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2005年の音楽生活。
- 2005/12/28(Wed) -
いやー、今年の冬は寒いですね。どうしちゃったんでしょ。うちの住んでる方は毎日のように快晴なので、全く心配はないのですが、雪や天候の悪さで多分にご苦労されてる方が多いと思います。せめてお体だけは壊しませんよう。

ただ今年の冬は冬らしい冬というか、昨今、地球温暖化のせいでしょうか、それほど極度に寒い冬を過ごすことはなくなってきました。今回はこうした寒い冬を過ごしているおかげで、子供の頃に見た冬の光景を見ることが多くて、その時は少々懐かしい気分にもなっていたりします。寒いのは確かに嫌だけど、なんか良いんですよね。

日記をサボってしまって、すいません。冬眠してたわけではないんです。書かないことの楽さを謳歌してたんです(ほぼ意味同じでしょ。)。正直、今の心境、なんかもう書かなくてもいいやー、となりかけてるので(苦笑)、ベストアルバムでも選出ってことで、凌いでおきます。実に良いタイミングだ。(笑)


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10位 Warning/Promises / Idlewild
スコットランド5人組の4作目。9位、10位くらいが一番悩むとこなんだけどねぇ。他の、選ばれなかった内容の良いアルバムを幾つか並べて比較したんだけど、でも、最終的に1番選ぶポイントになったのは、やはり、このバンドが時間をかけて、音楽を聴かせてくれる、とても良いバンドに成長した、というところでしょうか。ちょっとやそっとやっただけではない何か、やっぱそこをものすごく評価したい。彼らはロックバンドとしては今やものすごく正統派ですよ。特にトリッキーなものは何もないし。だから、ものすごく地味に映ってしまう場合もあるんだけど、長い目で見た時は、やはり心の中にしぶとく残るのはこういうアルバムかな、と。ツボもしっかり押さえてるし、アルバムとしても素晴らしい内容の作品だし。彼らにも少しキャーキャー言われていた時期もありましたが、そんな時期を過ぎても、結果的にはロックバンドとはこうでありたいものですな。


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9位 Love Kraft / Super Furry Animals
結成10年を迎えたウェールズ出身のバンドの7作目。さすがはもう貫禄の出来。どこまでもマイペースで、風変わりで独特な世界を作り出していく彼らだけども、いつも通り、優しさをもって音で包み込んでくれるあたりが良くて、今回はストリングスなども交えながら、ゆったりと、いつも以上にとても温かかった。いつも通り、CDをかけると、どっぷり彼らの世界につかることが出来ます。知名度がそこそこある割には、結構過小評価されてる気がするけど、あまりにもったいない。


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8位 Some Cities / Doves
マンチェスターからの3人組の3枚目。ひんやりした暗さとキラキラした美しいサウンドスケープはまさに光と影のアート。しかも、この作りこんだサウンドから生まれた空間には妙に生々しさがあって、アルバム自体は幻想的で、とても音響的なアルバムなのに、まるで肌に直に触れているような妙なリアルさが逆に少し怖かったりも(笑)。とても英国のバンドらしい面が多々あるアルバムでした。


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7位 Plans / Death Cab For Cutie
こつこつとステップアップし、前作で大きな評価を得て、この5枚目にしてついにメジャーレーベルと契約した、アメリカ・ワシントン州ベリンガム出身の4人組。たとえメジャーと契約しても、特に肩に力が入ることもなく、いたってマイペースで、ここまで質の良いものを作っちゃうあたりがさすがは優等生。彼らにしては大仰な作風で成功していた前作を特に意識することなく、むしろコンパクトにアルバムをまとめ、小難しいこと一切なしで、とにかくDCFCらしさを大事にする、という、彼らの心底にあるこだわりによってアルバムを仕上げた、ということがよくわかる作品でした。そういう姿勢に好感度も高かったです。


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6位 Discover A Lovelier You / Pernice Brothers
以前はなんとサブポップレーベルにも所属していたこともあるボストン出身のジョー・パーニス率いるギターポップバンドの4作目。バンドサウンドを強調し、わりとストレートな表現が多かった前作から、サウンドエフェクト等のひねりの演出や優しいメロディの楽曲の並びのおかげでまたさらにぐーんと好印象で、これもかなり聴いてた。いつの間にか出てたのには驚いたけど。今回も日本盤出してあげてよー。もったいない。


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5位 In Motion / Copeland
アメリカ・フロリダ出身の4人組の2作目。ギターと鍵盤が、感情のこもった繊細な「うた」を綺麗に彩り、奥行きのあるサウンドで華やかさを持たせているのが印象的。すごくシンプルな図式なのですが、とにかく「美しい!」の一言。メロディもまた文句なく素晴らしいし。このアルバムの日本盤には、ファーストアルバムもくっついているのですが、これまた凄まじく素晴らしいので、一緒に手に入れて、この音の調べに身を委ねてみるというのはいかがでしょうか。


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4位 Nashville / Josh Rouse
ナッシュヴィル出身のシンガーソングライターの5作目。彼の曲を初めて聴いた時はものすごく良い驚きを得ました。特に感心するのは、彼の音楽に対する美的センスですね。大いに共感できます。ソロアーティストの場合、バンドと違って、その人自体のセンスや能力、その意思によって、音楽はどうにでも変わるし、やはりその人が持ってるセンスや世界観というのは、バンド以上に反映されるんですよね、かなりダイレクトに。だから、ソロものは聞いた時に、少しでも自分に違和感が出たら、すぐ蹴れちゃうとこもあるんだけど、このアルバム関してはまずはどんぴしゃ(死語)だったので、すごく好きでした。よく聴きました。


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3位 The Everglow / Mae
ヴァージニア出身の5人組の2作目。まず、とにかく作風が良かったです。ブックレットを開けて、絵本を読みながら聴けるような演出。こういうのはやられてしまいますね。しかも、最初から最後まで、キャッチーかつ、良質なポップメロディ、駄曲知らずのオンパレード、否定する理由がどこにもありません。物語風のエンターテイメントを盛り込んで楽しみを持たせながら、持ち味の楽曲の良さでぐいぐい引き込んでいくのは、完全なる彼らの勝利でしょう。アルバムとして、完成された作品でした。これを聴いた多くの人がその餌食になることは間違いありません。


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2位 Takk... / Sigur Ros
アイスランド出身4人組の4作目。いつも聴いてる音楽のような、与える側の発信者が云々という話より、聴き手のイメージや想像力がかなり試される音楽なので、結構なかなか捉えどころが難しい音楽なんですが、ここまで聴き手を自由にしてくれる音楽もなかなかないものですよね。このアルバムに関してはまた後で、じっくり触れようと思うのですが、とにかく彼らが鳴らす音楽と自分のイマジネーションを合わせると、とんでもない広がりを持った音楽になる、ということなんですよね。そこで始めて成立するというか。これが、どんなロックだ、とか、どんなポップだ、と言うことは全く無意味なのです。まるで争う相手がいないような感じがしますが、これまで自分に蓄積されてきた情報や偏った常識を無視して、純粋に素で聴けるという意味ではすごく新鮮で、衝撃的な刺激を受けます。彼らのような存在は本当に素晴らしいと思う。もしかしたら、「音楽」とはこういう存在であるべきかもしれません。残念なことは、お出かけの時に楽しく聴ける音楽ではないことかも。イヤホンで聴いてても、外の回りのノイズが気になってどうしようもない(苦笑)。


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1位 Blinking Lights And Other Revelation / Eels
アメリカ・ヴァージニア出身、Eことマーク・オリヴァー・エヴェレット率いるイールズの6枚目。なぜこのアルバムが1位に選ばれたのかというと、結局、作品が発信してることにどのくらい自分が刺激や影響を深く受けたか、ということになると思うんだけど、そうなると、このアルバムが僕には必然的に1位になるんですよね。アルバム自体は、どのくらい売れたのか知らないけど、特に話題作だったわけでもないし、内容も1位にするには少し音楽としても地味すぎるかなぁ、とは思うんだけど、こんなに喜怒哀楽が詰まったアルバムもないかなー、と思うんですよね。E独特のひねりの利いたユーモアもあって、楽しく、時には踊れてしまう場面がある一方で、ものすごくシリアスでとても悲しい部分もあって、なんだか考えさせられたり。音楽は映画のサウンドトラック的で、自分には貴重な1冊の本のような作品でした。

今年は、実のところ、新譜に関しては、買いそびれも多くて、そんなに積極的に買ってたイメージもなかったので、そんなに苦しまなくて済むかなぁ、と勝手に思ってたのですが、ちゃんと振り返ってみれば、どんどんやっぱり出てくるものですね。結局最後は、やばい!これが10枚の中に入らない!と、例年通りになり・・・に、10位以内を20枚にしていいっすか?みたいな(笑)。なかなか厳しい選択ですよね。毎度のことながら、かなり苦しかった。

それから、やっぱり特別枠。

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Man-Made / Teenage Fanclub
毎年御馴染みの別枠(またの名を「逃げ道」ともいう。)。もうここでは全く説明不要のスコットランド・グラスゴー出身の4人組の7作目。特に改めて言うことはないんですけど(笑)、彼らに関して言うのはもう舞い上がるだけで、主観でしかモノが言えないので、ここは語るより黙ってるのが得策でしょう。相変わらず素晴らしくて、お気に入りの曲がたくさんあった、ということです。つまるところ、いつも通り仲良く12曲入りの、いつも通りの彼らのアルバムだった、ということで、順位もつけられません。サマーソニックで、フランシス除くメンバー全員に直接お会いできた思い出は一生忘れることは出来ません。人生の1つのハイライトだったかも(笑)。今考えても、信じられない、夢のような場面だったなぁ。

今年は、今年発売ではない、去年以前の作品で、今年聴いたアルバムも5枚選んでみました。

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5位 Don’t Let The Cold In / Miles
ドイツからの4人組の3枚目。彼らの前作はクラブミュージックの要素も結構あったため、タヒチ80以後のギターポップバンドとして、日本でも紹介されていたバンドだったのですが(しかもなかなか売れていたよう。)、今回の作品では、一転、また豪快にギターロックの要素を強め、なんだかアッシュのような感じに変身してしまいました(ギターじゃないけど、ベースは女の子になったしな。/笑)。2年半前の作品です。発売当時から、気にはかけていたのですが、ずるずるとそのままきて、今年になって思い出したかのように聴いて。メロディは前作から際立っていて、そのままでギターロックに展開していっているので、良い感じです。いくつかキラーチューンもありますし、かなりちゃんとした作品だったので、それだけ注目を浴びても良いんじゃないかと思うのですが・・・クラブチューンイメージの強さが障害になってなければいいのだけど。でも、やっぱ実際、発売当時を思い返してみると、前作ほど格段に盛り上がってなかった気がするなぁ(苦笑)。


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4位 Night On My Side / Gemma Hayes
アイルランド・ダブリン出身の女性シンガーソングライターのデビュー作。一昨年の作品。数曲で、共同プロデュースとエンジニアにデヴィッド・フリッドマンが担当。そして2、3曲で当たり前のように流れるシュゲイザーサウンド(笑)。大体、この手のものは、ロックだと、アラニス・モリセットだとか、最近だと、アヴリル・ラヴィーンみたいになってしまうのがオチなので、女性ソロとこういう少し凝ったインディロックサウンドっていうのはとても新鮮で、そこら辺に独特の個性を感じます。それが彼女自身の意思なのか、裏方の手によるものだからなのかはわからないけど。ソングライティングがしっかりしてて、陰のある世界観を演出しつつ、彼女の歌声は70年代の女性シンガーのようで、生々しく、親近感のある感じで、個人的に安心して聴いてられるのがいいとこ。最近、セカンドアルバムが出たみたいです。


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3位 Stop All The world Now / Howie Day
アメリカ東海岸最北の州、メイン州出身のシンガーソングライターのメジャー1作目。インディで1枚アルバムを出してるそうです。去年、まだ向こうにいた時に、何度かCD屋さんにあったのを見かけてて、全く何者なのか、どんな音楽をやってるのか全く知らなかったんだけど、アルバムのジャケットには妙に惹かれてて、直感的にきっと好みの音楽をやってるんだろうなぁ、思いつつスルーしてて、こっち帰って来た時に、またそれを思い出して、聴いてみた次第。この人、非常に面白いのは、彼自身はアメリカ人の若者なんだけど、すごくUK音楽の影響が強い人のようで、最初音楽を聴いただけの時はてっきりUKのミュージシャンだとばかり思ってました。裏方さんも趣味同じくして、コールド・プレイやヴァーブ、デヴィッド・グレイなどのその手のミュージシャンと絡んでた人脈ばかりのようです。フォーキーかつメロディがしっかりした、叙情性の強い音楽で、伸びやかなボーカルがとても気持ちが良い感じです。UKもの好みの人が多い日本でも、もっと受けて良い人だと思う。


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2位 Achilles Heel / Pedro The Lion
シアトルからのユニットの4作目。これも去年。これは感想にも書いたけど、このアルバムの良いとこはグランダディ的な(?)脱力+多幸感と、デヴィッド・バザンがゆったり歌う、わかりやすい歌謡メロディでしょうね。このマイペースなスピードがたまらなく良い。疲れを取りたい時は、このアルバムをプレーヤーにセットする。それで、1曲目の「Band with managers」のドヨ〜ンとしたイントロに浸かる(笑)。まるで温かいお風呂に身を埋める時の感覚に似てるかも。「あ゛〜。」みたいな。かなりクセになります。しかも、この人のボーカルと歌メロディは、微妙に孤独感と泣きがあって、なおかつ必要以上に気張らないので(大して歌も上手くないし、かといってそれほどがんばって歌ったりもない。)、一人でずっと聴いてて、これから結構がんばれる気になりますよ(笑)。そういうのを求めてる人にはオススメ。


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1位 Sitting Around Keeping Score / Spymob
ミネアポリス出身の4人組のデビュー作。去年日本にいたら、間違いなく買ってて、去年の年間ベスト10にも入れてただろうなぁという、非常に僕好みのわかりやすいポップロック作品。メジャー作で、今でもこういうアルバムがちゃんとあるっていいよなぁーと思います。変わったフレーズも結構あるけど、いっぱいポップの魔法が詰まってて、良い気持ちにさせてくれます。全体的に適度にサウンドが乾いてて、全くじめじめした部分がなく、それでいて多少ファンキーな要素もあって、自然と身が揺れてしまうとこもグー。こういうメソメソせず、開放的でノリの良い感じって、やっぱヨーロッパ人にはできない、アメリカ人の強みですかね。思わず、アメリカ人万歳って言ってしまいそう(笑)。


思い返してみると、今年嬉しいリリースだったのは、ベル・アンド・セバスチャンジープスター期のシングルコレクションアルバム。これはベスト盤ではなく、アルバム未収録で出し続けていた何枚ものEPを2枚組にまとめたもの。感覚的にはレアトラック集に近いかも。新曲とか付加価値はないんだけど、これでEP聴くのに、いちいち何枚も持ち出す必要がなくなった。ノンストップで聴けて、普通にありがたいし(笑)。やっぱベルセバ好きだなぁって思う。すごく独特な匂いがある人たちだけど、誰にも真似できないようなあのセンスが抜群に素敵。2月に出る新作も楽しみですね。それにファウンテンズ・オブ・ウェインレアトラック集。B面曲だろうが、レアトラックだろうが、当たり前のように良い曲ばっかり並び立て、その上、さくっと付け加えられた新曲はトドメの超名曲・・・恐るべし。恐ろしすぎて、黙って涙しながら拝聴するしかありません。あとは、今年出たBMXバンディッツクリエーション期のベスト盤を気まぐれに買って、久々に聴いて、やっぱりあまりに良いので、急にまた再評価しだしたりして(笑)。だって、収録されてる24曲どれ聴いても、普通にさくっと良い曲なんだもん。しかも、彼ら独特の風味で脱力気味な感じが素敵だし。オリジナルアルバムを聴き返してしまう。最近出てるアルバムは持ってないけど、あれもやっぱ良いのかなぁ。

・・・ああ、そうそう、あと、ポウジーズの復活ね。大人でクレバーなギターポップ/パワーポップ作品で、あれは良かったなぁ。最近のジョンとケンは、長年付き合いもある、あのビッグスターにも加入し、30年ぶり(!)にオリジナルアルバムを出してます(驚)。シルバーサンも7年ぶりに新譜出たし、そういう意味では今年は驚きの年だったなぁ。・・・レッドクロスも出ないかなぁ(笑)。

これはCDではないけど、絶叫するほどありがたいリリースだったブライアン・ウィルソンの「Smile DVD」。これは泣けました。37年も未完成のまま時が過ぎていたアルバムに再び取り組み、今度は完璧に完成、そしてその偉大なシンフォニーを再現した初演が終わった瞬間、文句なしで大きな歓声と拍手喝さいに包まれ、「長らく取り憑いていた悪魔が取れたように(ダリアン談)」晴れやかな顔をしたステージ上のブライアンに、スタンディングオベーションの中、客席に座ったまま、感激のあまり、天を仰いで下を俯いてしまうヴァン・ダイク・パークスが映されるシーンは、泣くな、というのが無理。美しい映画しても評価していいくらい、素晴らしい2時間のドキュメンタリーでした。しゃべってるワンダーミンツのメンバーを普通に観られたのも良かったな。ダリアンは良いやつだ。


・・・まぁ、そういうことでがんばって更新しましたので(笑)、もしよろしければご参考ください。

今年もせっせとご来訪いただきありがとうございました。
来年もよろしく!それではみなさん、良いお年を。
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やっぱ本性はエモだった。
- 2005/12/03(Sat) -
アメリカのロックバンド、メイPurevolume.com)の公演に行ってまいりました。久々の渋谷クラブクワトロ。建物に入ったが、建物内で迷走することしばしば。今回もまたやってしまった(苦笑)。いつも早くフロアに行きたいのに行けない寂しさとイライラがなんとも悲しい(笑)。

なんとか辿り着いて、物販を軽く覗きつつ、通り過ぎようとすると、今まで手に入れたくても簡単には手に入れられなかったDVDを販売してるとこを目撃。もしかしたら、バンドが持ってきてくれてるかも!と少し期待してたんですが、あって大喜び。値段も安かったので、即行買いました。日本版ではなく普通に英語のみの輸入版だったので、一切字幕は出ない仕様なんだけど(リージョンはついてません。)、これは日本の熱心なファンのためにも、是非とも日本版を出してほしいところ。ライブ映像はもちろん、合計2時間もあるツアーのロードムービーはファンは必見。今は普通にHMVでも買えます。

映像の中では、なかなか我々日本人が実感しにくい、広大なアメリカをバンでツアーを回ることの大変さを教えてくれます。それでも、文句1つ言わない真面目な彼らの姿に好感が持てるし、デビュー作の発売日にCD屋さんに行って、自分たちのCDがちゃんと出てるか、ドキドキワクワクしながらチェックしに行ったり(CDが置いてあった場所にあったバンドの紹介文を読み上げて、「いえーい!やったぜ!」とかって素で喜びあってるし。/笑)、MTVに自分たちが出演してる映像をみんなで観て、「これで1000万枚売れるぞ!」と大喜びするとことか、メンバーみんなピュアすぎて、かなり笑えます。心温まるというか。そんな無邪気な彼ら興奮度マックスの初めての日本ツアーの映像も30分くらいあって、楽しめます。

ドラマーくんの弟くん(推定5歳)が家にある小さなドラムキッドで、ビデオカメラの前で恥じらう素振りを見せながら叩くとことか、かわいすぎ。

今回で彼らは2度目の来日公演。行った時間が遅すぎて、前座はスルー。来た時はメインバンド待ちの状態。・・・まぁ、それはバンクーバーでもあったことさ(笑)。ところが、メイの集客力をナメすぎてた。行ったら、すでに会場は入り口のとこまでパンパンの状態。こりゃ、まいったな、と。何とか、入れてもらえるよう、中心を回り込むようにして、空いてるところを探しながら動くも、辿り着いたとこは、会場名物の柱の裏側。そりゃ、そうだわなー・・・・とかいって納得してる場合じゃない(笑)。さすがにここはマズイ!と、その柱の裏側で一案を練る。こんなにパンパンでも、ショウが始まれば、きっとフロアは幾分動いていくはず。とりあえず、比較的何とか動けるその柱の側まで行って、フロアが動く隙を狙って、横移動させてもらおう、と最大の知恵を絞って、それを実行に移したら、あまりに思ったとおり事が運び、見事大当たり。・・・百戦錬磨の知恵だわ、とちょっと自画自賛(笑)。周りの方にそんなにご迷惑になってなかったら良いな・・・と祈りつつ。

メイのセカンドアルバム「The Everglow」は僕にとって、ほとんど完璧なアルバムでした。1枚を通して楽しめる演出を施しながらも、1曲1曲が独立して、力強く、キラキラと輝きに満ちた素晴らしいメロディに溢れた傑作中の傑作で、個人的な年間ベスト3にも入るほどの内容でした。こういう素晴らしく作りこんだアルバムをどうライブで表現するのか興味の尽きないとこでした。

セカンドアルバムのイントロのピアノのリフレインに導かれながら、メンバー5人がステージに登場。いきなりド迫力のフカしたエモギターロックに躍動感のあるドラムインで、会場中が飛び上がるように一気に大興奮。そこから盛り上がる曲、聴かせる曲共に、とにかく曲、どの曲もソングライティングがとても良いんで、もうそこだけでぐいぐい引っ張られて、引き込まれていく感じで、こういうバンドの強みは本当に何事にも変えがたいな、って感じで。多少の欠点くらいは補えてしまう勢いがあります。

注目の、アルバムで優しく気持ち良く響いてたボーカルくんの歌声の方は、ライブだと、特にアッパーな曲だと声に力みが入ってしまってラフな形で声が出てて、後のしっとりしてる曲の方がより丁寧で、声により透明感と伸びが出てきて、そっちの方がより魅力的だったかな。アルバムで演出していたコーラスは、キーボードくんやベースくんが歌うものの、それほど効果的な役割は担っていなかった、という印象。

彼らの生演奏は、アルバムほど特には細かい部分まで作りこんだりすることはない、とにかくロックバンドらしい、多少ラフで生身の演奏を披露するタイプのようで、(数百人サイズのクラブで、音が直接的で、余計生々しい。)、曲が進むにしたがって、確信を得たのは、このバンドって、エモだ、ビューティフルエモだとか言われてるけども、やっぱステージ上では本当にエモバンドだったんだ、ということ。アルバムだと、ギターポップだったり、パワーポップっぽいとこがあったり、エレガントなピアノの雰囲気、曲の演出とかのせいで、そこまでエモエモした雰囲気とか無駄に力が入ってしまうとことかって抑えられてて、そこまでエモか?って気がしてたんだけど、ライブだと、そこら辺が開放され、シンプルにロックバンドとして随所でエモらしい部分をアピールしてくるんですよね。真面目に真っ直ぐ感情をアピールしてくる。ああ、なるほどね、と。

面白いのは、エモ系のギターロックバンドって、結構ステージアクションや演奏の仕方が似てて、特に感情を込めた時の、体をこれでもかというくらい揺らし、がっくんがっくんさせながら、パワーコードをかきむしる、その右手のストロークの仕方とか、面白いくらい共通してて(笑)。メイもボーカル兼ギターくんがそれで。キーボードくんも結構そうで、キーボードがああいう力の入ったアクションで弾くのは珍しくて、観てて面白かった(スキンヘッドで、風体があんなだから、余計にか。/笑)。脇にいるもう一人のギターくんとか、ブロックパーティにでもいそうな(笑)ベースくんはわりと平静に弾く人だったけど。ギターくんのアンプの調子が悪いらしく、音が出たり出なかったりして、途中四苦八苦してました。

あのライブの演奏で、すごく気を引いたのは、PVで観てても気になっていたドラムくんの演奏スタイル。背筋を伸ばし、そんなに無理に握力や肩の力を強く使わないような、どちらかというと手首で打つ、スティックの振り幅が大きい叩き方で、その大きく振ったスティックの残像が綺麗に残る感じで、観てて、それが大きく、綺麗に見えるんですよね。手首で振り抜いて叩くシンバルも気持ち良いほどクラッシュしてて、それから飛び込んでいくスネアの音とか含めて、すごく叩き方が爽快で。そういう絵と音の気持ち良さが曲の演奏演出にも一役買ってる感じがしました。彼はとても印象的な、良いドラマーです。

演奏された曲は、セカンドの曲を中心にファーストとうまく交えた感じで、後半ちょっと落ち着きすぎちゃった部分もあったかなぁ、というキライも無きにしも非ずだったんだけど、なかなか上手くリストを組んで、進行していったんじゃないかなぁ、と思います。でも、もっとやってほしい曲はたくさんあったなぁ。贅沢なんだけど、良い曲いっぱいあるから、彼ら。セカンドを通しで!再現で!っていう希望もあったんだけど(笑)、「Break Down」は聴きたかったな。♪It’s the magic 〜 って結構お気に入りだったんだけど。それに、「Embers And Envelopes」をやらなかったはかなり意外。すごい佳曲だと思ってたし、バンドの代表曲的存在だと思ってたから、やらないわけないだろうって踏んでたんだけど。まぁ、次の機会の楽しみに取っておく、ということで。

ライブで大活躍だったのは、ここに住んでるのか、わざわざ来日までしてきたのか、熱烈な外人さんファンがいまして(笑)、フロア最前真ん中で、両腕を上に掲げて、熱狂してるような人で、「The Ocean」でも静かに聴き入る日本人たちに囲まれながらも、曲冒頭では一人声を上げて興奮してましたから、迷惑なんだか、微笑ましいんだか(笑)。まぁ、向こうの人たちはバラードでも普通に大声出しますからね。その文化の違いには理解できない人もいるでしょう。しかも、その中でも一番エネルギッシュで、うるさそうなタイプが来ましたしね(苦笑)。いつもああなんでしょうか、やっぱ。変に浮きまくってて、面白かったです。

1.Someone's else's arms
2.Ready and Waiting to Fall
3.Painless
4.All Deliberate Speed
5.This Is The Countdown
6.Covre Me
7.Summertime
8.Soundtrack For Our Movie
9.The Everglow
10.Giving It Away
11.The Ocean
12.Suspension
13.The Sun and the Moon
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14.Goodbye, Goodnight
15.Anything
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