーク、カントリー、ブルースなんかを一気に飲み込んで、それらをきちんと消化した形で、彼はアルバムできれいに表現していくんだけど、その表現力や説得力の凄さっていうのがね、もう圧倒されたというか。ソングライターとしても物凄くキレてて、メロディが生きてるおかげで、親しみやすさもあるし・・・それをポップ感というのか。途中、ジョン・レノン的なロック音楽も入ってるのも良い。 こういう音楽って、本来我々日本人には距離があると思うんですよ。あの音楽に組み込まれている、アメリカでずっと伝わってきたカントリーやブルースなどのルーツ系音楽の雰囲気や感覚は、この日本では身近にはないわけだし、そういう育ちもなくて、どうやったって100%親近感を持って、なかなか理解することなど出来ないわけで。でもこうやって聴くと、親しげにも、こういうのも良いもんだな・・・と思わされてしまうある種の魔法みたいなものがこの音楽にはあって。HMVのレヴューの言葉をそのまま借りるなら、「アメリカの粋」・・・その土地全体の風土から得た音楽をしみじみと、心地良く堪能できるっていうか。これは距離があるからこそ得られる感覚なんでしょうけど。多分、仮に普段そういう音楽に囲まれて育った生粋のアメリカ人でも、音楽自体には物凄く説得力と納得があるから、進んで好んで聴ける上質なオルタナカントリー作という印象になってるはずだと思います。 初めて彼の音楽に接しましたが、世間が言うように、彼はミュージシャンとしてやはり敏腕でした。ただ、我が道を行くあまり、その弊害は各地で起こっているようで(苦笑)、そこら辺誤解はされがちだとは思うけど、この才能自体の品位を落とすものではありません。 ![]() The Forgotten Arm – Aimee Mann (スタジオライブ) ヴァージニア生まれの女性シンガーソングライターの5作目。俳優ショーン・ペンの実兄、マイケル・ペン(同じくシンガーソングライター)の奥さんで、弟ショーンが主演で出演していた「I am Sam」の主題歌で、夫婦でビートルズのカバー「Two of us」をデュエットしていたのは、結構知られているかもしれない。 彼女は学生時代、名門バークレイ音楽院に通っていたそうなんだけど、当時流行していたパンク・ニューウェーブの影響を受けて中退。その学校時代の仲間と一緒にティル・チューズデイというバンドを82年に結成。彼女はそこのメインソングライターで、ボーカリスト兼ベーシストだったそうで、1作目で、MTVのヘビロテなどの影響によって、ゴールドディスクに輝くものの、そのアルバムを含む3枚のアルバムを残し、最後はメンバーがバラバラになって解散。以降はソロに転向。 心機一転、ソロになってからも多難だったようで、93年にファーストアルバム「Whatever」をリリースするも、所属していたレコード会社が倒産。そこからのトラブルと葛藤しながらも、メジャーのゲフィンとの契約を得て、95年にセカンド「I'm With Stupid」をリリース。98年には3作目「Bachelor No.2」を完成させるも、レーベルからの要求を色々押し付けられ、結局レーベルから離脱。完成した作品を自力でレーベルから権利を買い戻し、後に自主レーベル、スーバーエゴからリリース。 ソロとして一躍名前が広がりだしたのは、1999年、映画監督トーマス・ピーター・アンダーソンが、エイミーが作る音楽と詞の世界観をいたく気に入り、その音楽と歌詞を元に作り出したという、群像劇映画「マグノリア」でサウンドトラックを手がけたことによる。この映画、ベルリン国際映画祭金熊賞、出演していたトム・クルーズがゴールデン・グローブ助演男優賞を受賞して、ヒット作にもなりました。2002年には4作目「Lost In Space」をリリース。そして、先ほど述べた「I am Sam」サウンドトラックへ参加。昨年にはライブCD&DVDもリリース。 今回の作品が5作目で、70年代のアメリカを舞台に、ドラッグの問題を抱えたボクサーのジョンと南部の生活に嫌気が差し、刺激を求めたキャロラインという2人男女が出会い、共にアメリカからメキシコに渡り、そして別れまでをロードムービー風に綴った物語アルバム。 ライブ感を求めたとはいえ、こんなに良く出来たアルバムをたった10日間でレコーディングして、仕上げたというのだから驚く。 彼女は、こうした陰のある、ある種の負を背負った人、またはそんな人たちの人間模様を描くのを求めている、というか、得意にしているようで、それを見事、今回のこのアルバムにもストーリーアルバムとして反映させていて、こう言ってしまって良いのかわからないけど、コンセプトとしては、彼女の集大成のような作品の印象を受けます。 ストーリー設定がこうなので、やはり音楽も70年代のアメリカに大きく影響され、映し出したかような、幾分レイドバックした感じの歌ものフォークロックという感じで、心地良く流れていきます。このアルバムに入ってる上品なディストーションギターの響きは全くもってほんとに素晴らしい。そして、なんと言っても、素晴らしいのは主役のエイミーのボーカルワークで、なんて言ったらいいんでしょうねぇ・・・ちょっと物悲しい感じの表現もあるんだけど、艶やかで力強い感じもあって、染みてくる感じがなんとも言えなくて、聞き手の心をぐっと締め付けていきます。しかも、今回は終始、ピアノが綺麗に流れているせいもあって、さらにメロディが引き立ってる感じで、とても良い空気を演出しています。 こんな感じですから、全体的な雰囲気はやはり二―ル・ヤング的と言っていいと思うんですけど、ほのかにうっすらビートルズのような親しみやすさがあるのが個人的にはたまらないかも。あとはやっぱ、さっきもライアン・アダムスのとこでも触れた「日本とアメリカの距離」といったとこで、遠目がちに、良いなぁ、こういうメロディや音の響き方、っていうのがあってね。たららんと聴いてると、アルバム1枚聴き終えてしまう感じで、聴き心地抜群。なんだか穏やかな気持ちになれます。 ・・・ティル・チューズデイ持代のアルバムに写っている彼女の姿を見ると、人って変わるんだなぁって思います(笑)。女性の年齢のことを言及するのは少々タブーだと思いますが、45歳になっても素晴らしい、モデルさんのようなかっこ良さと美しさを兼ね備えたような方です。 |
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まだまだ去年を振り返る。その1
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- 2006/01/14(Sat) -
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![]() Chaos And Creation In The Backyard - Paul McCartney ご存知ポール御大。この人のことは特に説明しなくてもいいでしょう。ロックミュージシャンの中では世界一有名な人です。もう御歳63歳のその彼が(自分の父親よりもいくつか年上なんだよなぁ。)、レディオヘッドやベック、トラヴィスなどをプロデュースしていた名手ナイジェル・ゴッドリッチと組んで、そのナイジェルの指示により、これまで通りのツアーバンドメンバーを使わず、1人マルチプレーヤー状態で、今回の作品に挑みました。 ポールはビートルズ、奥さんの故リンダ・マッカートニーなどと一緒に結成したウィングスのアルバムも含めれば、もう30枚もアルバムを発表している人です。だから、もう今更、新作アルバムで、傑作だの、名盤だの期待するものでもなく、むしろ、30枚もアルバムを作ってるんだから、もうすでに日替わりでライブのセットリストを変えられる位のマテリアルを持ってることを考えると、何も今も自分に鞭打ってまで新作を作る必要なんてないんじゃないかなぁ、と思ってしまう。 ポールのキャラクターイメージを考えると、みんなが聴いて喜ぶ曲を、世界中を巡りながらただひたすら演奏し、彼の笑顔とともにみんなに幸せを振りまいてる方が彼の性分に合ってるような気がするし(普通にそれでほぼ全員を喜ばせることも、それで稼げることもできるはずだし。)・・・でも、逆にそれでも新しい作品を作りたがるんだから、コンポーザーとして名を上げている彼の立場を考えると、世間が言う傑作だろうが、駄作だろうが、取りあえず何か新しいものを生み出さないと、彼自身の中で気持ち悪かったりするのかなぁ、とも思ったり。 でも、何でまたよりによってナイジェルみたいなややこしい人を選んだの?って感じで・・・そこら辺、あんまり何にも考えてなかったような気もするけど(笑)。 個人的にポールの曲に期待することといったら、ポップで軽快なポール節は当然、転調や曲展開、メロディになどによってもたらされる彼独特の、天然っぽい(笑)ロマンチックで愛に包まれた空気です。軽快さや明快さから生まれる笑顔とロマンチックなムードから生まれる多幸感。これでポールファンはみんなやられてしまう。 新作はどうだったかというと、正直、アルバムの最初の方は聴いててつまらなかった。そもそものポールのソングライティング能力のせいか、ナイジェルのせいなのか、地味で、曲自体も掴みが弱く、かなり曖昧なタイプが並ぶ。いかんぞ、これはポールらしくないぞ、さすがもう衰えたか?と思っていたら、5曲目「Friends to go」以降でポールのソングライターとしての地力、ポール節、ポールマジックが表れてくる。うっとりできる瞬間を持つ曲が出てきた。さすがだ。サー・ポール・マッカートニーに対して恐れ多いことを言うようだけど・・・これでダテに40年食ってない。そしてその調子で、最後まで持っていく。最後の「Anyway」は超うっとりな良い曲なんだけど・・・ちょっと借り物なのはご愛嬌なのかな(苦笑)。 アルバムのイメージ的には、スロースターターな感じのアルバム。中盤から徐々に良くなっていって、そして、終わり良ければ全て良し、というような。きっとこれを完成させたポールには満足感と達成感はあると思う。生意気なことを言う、ずっと年下のナイジェルにはずいぶんいじめられたとも聞くし(笑)。作品自体は傑作と呼べるほどものすごく良いアルバムとは言えないけど、ちゃんとポール印のついた、きっちり貫禄も見せつけたなかなか良い作品だった。ぶっちゃけ、そんな感じで良いと思う。多くは求めない。これで制作に心残りすることなく、またいつも通り、元気に楽しく、幸せを振りまくツアーをやっているだろう御大の姿が目に浮かぶんだからね。そこが大事でしょ?やっぱ。 ![]() Employment - Kaiser Chiefs イギリス北部の街、リーズ出身の5人組のデビュー作。バンド名は南アフリカのサッカーの強豪チームの名前なんだそう。一度、別名の前身バンドで、ブリットポップバンドとして、97年にインディから2枚のシングルをリリースしたそうなんだけど、それもじきに契約解消になり、その後仕切りなおして、このバンドを2003年に結成。翌年、自主制作盤で出した限定シングルが、自主制作にもかかわらず、英国シングルチャートの66位にチャートインし、その後、独立レーベルから出したシングルがトップ20入り。それに目をつけたメジャーレーベルが彼らと契約。このファーストアルバムが去年リリースされ、本国では現在までに120万枚を売り上げている。英国人口だとちょっとぴんと来ないけど、日本の人口にあてはめて換算すると240万枚、アメリカ人口に当てはめると、600万枚を売り上げていることになるということで、数字だけ見ると、このアルバムは社会現象にほぼ近い、英国新人バンドによるモンスターアルバムになっています。 彼らの音楽は、60年代に回帰したモッズなどを含むブリットポップと昨今流行のニューウェーブサウンドが合わさったような感じ。僕がアルバムを買って、最初聴いた時の感想は、「お前もその歌い方かよ!」ということと(笑)、ちょっと聴いてて、あまりにもぶっちゃけ過ぎたポップメロディに恥ずかしさを覚える曲集だったということ(笑)。・・・・なななななぁーなぁーなぁ〜って。ちょっと抵抗感があったんですよね。馬鹿っぽくて。 でも、この突き抜けっぷりは、ずっと聴いてると、良い意味で酔ってきてしまうようで、そのうち洗脳されたかのように、病み付きになってくるというか・・・ヤバい。他の曲でも、なななななぁー!とか、おうおう〜とか、おっおおっとか、そういう風に怪しくキャッチーに繰り返すフレーズが多く、それがまたわかり易すぎるだけに、頭からそのフレーズが離れにくく、なんだか呪いの呪文のようです。しかも、あのボーカルの声だから、みんな洗脳されてしまう。だから120万枚なのだよ、きっと(笑)。 そんな呪いのポップソングの並びの中で(笑)、個人的に救われたのは、5曲目の「You can have it all」。ちゃんと奇を衒わず、真正面からでも、良い曲は書けるんだなぁって。ここでメロディセンスの良さを確認したというか。他の曲にも増して、もろ60'sで、あんまり2005年に聴く必要があるって感じではないけどね。でも、関係なく、良い曲。 他の最近流行のニューウェーブの影響を受けたバンドと比べて、このバンドの特質というか、良いと思うのは、やっぱ60'sの影響がものすごく強いっていうことでしょうね。あの年代の雰囲気には、やっぱ何か惹きつけてやまない親しみやすさと安心感があるし、基本的に60年代的なメロディが好きな人って圧倒的に多いと思う。そこに手をつけた彼らは、賢かったと思う。昔からブリットポップみたいな音楽が好きだったそうだけど、ブームが過ぎ去っても、それを安易に手放さず、改めて組みなおして練っていったのは正解だった。 |
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廃盤だとさ。
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- 2006/01/11(Wed) -
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*シアトルのパワーポップバンドで、スーパーデラックスというバンドがいるんですけど、去年の暮れ、8年ぶりに新作を出したんですよね。
このバンド、90年代中盤にファーストアルバムを地元インディから発表し、その内容と評判が認められて、メジャーからリマスターされた状態で再リリース。ウィーザーの2枚目「Pincarton」ツアーの前座に抜擢され、話題を呼んでいたバンドです。2枚目もメジャーからリリースされるものの、大した結果も得られなかったようで、その後レーベルをドロップして、活動が止まっていたようなのです。っていうか、解散していたんでしょうね。 8年ぶりに出たというその新作なんですけど、試聴をしてみたら、これがまた、時間の経過を全く無視した、というか(笑)、その10年も前と変わらず、驚くほど90年代USパワーポップそのままの作品で、そのタイプの音楽のファンとして、それを素直に喜ぶべきか、眉をひそめるべきか、なんとも言えない感じで(笑)。これだったら、時代的にリアルタイムだったファーストやセカンドのアルバムを聴こうと思うかな、と。 ![]() ![]() ただ、メジャーにいたような、日本でもきっと少なくてもその筋では知られたバンドだったとは思うんだけど、そのバックカタログを僕は持ってなかったんですよね。スーパーデラックスなんてバンドいたかな?と思ったくらいで。そういう一度はメジャーにいたようなパワーポップバンドってそうたくさんいるわけでもないし(はっきり言って、数はかなり少なかったと思う。)、そういうバンドの、名前すら知らなかったというのは僕としてはちょっと変な感じです。で、検索して、ジャケットを見たら、ああ、このジャケなら見たことがあるな、と。どこかで見たことはあるようです。少し聴いてみたら、やっぱこっちの方が不思議とリアルタイム感がある。これはちゃんと聴きたいな、と思い、注文したら、見事に2枚とも廃盤で、もう手には入らないというメールでのお達し(苦笑)。 ・・・そう言われると余計聴きたいじゃんか(笑)。中古盤屋さんなんてもう何年も行ってないしなぁ。それで簡単に見つかるような代物なのかなぁ。どこのブックオフにもあったメリーメイカーズのファースト&セカンド(両方傑作!)じゃあるまいし・・・それも今では廃盤なのか。どうかしてる。 新譜発売記念でもなんでもいいから、再発してくれー。 *ここ数日しょっちゅう聴いてるのは、サムシング・コーポレイトのファースト。もう3年半くらい前の作品です。リリースされた当時に買ったものなんだけど、今、聴くとすごくしっくり来るんですよね。きっと、去年、メイやコープランド、ウェイキング・アッシュランドの流れがあったからだとは思うんですけどね。サムシング・コーポレイトはそれらの「ピアノエモ」バンドの先駆者的な存在ですし。当然、当時も良いバンドだな、と思ったから買ったもので、その時も自分の中では好評だったんですけど、今ほどはしっくり自分の中でタイミングが合っていた感じではなかったような気もします。今の気に入り具合、きちっとハマッた感じを思うとね。なんていうか、すごくドライに言えば、あの時は当時の買った新譜の中での好盤の1枚だったというだけだったような。毎月の音楽誌のアルバムレビューを見ると、ものすごくたくさんのアルバムが載っていて、下手したら、毎週何かしら自分の好きなバンド、または自分の好きそうな音楽をやっているバンドの新譜が発売されているといっても過言ではありません。そして、それに合わせて買うのは音楽ファンとしては当然の作業です。自分が一番好きなバンドの新譜を発売日当日、またはできれば思い立ったらすぐにでも買いに走るというのはもはや当たり前という人も多いはず。そして、買って聴き、盛り上がって、そのことをいち早く、同じ音楽を好きで共有している友達にも報告したい。僕も報告することはあります。システム・オブ・ア・ダウンを買ったよ、と(笑)。もうその周辺はタイムリーにその話題で持ちきりですから、その報告にも反応が良い。どうだった?って。得てして、「商品の話題性」とはそういうものでしょう。 でも、実のところ、その新譜が出たタイミングが、全部が全部、本当に今の自分の中で流れるタイミングや気分と完璧に合っているとは言い切れないんですよね。自分がその作品に合わせていかなければならない時も多い。当然です。いきなりそっちのリリースのタイミングで、新しいものを自分に取り入れていこうとするわけですから。いつでも自分の選んだものに期待は十分とはいえ。しかも、どんなタイミングでも、ある程度音楽を聴いてきた人なら、どういうムードでも客観的な作品分析は出来るからね、ある程度の消化吸収も出来てしまう。当然、前述のサムシング・コーポレイトのアルバムもそうやって消化され、一応、好盤として自分に認められたわけで。・・・それでおしまいか?(笑) この間紹介したジャケットだけで音楽を占うというブログ内で、非常に興味深いことが書いてあったんですよね。ジャケットを見ただけで音楽を見るわけですから、当然その流れの中では音に触れることは一切ないそうなんですが、じゃあ、そういうアプローチの人がどういう風に普段音楽を聴くのかというと、「その時、自分の血流に合った音楽を、その作品だけ聴きまくって、その時期が過ぎたら、その作品は聴く事はなくなって、気づいたら、次に見つけ出したものをまたサルみたいに聴いている。」ということなんだそうで。 それを読んだ時は、「血流に合う」という感覚がいまいちよくわからなくて、自分の血流なんて考えたこともないし(そりゃそうだ。/笑)、「自分の気分に合った」とか、「自分の今のムードに合った」という意味で、適当に自分なり解釈していたんですけど、このとっくに話題も過ぎた、3年以上も前に出たサムシング・コーポレイトのアルバムを聴き返して、どういうわけか、今さらすごくサルみたいにハマっている感覚を考えると、これがその「血流に合った」感覚かな、と思ったりして。「自分の血流がそのアルバムを選び出したんだ」ということかな、と。前述の人みたいに、それしか聴いてないって事もないけど(笑)、でもそれって、出された作品としては理想的な愛され方ですよね。これこそ、ね。 サムシング・コーポレイトは2年前、セカンドアルバムをリリースしていますが、その後はそのバンドと平行して、メンバーの一部はソロプロジェクトもやってるみたいで、バンドの中心人物、なんか「エモ界のベン・フォールズ」とか書かれてるけど(笑)、アンドリュー・マクマホンはジャックズ・マネキンとして、去年アルバムを出してます(不思議なことに日本盤は出てないんですが。)。マイスペースで曲を聴くと、なかなか良さげです。 去年はアンドリューは急性リンパ性白血病という大病を患ったそうで、大変な時期もあったようですが、今は治ったそうです。 |
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ジャケを読む。
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- 2006/01/06(Fri) -
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*1回冷静になって、なんとかショッピングカート内をまとめ、オーダー。できる限り、全て自分の中で良い作品になり得るものだけを選んだつもりだけど、中身を全部知るわけじゃないから、これがちょっと怖いとこなんですよね。まぁ、かといって、今、店で試聴できるような、さっき出たようなアルバムでもないから、どっちにしろ、わかりっこないんだけど・・・。何が出るのやら。本音は全部名盤であってくれ!だけど、なかなかパーフェクトな選択っていうも難しい話でもあるので、なるべく高い打率であってくれ!の方が現実的かな、やっぱ。イチロー?・・・いや、もっと高い感じで、お願いしますって感じで(笑)。
*いつもこうやって選んでて思うけど、ジャケだけで全部内容が見て取れればいいのにねって(笑)。実際、ジャケットやそこのアートワークを見て、7割、8割方のアルバムについては、どんな雰囲気なのか、まぁまぁ中身を察することはできるんですけど。それは嘘じゃない。例えば、この間も触れた、ジャケットを見て気を引いたという、ハウディ・デイの「Stop All The World Now」。 ![]() 曇り空の下の、自然にあふれた緑地で、若い男が背を向けて歩いている。この写真だけで、翳りと孤独感、または哀愁系の、心地が良さそうなSSWものという想像はなんとなく起きるし、ロゴが結構目当たりの良いポップなロゴなので、結構大衆性の高い、メロディ重視の歌ものかもしれない、という可能性も感じるわけです。で、実際それを聴いて、その想像も的中してたし。まさかこれがファンキーなヒップホップアルバムだとしたら、それはあまりに商品パッケージのイメージと違いすぎるっていう話で。噛み付いてやるぞ、と(笑)。 ![]() ![]() ![]() ![]() そう頻繁じゃないんだけど、アートワークを見ただけで、惹きつけてやまないアルバムってあります。個人的に好きなアートワークのタイプって、やっぱ例えばベルセバとかワナダイズ、アイヴィー、JEMみたいなやつです。ああいうのには、基本的に弱い。わかりやすいでしょ?で、実際買ってみて、その感覚が合って、買って正解なわけです。 でもその確率もあくまで7、8割。うまく自分のイメージ通りには当てはまらないジャケもあるわけで。アートワークは全然自分の趣味じゃなくて、えー!?って感じなのに、中身はめちゃくちゃ良いアルバムだったりもします。 ![]() 例えば、エイミー・マンの「The Forgotten Arm」とかね(笑)。これは、一人のボクサーに焦点を当てたストーリーアルバムだから、こういうアートワークなんですけど、自分の感覚ではちょっと手をつけにくい類のもの。趣味ではない上、全然中身を読めない。わかってもらえると思うけど。でも、躊躇しながらも音楽の内容に触れてみると、すごく素晴らしかったり。なーんだ、って。変な先入観も結構損だったりすることの典型的な例の1つです。 *最近、非常に興味深いブログを見つけたんですよね。音楽アルバムの中身を聴くことなく、ジャケットを見るだけで、その中身を占う、というものです。しかも、さっきの僕のように音楽の種類とか内容を見ようとするだけではなくて、もっと感覚的に、作品の深層部分を占うもので、これが読んでてとても面白い。対話式で、質問者と占う人がいて、質問者が質問をどんどんぶつけていくことで、その占う人の占いをどんどん引き出していくというユニークなスタイルがとても興味深く、読んでて引き込まれていきます。正直、占いには少し不可解な点などがありますが、あくまで占いってことでしょうし、1枚の作品のジャケットからここまで多くの感覚を引き出す、というのは普通に驚きます。 *マーティさんが野村のよっちゃんと対談している映像が前編と後編に分けた形で観られます。難しい日本語の単語もカジュアルな言い回しも身につけてしまった(「〜じゃーん。」って。)マーティさんの流暢な日本語による、ギターの話や日本の音楽に対しての印象などの話を堪能することができます。「新しい耳で聞いてください。」という前フリとともに、「ビジュアル系はひずんだ演歌じゃーん。」と言い切った衝撃はかなりのものでした(笑)。 観てて、個人的にずっと気になったのは、マーティが着ていたトライアンフ(カナダ産の昔のバンドです。)の紫のTシャツでした。なかなか着ても普通は似合わないよー?(笑) ちなみに、マーティさんが弾いて、よっちゃんが???だったバンドの曲はフォガット(Foghat)という、70年代に活躍していた英国産のブギーをベースにしたブルーズロックバンドの曲。ハードかつキャッチーで聴きあたりも良く、本国よりアメリカで人気があったようです。 *ラブ・アタック・イブのオフィシャルサイトがドットコムになりました。自分のサイトがドットコムってかっこいいよね(笑)。 *去年1年の洋楽オリコンチャート。のまのまいえー!の年でしたね(笑)。ルーマニアで、日本人があの替え歌のような歌詞で歌ったら、向こうの人たちに通じるのか、少し興味があります。 マルーン5ってそんなに売れてるんだねぇ。一昨年のアルバムですよ。なのに、10位に食い込んでる。多分、一昨年の数も加えたら、ドームで公演をやってるボンジョヴィも余裕で超えてしまっているんではないですかね。ジャック・ジョンソンなんかも結構売ってるのね。ジャミロクワイも、いまだ人気を維持してるし。やっぱ一般層をうまく取り込んでるのが強みでしょうか。 オフスプリングのベスト盤ってそんなに売れてるんだ?オアシス、コールドプレイより上か。 |
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あけおめさん。
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- 2006/01/02(Mon) -
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あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。 とかいって、毎年、正月になると思うんですが・・・いつも、あんまり正月って気がしません(笑)。 みんな突然、明けましておめでとうございます!とか言い始めるし、テレビの画面の中もいきなり正月の装いになり、着物とか着だしたりするんだけど、すべてが突然な感じがして、なんか違和感がすごいんですよね。単に世の中の流れについていけてないんですかね?(笑) でも、ちゃんと終わりがあって、始まりがあった方が普通に生きやすいって気はします。心機一転とか何とか。 *まぁ、何はともあれ、お正月になったので、その時食べられる、おいしいものはいただいておこう、と。 ちなみに、個人的におせち料理はあんまり得意ではありません・・・いや、作るほうじゃなくて(笑)。色んな種類の品々を見て、普通に何を食べるか迷ってしまって、それだけでなんか気分的に疲れてしまうからです。・・・理不尽な理由ですかね、やっぱ。でも、普段の食事以上に品数、しかも食べ慣れないものがたくさん並んでるとなんだかオロオロしてしまいます。それに、ほとんどのものは冷たいものでしょ?単に一杯のあったかいご飯とかお味噌汁とかに幸せを感じるタイプには、豪勢過ぎる上、あまり温もりもおせち料理には感じません。作る方からしたら、どれだけの労力をおせちに使ってるか、って話ですけど。・・・失礼いたしました。 ただし、伊達巻とかは除きます(なんだ、そりゃ。)。 お雑煮は好きです。おかわりしました。温かいお雑煮を正月に食べることこそ、年1度の幸せ。そんなに好きなら、別に12月でも、2月でも、頼んで作ってもらったらいいじゃん、とも食べると思うんですが、そこは、これは正月だからなんだ、と少し欲を抑えてみたり。・・・ああ、そういえば、去年食べてないじゃん・・・1回、損した。 それから、おしるこを食べました。正月になると、毎度なぜかうちではおしるこが作ってあって、おしるこはお正月の食べ物と化しています。子供の頃はおしるこがすごい好きで、強力なおしるこフリークとして(笑)、一人で鍋の半分以上食べていた気がします。今も大好きですが、おかわりなどしようものなら、普通に気持ち悪くなります。もう若くありません(苦笑)。 *それから、映画を観ました。「To End Of All Wars」という印象的なタイトルの映画です。こんなおめでたい日に戦争映画を観てたわけなんですけど・・・。ギャオの映画チャンネルで観られます。でも、これがすごく良い映画だったのです。ここまで人間の有り様と真実を突いた戦争映画を観たのは初めてかもしれません。記憶に残るような、良いセリフがいっぱいありました。いつもは、衝撃的な映像だけが頭に残ってばかりなのですが。戦争映画にも色んなタイプはあるものですが、大体、戦争映画といえば、まぁ、戦争ですから、数々の戦闘シーンがあって、それを観て、情け容赦ない戦争の悲惨さを思い知ることになるですが、この映画は、舞台が東南アジアの日本軍の捕虜収容所の話で、話のベースは軍が捕まえた捕虜をコキ使う話なので、戦闘シーンがほとんど入ってません。戦闘ではない、また別の一面を見せた、ちょっと変わったタイプです。当然史実です。 日本人の立場としては、見るのは少し辛い場面は多いかもしれません。ただ、それなりの衝撃はありますが、決して必要以上に悪者としては描かれていないので、変な不快感はありません。ある意味ではかなり良心的だと思う。それが現実にあった、という話です。 内容の方は多くを語りませんが、観終わって、もっと多くの人がこれを観た方が良いと感じました。残念なことに、この映画は、ちょうど9.11テロと時期が重なり、全米劇場未公開になり、日本でも未公開になった映画だそうで、あまり良い日の目を見てません。ほんとにもったいない。 映画自体の作りの甘さは時々少し感じますが、役者は熱演しています。きっと観ていて、納得のいかないところもあるでしょうが、そういうツッコミどころを探すのではなく、この映画で提示している「事の本質」を考えてみようじゃないか・・・ということを、何もわざわざ何でこういう時に?とは思うんですけど、せっかくの機会なので是非。 このページを紹介しておきます。映画に実際に収容所の英語通訳として登場する永瀬隆氏などの貴重な話が読めます。 *輸入盤が安くなっているので、何か買おうかと思うのですが、最近、あれをまだ聴いてなかったな、とか、あのアルバムの評判が確か良かったな、とか思い出すことが多く、結局あれもこれもとなってしまって、どうもいけません。そういうタイミングなのでしょうかね。1ヶ月前は、1枚も欲しいのがない、などと言っていたものですが・・・。 えーい、やめだ、やめだ。 |
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*メタリカの「








*ここ数日しょっちゅう聴いてるのは、





*それから、映画を観ました。「To End Of All Wars」という印象的なタイトルの映画です。こんなおめでたい日に戦争映画を観てたわけなんですけど・・・。