|
気づかないとこからハマっていくもんだね。
|
|
- 2005/10/29(Sat) -
|
|
*最近個人的にブームなのが、「きなこもち」なんですよ。20円なんです。安くていいんですよね。
「チロルチョコ」ってご存知だと思いますが、そのシリーズで、「きなこもちチョコ」っていうのが期間限定で今売ってて、コンビニに入ると、1個か2個買っていくんですけど、知らぬ間にそんなような習慣ができちゃってて。 実際、ものすごい今売れてるんですって。最初、そういう話を聞いて、1個買って「なるほどねー、確かにきなこもちだ。」とかって食べてたんですけど、20円じゃないですか、もう1個ノリで買って食べちゃうんですよね。平等院(10円玉の絵柄)2つくらいくれてやるっていう感じでね?そうすると、止まらなくなってくるわけですよ。何かの機会にコンビニに入ろうものなら、買っていくようになるわけです。 で、大人はさらに金にモノを言わせるようになる(笑)。いちいち買いに行くの面倒だから、ついにはいつか近いうちに、大人買い(箱買い)してやる、と野望が渦巻くわけです。1箱45個入り900円。期間限定販売っていうから、早めに実行してやろうかな、と思う日々です。なんかダメな大人っぽい感じですが(苦笑)。・・・1人で食べるのには45個は多すぎかもね。 *モトリー・クルーの来日公演行きますよ。当初は、どうしたらそんなに高くなるわけ?の高いチケット代にかなり腰が重かったのですが、ていうか、別に行く気はなくて、ミューにでも行こうかなぁとか思ってたんですけど(サマーソニックで観たんだけどさ。)、バックチェリーが前座に付いたということ、それにチケットの高い部分は、きっと莫大な火薬代に、ハーレーダビッドソンとセクシービッチのレンタル代(爆笑)が嵩んで生まれたんだろう、と思い込むことにして(笑)、行くことにしましたわ。 さいたまだから、大きな演出は期待出来そうかな?よくあそこでやってる格闘技イベントをテレビとかで観るととか結構すごいしね。まぁ、なんとなく知ってる曲をジャカジャカ鳴らしてもらって、キッスみたいな感じでライブをやってもらったら良いかな、と。90年代の曲もやってもらいたいもんですが、それはこのノスタルジーツアーでは高望みなので、贅沢は言いますまい・・・。イカした初期の曲は結構やってくれそうなので、楽しめそうですね。 いつも僕はチケットを買うのは、よほど売れ行きの良さそうなコンサートでもない限り、大体2週間くらい前に買って観に行くのが常で(まぁ、いつもクラブサイズのショーだから、席も関係ないしね。)、今回なんて珍しく1ヶ月も前に買ったのに、席は2階席の一番ステージから遠いとこで、しかも座席付。(だから、遅いんだってば。)全くアウェイの、慣れない場所でのライブ観戦です。 せっかくなので、いつぞやの横浜アリーナで観たメタリカの時に後方にいた、ガタイの良い外人さん部隊(明らかに横須賀か厚木から来た米兵さんのような人たち。)のように、終始大合唱&怒声のような声援(笑)を浴びせまくりつつ、骨の髄まで楽しもうかな、と計画中です(何ソレ)。座席だから、前に突っ込んでいけないのがイタイとこなんだけどね。久々にがんばってみます・・・って言っても年齢層は少し高めなのかな、やっぱ。(笑) *ギャオの映画チャンネルのマンスリーロードショーがもうすぐ更新されてしまうということで、駆け込みで、「真珠の耳飾りの少女」と「コール」を視聴。良いよね、合法かつタダでインターネットで映画が観られる時代だから。 前者は17世紀のオランダの画家、フェルメールが描いた「真珠の耳飾りの少女」という有名な絵画にまつわるフィクションストーリー。映画ではよくあることですが、オランダが舞台なのに、何で英語で話すのかな?みたいな(笑)。でも、何か物凄い強いアクセントで話してたので、あながち間違ってはいないのか?と無理に納得してみたり。映画自体は、絵の世界のようにとても綺麗な感じで撮られて、終始映るスカーレット・ヨハンソンの白い肌の美しさが個人的に妙に印象的で。官能的な匂いがする映画で、だからといって、別に誰かがヌードになるわけじゃないし、エロい露出なんて全くないんだけど、それでも性的な情感が滲むように出てくるのはすごいな、と。フェルメール役で登場するコリン・ファースも良い役者さんですね。実際のフェルメールも謎が多い人物だったようですが、その謎めいた感じが出てて良かったです。 ・・・話が変わっちゃうけど、スカーレットが主演してた東京が舞台の「ロスト・イン・トランスレーション」。あの映画、すごく好きでね。なんか世間的にはすごく賛否両論みたいで、一見外人さんが日本に来てのドタバタ劇だし(笑)、それにああいうマッタリしたソフトコア(?)のような映画ってやっぱ人を選ぶのかな、とも思うんですけどね。普通にずっと自分の国に暮らしてたら、あの状況での孤独感とか喪失感とかわかりにくいし。でも、地元を離れて誰も友達のいない都会に出てきたような人たちなんかには結構リンクするんだとは思うけど。個人的に気に入ってるのは、監督のソフィア・コッポラが作った前作の「ヴァージン・スーサイズ」(5人の美人姉妹が最後みんな揃って自殺しちゃうかなり不思議なストーリーの映画。/笑)もそうだったんだけど、サウンドトラックに選ぶ曲がすごく良いんですよね。60'sや70'sの匂いが強い曲で。 あの映画を初めて観た時は、去年ロンがレンタル屋さんでビデオを借りてきて、それで一緒に観たんですよね。そりゃもう大変でしたよ。主演男優のビル・マーレーが日本での撮影の仕事をしてるシーンで、日本語に囲まれて困惑してる部分があったじゃないですか。あの時、その日本語に対する字幕が一切出ないので、ロンはビルと一緒に同じ状態になってまして。「はぁ??おい!なんて言ってるんだ!」って(まさに題名どおり・・・いや、映画ではそのリンク体験自体が大事な題材のひとつなんだけど、日本語が全部わかってしまう僕らには少々そこら辺が伝わらないんだよね。)。出てくる日本の風景や文化にも興奮した様子で、変な異文化交流の空間が生まれてました。主演の二人が酒升を持って日本酒を酌み交わしたり、白無垢の花嫁さんの姿が出てきたりもしましたが、それもがんばって説明したし。私100%日本人ですが、酒升で酒なんか飲んだことねーっつーの!(笑)意外や意外に突然登場してきたマシュー南に強い関心を示してましたね(笑)。 後者の「コール」。幼女誘拐サスペンスで冒頭からずーっと良い感じで、緊張感を覗かせながらもテンポ良く進むんだけど、段々お粗末な展開になっていって、最後はいきなり豪快なアクションムービーにいきなり路線変更。よくわからない感じで、ドタバタオチていってしまいました。なんだかなー・・・と(苦笑)。出てる役者さんはケヴィン・ベーコンやシャーリーズ・セロンといったのような知名度もある役者さんだったり、天才子役のダコタ・ファニングだったり(今何歳?)、なぜか違う意味でも知名度の高い(笑)コートニー・ラブまで出てたりするんだけどねぇ。それにしても、ダコタちゃん。あの小さな体で、存在感ありすぎ。まさに天才的な演技。特に親と別れて寂しさのあまりパニックになりながら絶叫する場面は、あまりにリアルすぎて怖いくらい。「アイ・アム・サム」を観た時、あまりに大人びた台詞回しで強烈に印象付けられたんだけど(まぁ、そういう役柄だったんだけど。)、普通、小学校行くか行かないかの歳で、あんなに綺麗に滑舌良くしゃべるものなのかね?と。この映画でもあまりに発音が綺麗なので、うっとりしてしまいました。「真珠の耳飾りの少女」でのアクセントの強い英語を聞いていた後だけに余計に。 なんか彼女を観てて、やたら安達祐実とかぶるので、いつか下からの目線で、「同情するなら金をくれ!!」と本人以上にリアルに再現してくれないかなぁ、なんて思ったり。この子が「家なき子」をやったらすごいことになりそう。 |
|
ノリ!!
|
|
- 2005/10/23(Sun) -
|
![]() Hi Hi Puffy AmiYumi Music From The Series - Puffy AmiYumi 今やアメリカの人気アニメに登場するポップアイコンである日本のパフィーのアメリカメジャーデビュー盤です。アニメ番組のサントラ盤という扱いではありますが、メジャーレーベルからのリリースです。Jポップシーンではもう忘却の彼方という印象をお持ちでしょうが、今、アメリカで一番売れてる日本のミュージシャンでしょう。 全米アニメチャンネルで、日本からのポップスターの2人組「Puffy AmiYumi」が巻き起こすドタバタ劇をストーリーにした「Hi Hi Puffy AmiYumi」の放映が、去年の秋から始まりましたが、初回放映からいきなりアメリカのアニメ番組視聴率ナンバー1を獲得。かなりの人気者なんだそうです。向こうに住んでた時は、英語がわかりやすいという理由で、たまにアニメチャンネルは観てましたけど、残念ながら、その番組を観る機会はありませんでしたけどね。日本ではこの10月から地上波で放送されてるそうです。 きっかけはアニメのプロデューサーがパフィーのビデオを観た時に強い関心を持ったから、ということらしく、その後「ティーン・タイタンズ」というアニメ番組の主題歌に抜擢。これがウケて、今度は彼女たち自身を主人公にしたアニメ番組を制作することになって、その放映開始から、どっかーんといきなりナンバー1になったんだそうです。 あのデビュー曲「アジアの純真」で出てきた時の、誰とも違う独特な彼女たちのノリはとても印象的でした。曲自体も、「おどるポンポコリン」以来の全く意味不明の日本語を並び立てた歌詞に、ELOを模したようなポップミュージックでインパクト大。お世辞にも上手いとは言えない歌唱力に、終始ユニゾンで歌うというスタイルに頼り切った歌い方(日本のアイドルは総じて当たり前のようにそういう方法を取るけども。)、そしてやる気のなさそうな、バラバラに砕けたダンス(笑)。トークさせたら、これまた独特の間がある話し方とだらけたスピード感に不思議な言い回しの数々・・・全く掴みどころ人たちでしたね。彼女たちが写っている写真はいつも2人で頬をくっつけたような写真ばっかりだったし。(笑) 次のヒット曲「これが私の生きる道」がまた、「ちかごーろー、わたしーたーちはー、い〜かんじ〜」とまたいきなり意味不明で入っていくふてぶてしくも、一方で妙にアンニュイな感じもする歌詞に、ビートルズから拝借しまくりの楽曲。細かいタブーなんぞ簡単に無視して、名曲に仕立て上げてしまう。この時ばかりは、民さんすげーよ!と思いましたが、と、同時に60's独特の退廃的、かつふわふわした感じが、このパフィーの脱力感のある歌い方とキャラクターにあまりにマッチしてて、大きな驚きでした。これがその後のパフィーの大きな魅力の1つとして決定的に印象付けたと思います。 当然、このバカ売れで、紅白などの年末の歌番組からは引っ張りだこだったわけだけど、それを全部蹴ってまで、ローカル局のテレビ神奈川の年末特番に出てしまうとこがまた彼女たちらしい、というか、一般層には理解しがたい感じでマニア心をくすぐられます(笑)。これまでの友人関係などもそうですが、いつだったか、当時地方局のバラエティ「水曜どうでしょう」で人気だった大泉洋なんかを突然自分たちのバラエティ番組にレギュラー出演させたりもして、どことなくインディ臭い匂いも漂わせる彼女たちなのでした。 その翌年も、世間が真面目にラブソングを歌ってるのをよそに、相変わらず「かにーたーべにいこぉ〜」などという暢気な歌を歌い続け、再び大ヒットするのです。こうした良い意味でズレた感覚は、Jポップシーンでは個性的で、間違いなく異端児的な存在でした。まぁ、カラオケブームがあり、まだ大量にCDが売れまくっていた時代だったので、彼女たちにも良い時代だったのでしょう。全然敷居の高さがないし、誰にでも歌いやすかったし、親しまれやすかった。 そんな状況になる一方で、ビッグセールスアーティストになっても、彼女たち自身、自分たちがアーティストとしてどう、とか、そういうことを鼻っから相手にしてなくて、むしろそれを放棄してるかのようにすら思わせてるあたりがすごくて、どう背伸びしても間に合わないから、自分たちの独特のキャラクターを打ち出しつつも、あくまでマイペースで行くっていう姿勢が彼女たちらしくて良かったりしました。そんな感じで、日本での確実なファンをキープしながら、アジアにも向けても積極的に窺うようになります。 近年の彼女たちは、奥田民生に変わって、パフィーの名付け親でもある元ジェリーフィシュのアンディ・スタマーがプロデューサーとして、彼女たちの音楽製作の主導権を握ることになります。そもそも奥田民生がジェリーフィッシュの大ファンで、もともとちょっとした交流があったようで、さらにパフィーの2人のうちの1人、大貫亜美もくらげファン(この人、見かけによらず、ものすごい洋楽ファンで、ソロでヴェルベット・クラッシュのメンバーにレコーディングを依頼してたりしてたし、学生時代には「ハノイ・セックス」というバンドも組んでたそうで。/爆笑)。アンディはそれまでも彼女たちにちょくちょく楽曲提供はしてましたが、再び活躍の場が本格的に与えられたことは、個人的にも涙でした。パフィーを通してとはいえ、全く聴けなくなってしまったポップ魔術師の彼が作った新しい曲が聴けるということは大きな喜びだったわけで。 それからパフィーアメリカ進出を目論むようになります。アンディは昔からピンクレディのファンで、ジェリーフィッシュ時代、ライブで「SOS」のカバーを演奏するほどでしたが(もちろん日本語で。)、ピンクレディとパフィー、性格は大きく違うが同じポップ女性デュオということで、どこか被らせていて、アメリカ進出リベンジを果たそう、という気がしなくもありません。(笑) アメリカインディーズから、彼女たちのヒストリー盤を2002年にリリースしたのをきっかけに、翌年にはアンディプロデュースによりオリジナルアルバム「Nice」もリリース。アメリカツアーも敢行し、好評に終わったようです。その時の様子や向こうのインタビュー記事もこちら側に伝わってきました。(アメリカセレブのような大胆でゴージャスな勢いのあるキャラクターに慣れ親しんでいる向こうのメディアは、彼女たちのとてもシャイで、セックスアピールも全くない態度に驚いたよう。思春期でもあるまいし、と。/笑) そうこうしてるうちに、アニメチャンネルから主題歌の話が出てきて、瞬く間に彼女たちを主人公にしたアニメの話も沸き、現在の状況が生まれます。アニメには実際の本人たちもちょこちょこ出てるんだそうで、そこでちょっとした日本語講座もやってたりするんだそうです。 このサントラ盤は日本のパフィーファンからしたら、1曲目の自身のアニメ主題歌「Hi Hi」以外は全て既出曲。その「Hi Hi」ももうすぐシングルリリースされるようで、それを含めてしまうと、全く未発表曲はないということになります。 しょっぱなから4曲目のジェリーフィッシュのカバー曲「Joinning a fanclub」まで、英語詞のハードなスピードパンクチューンで、アニメのイメージ通りのわかりやすい元気っ子イメージを惜しみなく発揮。ハジけたガールズポップサウンドにこの痛快な疾走感覚。 微妙に日本語訛りの英語に、かなり幼く聞こえる声質と線の細いボーカルのせいで、その少し拙いになってる感じが逆に変にまた親しみやすく、例によって常にユニゾンで歌い、多重コーラスも頻繁に違和感なく入ってくるし、アンディお得意のサウンドメイキングもそこにばっちりフィットし、とてつもく子供好みのスウィートな感じになってます。 5曲目に入ると一転、疾走チューンから思いっきりほんわかした60'sライクな曲のコーナーへ。やっぱりこのテイストはパフィーの不思議な空気とよく合ってる。 アルバム後半は日本語詞の昔懐かしい曲が並びます。久々に「アジアの純真」とか聴いちゃった(笑)。今さらだけど、改めて聴いてみると、井上陽水が歌詞で描き出す不思議なファンタジー世界が、この変幻自在の大仰なポップソングとすごく合ってるのが印象的。全体を通してしまうと、言ってる日本語は全く意味不明だけど、流れるバックの音の場面場面で、ちゃんとそ意識してイメージに合った適切なフレーズを使ってくるし、陽水さんの凄まじい想像力に脱帽。 このアルバムのベストトラックは間違いなくラストの「ティーン・タイタンズのテーマ」(PVにはギターウルフもゲスト出演。)。アンディらしいキーボードから、すごい渋クールなギターリフレインに、ラモーンズを模したような曲中間部のキャッチーな掛け声・・・最高のアニメヒーローソングじゃないでしょうか。またあからさまに臭過ぎるのがまた良い。すっごい昭和アニメな匂い(笑)。この臭さはゴリラズにだって出来ない芸当ですよ(笑)。絶対こんな曲、普通に口ずさんでしまいますよね。レッツゴー!って。 両方とも三十路を超えた、方や子持ちのお母さんなわけですが、それにしてもお二人はお若いですよね。いくら日本人は若く見えるとはいえ(笑)。デビュー当時からあまり年を取ってるイメージがなくて、そんなに変わらないのが驚きます。かといって、ご本人たちは無理してアイドルのように振舞っているわけでもないようだし。まぁ、音楽のイメージもあるでしょうが。 今年の全米ツアーも、各地大盛況だったようで、ソールドアウトも少なくなかったようです。 |
|
突然表舞台に立ったラッキーガイたちの渾身のポップロックアルバム。
|
|
- 2005/10/20(Thu) -
|
![]() Sitting Around Keeping Score - Spymob もし去年、僕が日本にいたら、どのアルバムを聴いていたのだろう?と思うのですが、もしそうであったなら、間違いなくこのアルバムをピックアップし、「いいから黙って買え!コノヤロウ!」とsakusakuのヴィンセントのような調子で喧伝しまっくていた・・・かもしれない、今となっては時はすでに遅しか?の(笑)ミネソタ州ミネアポリス出身の4人組バンド、スパイモブのデビュー作。 この人たちは突然振って沸いたようなチャンスに恵まれた人たちでした。 「自分たちの世界が一変したよ。俺たちはホームタウンのミネアポリスにある、とても小さなとこでライブをやっていたんだよ。それがヨーロッパをツアーし、BBCの「トップ・オブ・ザ・ポップス」(英国国営放送でやっている有名な歌番組)でパフォーマンスすることになったんだ。楽器を持ってプレイしだした日から誰もが夢見るような話だよ。でも、計画してできることじゃないよな。」 ストーリーの発端は、スヌープ・ドッグやジェイZ、アッシャーやネリーのような売れっ子ヒップホップ/R&Bアーティストたちに、ブリトニーやジャスティン・ティンバーレイクなどのポップアイコンたちをたった2人で片っ端から手がけ、ほとんど現在のポップミュージックスタンダードの発信地状態になっているプロデューサーチーム、ネプチューンズが、昔からの友人であったもう一人男性ラッパーを加えた状態で、彼らのプロジェクトとして、N.E.R.D.(NO One Ever Really Diesの略称だそうです。)という名でデビューしたことに始まります。2002年にデビュー作をリリースし、それに伴うツアーでバックバンドとして選ばれたのが、当時、まだデビュー前で無名も無名だったスパイモブだったのです。 基本的に機械で全部処理していたらしいデビューアルバムだったらしいが、バンドと一緒にやっていくうちに、急に生バンドの良さに気づいたらしいネプチューンズの2人は、せっかく出したアルバムを店頭から回収して、スパイモブと共に再録音し、リリースしなおしたそうで。それがゴールドアルバムに輝いたのです。 その後も、N.E.R.D.と一緒にツアーに回りながらも(去年のサマーソニックで来日。)、ネプチューンズのコンピレーションアルバムや、いくつかのコラボレーションにも参加したりしていた彼らは、ついに彼ら自身のデビュー作に着手することになります。そもそも彼らがデビュー作をネプチューンズのレーベルから出すことになったのは、ネプチューンズの一人、ファレル・ウィリアムがこのスパイモブが作ったデモを聴いた後で、彼らに無限の可能性を感じたからなのだそうです。 トッド・ラングレン、スティーリー・ダン、ジェリーフィッシュ、スピリット・エンズなどに影響を受けたとする彼らの最初の作品は、ほんとに開けてびっくりの玉手箱。N.E.R.D.の時とは、全く関係のない痛快なポップロック。ネプチューンズはアルバム制作に関わっていないそうで、プロデューサーに選ばれたのはブラック・グレイプやハンソンを手がけたというステファン・リローニという方。彼のプロデュース以外にも、他3曲で、彼らの地元で活動しているというアレックス・オーナ、またはセルフプロデュースという形。 まずはファンクやソウルテイストが入っているポップロックなので、間違いなく売れっ子マルーン5と比較されやすいだろう、と。まぁ、当然ですかね。また随所にピアノが入っているポップロックだったりしたりするので、例によって、また「ベン・フォールズファンにはオススメ。」などというコメントがCD店で見られたんだそう。これも超乱暴な言い方をしてしまえば、世間でも言ってるマルーン5・ミーツ・ベンフォールズと言えなくもないような気がするけど・・・それはどうなんですかね。個人的に思うのは、聴いてる感じが、少しファストボールにちょっと似てるかなーって思うんだけど、それはやっぱボーカルの性質によるとこが大きいかな。 ファレル曰く、「彼らは、俺が聴いて共に育ってきた音楽を思い出させてくれるね。彼らの曲からは、スティーリー・ダンがミーターズやプリンスとクロスした感じに聞こえるよ。それにはほんとブッ飛ばされたね。」・・・こういうコメントがスラスラ出てくるあたりがサスガですが。(笑) ファンクなギターにソウルフレーバーが加えられたピアノポップ、メロディ質はビートルズ等の系統の流れ、というスタイルで、もう全曲、爽快でキャッチーな曲オンリー。先頭1曲目「2040」(ライブ映像)を始めとして、突き抜けたポップソングのオンパレードで、どの曲でも、きっと3回も通して聴けばメロディは覚えてしまうだろう、と。こういうアルバムって、年に1枚出会えれば良いほうだからねぇ、なんかわくわくしてしまいます。 個人的には「On pilot Moutain」が良いですね。サビ以外はほんとにもうひたすらリフレイン、繰り返し繰り返しで終わってしまうピアノポップなんだけど、あまりに印象的な、ギターとピアノと木琴の3つ重なってのリフレインはあまりにズルすぎ。木琴はキタナい(笑)。しかもハネるギターに支えられたサビに、ハンドクラップ2つ☆☆・・・・死にました。あとは、「Fly fly fishing poles」かな。風変わりなイントロだけど、サビのとこはもうマジックだね、これ。 ただ、こういうタイプのポップミュージックって、よほど何かバンドのメンバーのキャラでも立つとかでもない限り、話題になかなかなりにくくて、実際、1年以上も経って、大して売れてるアルバムでもないようで、何か突然変異でもない限りは、細々続けていくしかないようなタイプだな、と思ってるんだけど、彼らがラッキーなのは、やはりバックにネプチューンズやN.E.R.D.という大きなサポートがあるというとこで他と違っていて、前座もバックバンドもやれるし、ある意味、食いっパグれはないよねーって感じで。 ・・・・などと思っていたら、N.E.R.D.はもう解散したんだそうで。理由は、もう飽きちゃったから、だそうで、非常にわかりやすい理由ですね(苦笑)。おかげで、Spymobのサイトのツアーページには、「予定立たず。」と。・・・彼らの明日はどっちだ!? |
|
読んでます。
|
|
- 2005/10/18(Tue) -
|
|
*いつからか、ブログ紹介のコーナー!(どんどんどんどん!/笑)
大相撲の普天王関のブログ。 今や、お相撲さんもブログをやる時代なんですね(笑)。昔から、お相撲さんってユーモアのセンスがある人が多いなぁとは、テレビの数少ない映像を観て思ってましたが、彼のブログではそのセンスが爆発してて面白いです。一方で、場所中にもかかわらず、勝負師の心の葛藤も、ざっくばらんに書かれていて、普段見ることのできないお姿を拝見することもできます。長文ですしね。こうやって普段見られないとこを見せて、少しでも相撲に興味を持ってもらおう、という、純粋で真摯な姿勢がまた良いじゃないですか。多くの女性の心もくすぐってるようです。(笑) 今、角界も結構面白くなってきてるようで、相変わらず朝青龍の一人天下状態が続いてますが、つい最近の場所で、ブルガリアの力士、琴欧州がものすごい勢いで勝ってますし、人気の高い高見盛に、前述のブロガー力士として人気が急上昇してる普天王もいますし、新興勢力が徐々に出てきてるみたいで、盛り上がってきてるみたいです。 ちなみに、琴欧州がコンビニで思わず買い込んでしまうのは、やっぱりブルガリアヨーグルトだそうです(笑)。 リサ・ステッグマイヤーのブログ。 ほんとにおきれいな方ですよね。見てて、うっとりしてしまいます。ええ、間違いなくファンですよ。いつだったか、ずいぶん前に、友達が渋谷かどっかで、たまたま彼女が歩いてるとこを見かけたらしくて、ほんとに写真と変わらずきれいだったそうで、その話を聞いて本気で羨ましがりましたもん(笑)。一度でいいから、実物を拝んでみたい方です。間違いなく、ドキドキしてしまいそうですけどね。 いかにも健康志向なキャラクターらしく、トライアスロンに取り組んでいるようで、また彼女の魅力が出てて、良いですね。このブログを読み始めてから、ますます憧れていってる感じがします・・・もちろん異性として、ですね(笑)。人としても、あの彼女が持ってるオーラというか、雰囲気やイメージというのは少しでもあやかってみたいもの。(自分とは明らかに対極なものって感じだからなぁ・・・。/苦笑) こちらも結構長い文章を書いてくださるので、なかなか読み応えがあります。 この人って、普通にフジとかの民放の番組から出てきた人でしたっけ?NHK教育の語学番組から出てきた人でしたっけ?最近、リモコンの手が思わず止まってしまう語学番組で、ほんとに美人さんが頻繁に出てくるので(何語でも!)、語学番組を観るのがちょっとささやかな自分の趣味になってます(気が多すぎでしょうか?)。その言葉を覚えるかどうかは別としてね。この趣味、結構お勧めです。 *ウェブ版ヘビメタさんの3回目。メタルの学校はライオット。ライオットかぁ・・・いけるなぁ、ノスタロ会(笑)。 今、最もブログを書いてほしい方はマーティさんですね、やっぱ。携帯電話で日本語のメールを打つのもめちゃくちゃ速いそうです。そう聞くと、ブログ打つのも速そうじゃないですか。ねぇ? *KCRWスタジオライブ Keane Idlewild |
|
オスライオンの泣き所。
|
|
- 2005/10/14(Fri) -
|
![]() Achilles Heel - Pedro The Lion (purevolume.com / 曲順は違うけど、このアルバム全曲フル試聴可能。) シアトルからのソングライター、デヴィッド・バザンのユニット、ペドロ・ザ・ライオンによる昨年出た4作目。1998年にデビュー作をリリースし、その後、もう現在解散しているプロミス・リングなどが所属していたジェイド・トゥリーとレーベル契約。そこから着々と、デビュー作の再リリースとこのアルバムを含め、4枚のアルバムをリリースし、USツアーもその都度展開。去年のクリスマスの頃には、iTunesのみで販売する6曲入りEPが発表されています。 不思議とこのバンド名は知っていたんですよね。何で知ってたんだろう?と思ったら、デビュー作と2作目は日本のインディレーベルのペインテッド・スカイ・ディスクから出てたんでしたね。このレーベルはポウジーズ関連の作品が結構出てますので、そこでの繋がりでした。 そうした感じで、名前をどこかで知っていたのと、絵本に描かれてるようなライオンの絵とそこにうまくリンクしたアルバムタイトルに惹かれて、たまたま試聴してみたのがきっかけ。 「Achilles Heel」、つまりアキレス腱のことですが、また別の意味で、ギリシャの不死身の戦士、アキレスでもこの部分だけは弱点であったことから、日本的な表現だと、「弁慶の泣き所」という意味もあって、このバンドの名前に冠してあるライオンと、その百獣の王でも鍛えることができない「弱みの部分」をくっつけることで、きっとアルバムの中をこのタイトルとアートワークで表現してるんだろうな、と思わせてるとこがまた上手いなって思って。ひょっとして10年くらい温めてたネタだったりするのかな?とも思うけど。(笑) 最初、このアルバムをなんとなく流してる感じだと、特に目立って派手な部分がなく、全く背伸びの感じがない素のバンドサウンドと、気張った感じのない、とても平均的で可も不可もない歌唱力で、心地良いメロディに乗りながらも、曲が次から次へと、緩い感じで、ある種淡々と流れていく11曲38分って感じで。 それでも、ずっと繰り返し聴きながら接してじわじわ来てしまうのは、全ては感傷的なメロディを歌う、酸いも甘いもわかってる等身大の男の歌だからってところなんでしょうかねぇ。憂鬱な部分や人が持つ暗い部分も含めて全部吐露してしまってるところ。それは決して女々しいって感じなのでもなく、むしろ誠実で、真実を物語ってる感じがして、しかも、この無理のない感覚がアルバム内を終始漂ってるからこそ、嘘がない感じがして、好感が持てるっていうか。 この表現は全く的確ではないかもしれないけど、聴いてる感覚は、個人的にはなんとなくグランダディを聴いてる時の安心感や身近さに近くて、彼らみたいにあんなキラキラしたポップサウンドではないんだけど、聴いた時のうっすら泣けてきてしまうとことか、流れるメロディなどから漂ってくる多幸感はある意味ではそうかな、と。 底辺には気持ちが良いポップ感覚が常にきちんとあるし、決して必要以上の重苦しさを感じさせなくて、重くも軽くもならず、真摯に作品に向き合って、冷静に聴けるのが良い感じ。印象的なメロディは多くて、アルバム全体もとてもコンパクトサイズでグッド。 あまりに多くの作品がリリースされてる昨今においては、大きくメディアに取り上げられてプロモーションされるものでもない、多くある内のただ1枚すぎないこの作品は、決して多くの人が手に取るようなアルバムではないかもしれないけど、どこかで知り、どこかで手に入れて、聴き始めた人にとっては、きっと長く聴かれ、愛されるアルバムだと思う。この哀愁漂う淡々とした流れと秘めた感情的なモチーフに、親近感と一時的な心の拠り所があると思うから。 |
|
ジャーマンメタルの元祖。
|
|
- 2005/10/11(Tue) -
|
|
ウェブ版「ヘビメタさん」第2回が公開されましたが、「メタルの学校」のコーナーで、先週紹介されたマッチョメタルキング、マノウォー様(様付けじゃないとダメ。)に続き、今週はドイツのメタルバンド、アクセプトが紹介されてました。僕の記憶を無理やり掘り起こし(笑)、これをネタに浸ろう会でもやろうかな、と。
第7回 Acceptの巻。 僕がメタルを聴いてた頃はドイツという国は、ヘビメタバンドが結構わんさか出てくるイメージがあって、「ドイツ=メタルの国」という認識を持っていたんですね。ハロウィン以降の80年代終盤〜90年代前半に起きた空前の(?)ジャーマンメタルブームが日本で起きてて、そんな時勢の中で聴いてたっていうのもあるんだと思いますが。 ツーバスどこどこの速いスピードで、クラシカルなメロディフレーズを多様するという、メロディック・スピードメタル(一般的にわかりやすくイメージできるのは、日本のXのような音楽。)がドイツや北欧を中心に、あの頃はいくつも出てきて、日本のレーベルに青田買いされてたのです。 こうしたバンドは本国以上の人気になってしまって、ブーム主要バンドとまでになると、日本盤10万枚以上(ゴールドディスク)のセールスが見込まれるようになり、ガンマレイがクラブではなく、2000人も収容できるホール公演を実現、メタラー必読のバイブル「Burrn!!」誌では、世界的超有名なバンドを押しのけ、世界的にほとんど知られることのないヘヴンズ・ゲイトが表紙を飾ってしまうという、空前の快挙を起してしまいます。(そんなバンド、誰が気にするんだ?って、ミュージシャンで誰か言ってたっけ?/笑) ところが、ハロウィン以前となると、挨拶代わりに使われていた「ジャーマンメタル」という言葉すら存在していなかったようで、ドイツのバンドで表立って挙げられるとすれば、70年代から活躍していて、80年代になると、アメリカでもブレイクしたハードロックバンド、スコーピオンズと、80年代の前半、B級的に活躍し、日本で支持を集めていたこのアクセプトくらいでした。 どこでアクセプトという名前を知って、手に取ったのか、あまりに昔過ぎて、記憶が定かではありませんが、手っ取り早く、多分中古盤で買って聴いてみたのが、90年にリリースされた2枚組ライブアルバム「Staying A Life」。おそらく、ジャーマンメタルバンド発掘が飽和状態になり、遡ってみた結果だと思います。 ![]() これは彼らが絶頂期とされた85年の大阪公演を収めたもので、この後、アメリカ進出を試みた彼らですが、失敗してしまい、ボーカルのウド・ダークシュナイダーがバンドを脱退、新しいボーカリストを加入させてアルバムをリリースするも、バンドは1回目の解散へ。結成は79年。 彼ら1番の代表曲「Metal heart」から始まるこのライブアルバムですが、個人的に、何でこの曲が代表曲なのかサッパリ理解できませんでした。当然、期待してたとこはツーバスどこどこ系でしたので、そこですでにピンとこなかったのもあるんでしょう。「めったるはーっ!!」というキャッチーなフレーズと、妙にドイツっぽい気がするリズム感覚は、好かれるシングル曲っぽい感じがしたのですが、突然始まる有名な「エリーゼのために」のあのフレーズを組み込んだギターソロは正直少し滑稽すぎる気がしました。 基本的に硬派で重厚感のあるメタルを提供していきながらも、親しみのあるキャッチーなフレーズも多いこのバンドの曲ですが、それ以前に、AC/DCのブライアン・ジョンソンを髣髴させるウド軍曹のダミ声は万民に好まれるような声でなくて、聴いて最初の時点で、好き嫌いが思いっきり別れるとこです(嫌いの方が多い?)。それでも、それが金切り声を上げてシャウトする場面は圧巻で、このライブアルバムでも終盤に演奏する、これまた彼らの代表曲である「Fast as a shark」での、オーディエンスとの掛け合いから曲突入する姿は、否が応でも、熱が上がります。途中の古典芸能のようなクラシカルなツインリードギターの場面では、思わず場内から歓声が。こういうとこで、後のジャーマンメタルの礎が築かれたのか?と思わずにいられません。 アクセプトで思い出してしまうのが、サークルで出会った大学の先輩で、この方、とても個性的なルックスとキャラクターの持ち主の方で、僕がその人に初めて会った時も、飲み会の席だったのですが、いきなりアクセプトのバンドTシャツを着て、鎮座なさっていまして(笑)。すごく人当たりの良い、人からも好まれるような方でしたが(ほんとに良い人で、よく家まで車で送ってくださいました。2、30kmもあったのに。)、いきなりアクセプトでして・・・失礼ながら、初対面で笑ってしまいました。今でも忘れない「Objection Overruled」のジャケをこしらえたTシャツでした。「アクセプトがお好きなんですか?」と聞くと、 「おお、知ってるのか?」 「ええ、ライブアルバムとか聴いてますから。」と言ったら、 「ああ、あのライブツアーの時、観に行ったんだよ。」 「え!?でも確かあれって、85年とかですよね?観るのは年齢的に難しくないですか?」 「11とか12歳とかくらいだった。」 「・・・・どんな子供だったんですか!(突っ込み)」 逆に、どんなバンドが好きなのか聞き返され、「スキッド・ロウとかワイルドハーツとかが好きですね。」と答えたら、ダメ出しされました。あくまで硬派なメタル魂を持った彼氏だったのでした・・・・。(笑) |
|
シンプルから広がる重厚なビューティフルサウンド。
|
|
- 2005/10/09(Sun) -
|
![]() In Motion - Copeland (purevolume.com) この間アルバム感想で触れたメイや、先日来日公演も果たした南カリフォルニアのサンディエゴのバンド、ウェイキング・アッシュランドなどのようなバンドを一括りに、「ビューティフルエモ」と称する音楽雑誌記事を目にするようになりました。ここ最近こうしたインディバンドの活躍が目覚しく、こういうインディシーンに対して、敏感な日本の一部のロックファンからも注目の的になっています。 フロリダからの4人組ロックバンド、コープランドも前述のバンドたちと軒並み語られることが多いです。今回紹介するこのアルバムは今年の春に出された2枚目の作品。 コープランドはフロリダのレイクランドという地で、リードシンガーであり、メインソングライターのアーロン・マーシュと古くからの友人のベーシストにより結成された。2000年末、バンドはグラムポップバンドのパシフィコというバンドと共同で、スプリットEPをリリース(インディバンドで、こういう形でのリリースはよくある。)。そして、東海岸を中心に積極的なライブ活動を続け、2002年の夏にロサンジェルス近郊のアナハイムにあるインディレーベル、ミリティア・グループとレーベル契約。 その年の秋、フロリダからアトランタにバンドの活動拠点を移す。それは、バンドがフルタイムで活動するための心機一転という意味と、アルバムのプロデューサーとなったマット・ゴールドマン(前述のスプリットEPのプロデューサーでもあった。)のスタジオがアトランタにあったため。 2ヶ月間のレコーディングの末、2003年、ファーストアルバム「Beneath Machine Tree」をリリース。リリース後、今、日本でも新譜リリースが話題になっているスイッチフットやこの間紹介したメイ、ジュリアナ・セオリー、アーリー・ノーベンバー、ホープスフォールといったバンドなどと共演しつつ、15ヶ月間、ライブほぼ毎日、400本以上という過酷なロードを経験する。(メンバー曰く、「途中からお仕事になってしまって、こういうのはあまりお勧めできない。」とのこと。/笑) そんな過酷な条件下でも、ツアーの合間の休暇1週間を利用して、スタジオに入って、さらにレコーディングするとこがすごい。スティーヴィー・ワンダーやカーリー・サイモン、フィル・コリンズ、ビリー・ジョエルのカバー楽曲を収めた5曲入りEP「Know Nothing Stays The Same」を2004年の8月にリリース。 同じ年、脱退してしまったドラマーの穴を埋めたバンドは再び、アトランタのマット・ゴールドマンのスタジオで、レコーディングを開始し、今年の3月、セカンドアルバム「In Motion」をリリース。最近では、UKでもレーベルと契約し、間もなくアルバムがリリースされるそうで、それに先駆けて、UKツアーもあったみたいです。 一方、日本では、ファーストアルバムが輸入盤でかなり話題になったみたいで、それを聴いて感銘を受けた日本のバンドのオーシャンレーンが彼らのバックアップに回って、今年7月にオーシャンレーンと共演という形で来日公演が実現。また、USと同じ頃に出されたセカンドアルバムの日本盤は、セカンドとファーストのカップリング仕様になっていて(それで2500円!)、普段日本盤をあまり買わない僕も、珍しく日本盤で買いました。 別にメイのように物語アルバムでもなく、普通の10曲入りのアルバムなわけですが(笑)、素晴らしい内容のアルバムでした。アルバムのジャケが枯れた枝木の写真で美しさと侘びしさ、素朴感を演出してるのですが、日本流に表現すれば、このアルバムは、桜の花吹雪のような美しさと妙な寂しさ、切なさが相混じったような感じなんですよね。あんなゴージャスな感じじゃないにしても、やっぱり綺麗な色は付けてやりたい、みたいな。4曲目の「Sleep」なんか聴いてると、そう思うのですが。 ギターやアコギ、ピアノを中心にしたロックで、感情を刺激する美しいメロディに乗って、キー高めのボーカルとボーカルハーモニーが華やかに色づけていく感じですね。演奏も曲も、基本はかなりシンプルに聞こえるのですが、音のアンサンブルと響きが大事にされた、素朴さと重厚さの間をうまく行き来するサウンドのおかげで、見事アルバム全体の奥行きが出ていて、ここまで独自の世界観を出せているっていうのが、彼らの魅力でしょうか。 がーっと盛り上がる感じというより、ゆったりした感じで、綺麗に流れていく音に身をゆだねていく感じで、ずっと気持ち良く進んでいく感じのアルバムなのですが、1曲目の少しUKロックっぽい「No one really wins」やキャッチーなギターリフを持つシングル曲「Pin your wings」、へビィなギターサウンドが意外の「Love is a fast song」など、しっかりギターロックアルバムとしても楽しめる部分を持っているとこもポイントが高いんじゃないでしょうか。 まぁ、先ほど書いたように「ビューティフルエモ」という単語もそうだけど、「エモ」という括りは、それが「エモ」なのか、そうじゃないかというとこで語られてしまうことが多いジャンルでもあるような気がしてしまうのですが、このバンドの音楽に関して、そんなことはどうでもよく、そういうとこを乗り越えた、ただピュアで、美しいロックっていう印象が強いです。とにかく、良いメロディが溢れてて、聞いてて想像力が増し、頭の中の世界が広がって、脳内で良い分泌液が出るから(笑)聴いてみなよ、って、そんな風に言ってみたくなるようなアルバムです。 ファーストもセカンド同様、良いアルバムになってますので、これを機会にいかがでしょうか。 |
|
Talk like singing.
|
|
- 2005/10/07(Fri) -
|
|
*しゃべり倒してきました。体良く雰囲気の良いレストランを見つけたので、そこで食事しながら、ずっと話して。
まだ2週間くらいの日本滞在なのに、普通に一人で1時間くらいかけて電車に乗ってきたのに驚き。 「会話とか大丈夫?」 と聞くと、 「日本の人たちは一生懸命答えようとしてくれるし、親身になって、ほんとに親切に振舞ってくれるから、特に問題はないよ。」 「・・・相手の人、緊張してたり、シャイな反応だったりしない?」 「今のとこはすごく良くしてもらってるよ。それより、日本に来て、ほんとに楽しくてすごくエキサイトしてるよ。東京はほんとに大きな都市だし、全てが便利で、電車も地下鉄もほんとにたくさんあって・・・少しそれで混乱してしまうことはあるけど・・・東京に比べたらバンクーバーなんてほんとに小さな街だし、走ってる電車もスカイトレイン(これは正確には電車ではないけど。みんながイメージする「街の電車」というものはバンクーバーには存在しなくて、それ以外の移動はバスか車のみ。)くらいしかないじゃん?ここにいると、なんだか東京に嫉妬してしまうような気分なんだ。」 渋谷とかにも行ってみたそうです。 レストランの店員さんを呼ぶ時の言葉「すいません!」を彼に伝授。「これは使い勝手がいいねぇ。」と、積極的に何度も使うも、ちゃんと発音出来てるにもかかわらず、なかなか店員さんが来てくれなくて、少々困惑気味(笑)。 そもそも、向こうのレストランでは、店員さんを呼ぶという習慣がありません。良いレストランになればなるほどそうなのですが、店に来た時に、担当するウェイターさん、もしくはウェイトレスさんが決められ、そのテーブルはその店員さんが全部世話をするという暗黙の了解があって、呼ばなくても、その担当の人が何度か来て、何か尋ねたり、責任を持ってサーヴィスをしたりしなければならないことになってます。それが向こうのプロフェッショナルなウェイター、ウェイトレスさんの認識。手を上げて遠くから呼んだり、担当とは違う人を呼びつけたりするのは、彼らのプロ根性を傷つけるもので、そんな客の振る舞いもあまり喜ばれた行為ではありません。もちろんそのサーヴィスはチップとして還元されるわけで、高いチップを良い形で直接もらうためには、その努力は惜しまないというとこで成り立ってます。もし、良いサーヴィスを受けなければ、客も当然チップを払う必要がありません。 日本ではそんなこは知ったっこっちゃないので、必要な時に来てくれなければ、ガンガン呼ぶ必要があります(笑)。でも、そんな育ち方をしてきてない彼の「すいませーん!」はどこかぎこちなく、間や具合がわからず、なかなか通らなかったのかもしれません。 チップの制度がないことには喜んでましたけどね。 「向こうだと、チップのせいで結局高くついちゃうから、そういう意味ではこっちは安く済んでいいよね。」 *待ち合わせた場所がたまたま僕のおばあちゃんの家がすぐ近くだったので、ついでに訪問。 仏壇や日本人形などが置いてある、いわゆる純和風の部屋で、さらに、ばあちゃんはいつも着物姿なので、伝統的な日本文化に関心が高いロンさんは興味津々。ばあちゃんが履いてる足袋にまで感動。実物として見る物ほとんど初めてのものばかりなので、あれは何?これは何?と聞きまくってました。 ばあちゃんもとても珍しいお客様だったので、ものすごくお世話してくれて、そうした質問に全部答え、持ってる和菓子や煎餅、お茶を全部振舞ってしまうという勢いで(笑)、挙句の果てには、ずっと持っていた自分のものまで彼へのお土産で用意して、その丁寧な対応にロンさん、いたく感動して、正座しながら恐縮。(この人は床に座る時は基本的に正座。かなり珍しい。) 話の中で、「彼女にすごくプライベートな質問をしていいかい?」と言うので、何かと思いきや、おばあちゃんと死んだじいちゃんとの馴れ初めを聞くことに。僕ですら知らない、普通では聞けない話を聞けてしまった。 *それにしても、使ってないとどんどん鈍っていくっていうのはほんとだね。日本に帰ってきてから、英語をここまで長くしゃべる機会ってなかったんだけど、なんかもうしゃべりにくくてしょうがない。自分で出してるメロディやリズム感の悪さがなんか凄く気になってたしね。それってなんか最悪にオンチで滑舌の悪いシンガーって感じだし(笑)。後退してるっていうのがわかるのって寂しいわ。 映画でも楽しみがてら復唱して、少し練習とかしてみようかな。あとは音楽に合わせて歌を歌うとかもやりやすいし、効果的だったりします。・・・まぁ、少しハードな口の筋肉トレーニングが必要ですね。それに大分忘れかけてる単語や表現も思い出す必要があると悟ったし。もったいないから。・・・それか、カナダ戻るか。(笑) *車を運転するドライバーさんの悩みの種である原油価格高騰で、トラック運送屋さんは当然、デルタやノースウェストのような航空会社まで経営破たんを引き起こし、果ては巷のお惣菜さんのプラスチックのパックまで影響が出てるそうですが、考えてみれば、CDのプラスティックケースもその煽りを受けてるんだなぁ、と今さら気づいた次第であります。 個人的にはプラスチックケースのCD(ほとんどの場合そうですが)は、全然味気ないし、なんかいきなり割れたり、微妙にかさばったりもするしで、あんまり好きじゃなくて、これを機に、原油使用縮小でCDも全部デジパックか紙ジャケリリースならないかなーとかって勝手にごく個人的な希望として思ってるんだけど(笑)、形あるものを作る場合、結局オイルにしろ、紙にしろ、地球の資源から採取してるわけで、こんな機会だからこそ、形のないものに変わっていくことに加担することの方が当然かなーと、思い直してもみたり。 でもねぇ、やっぱ目に見えないものではなく、目に見えるものとして手に持っておくって、ある種、趣味の醍醐味じゃないですか。だからそこは少し譲れないとこもあるのよねぇ。 *巨人側の気持ち悪い星野崇拝を本人に断ち切られ、結局来年の監督さんは原さんになりました。若大将ですよ。今風な言葉の「小泉チルドレン」ならぬ、「長嶋チルドレン」ですよ。長嶋さん同様、たまに訳のわからない不思議な采配をします。正直、チームの状態が良い時はそういう人が監督でもいいのですが、今のチームにはどうなのか。でも、ミラクルを起こしそうな魅力は十分。8と3の「83」ですから(同じ背番号つけるのかな?)。最大の焦点は若手育成ということになってますが、そこは未知数。これはわからない。あんまりそういうのに向いてる人には見えないけど、お手並み拝見。あの笑顔でポジティブに、そして来年は優勝をいただきましょう! |
|
メタルで笑え。
|
|
- 2005/10/04(Tue) -
|
|
*先週、2クールの放送とともに終了してしまった「ヘビメタさん」。番組は深夜なので、ちゃんと意識していないとなかなか観られない番組だったんだけど、こういう切り口で音楽を楽しましてくれる番組はとても貴重でした。音楽番組でこんなに笑えるかな?見たいなね?
当然熱い魂を持つメタルヘッズはこの番組終了を良しとはしなかった。終了するとわかった時点で、瞬く間のうちに番組続行の署名運動が始まり、ものすごい数の署名がテレビ局の側に届けられ、番組制作側のスタッフもこのことに苦慮。 そして始まったのが、ウェブ版「ヘビメタさん」!!!! いきなり「ヘビメタさんDEATH!!」ってショックですか?(笑) テレビ版ヘビメタさんの過去ログは、ここ。 *2ちゃんねる並にキタ-----!!って感じで、KCRWでTFCのスタジオライブです。 残念ながら、映像は観る事はできません。 演奏曲は、 Feel Your love is the place... About you It's all in my mind The concept ----------------------------------- Slow fade Did I say Fallen leaves Please stay Time stops となっています。 *カナダの相棒、日本上陸。 珍しく携帯の留守電が入ってると思って、それを聴き始めたら、いきなり英語で、「ハーイ!元気かー?誰だかわかるかー?日本は素晴らしい国だよ!毎日楽しくてしょうがないよ!今週会おうよ、今週!」・・・だってさ。 あれ、あなたご近所さんでしたっけ?みたいな(笑)・・・そっか、同じ国にいるんだね。近い距離にいるんだね。 普通に外で歩きながらその留守電を聞いてたんだけど、いきなりやけにテンションが高いんで、一人で笑っちゃった。 ・・・さて、どこ連れて行くかな? |
|
| メイン |
|
前者は17世紀のオランダの画家、フェルメールが描いた「真珠の耳飾りの少女」という有名な絵画にまつわるフィクションストーリー。映画ではよくあることですが、オランダが舞台なのに、何で英語で話すのかな?みたいな(笑)。でも、何か物凄い強いアクセントで話してたので、あながち間違ってはいないのか?と無理に納得してみたり。映画自体は、絵の世界のようにとても綺麗な感じで撮られて、終始映るスカーレット・ヨハンソンの白い肌の美しさが個人的に妙に印象的で。官能的な匂いがする映画で、だからといって、別に誰かがヌードになるわけじゃないし、エロい露出なんて全くないんだけど、それでも性的な情感が滲むように出てくるのはすごいな、と。フェルメール役で登場するコリン・ファースも良い役者さんですね。実際のフェルメールも謎が多い人物だったようですが、その謎めいた感じが出てて良かったです。
・・・話が変わっちゃうけど、スカーレットが主演してた東京が舞台の「
後者の「コール」。幼女誘拐サスペンスで冒頭からずーっと良い感じで、緊張感を覗かせながらもテンポ良く進むんだけど、段々お粗末な展開になっていって、最後はいきなり豪快なアクションムービーにいきなり路線変更。よくわからない感じで、ドタバタオチていってしまいました。なんだかなー・・・と(苦笑)。出てる役者さんはケヴィン・ベーコンやシャーリーズ・セロンといったのような知名度もある役者さんだったり、天才子役のダコタ・ファニングだったり(今何歳?)、なぜか違う意味でも知名度の高い(笑)コートニー・ラブまで出てたりするんだけどねぇ。




アクセプトで思い出してしまうのが、サークルで出会った大学の先輩で、この方、とても個性的なルックスとキャラクターの持ち主の方で、僕がその人に初めて会った時も、飲み会の席だったのですが、いきなりアクセプトのバンドTシャツを着て、鎮座なさっていまして(笑)。すごく人当たりの良い、人からも好まれるような方でしたが(ほんとに良い人で、よく家まで車で送ってくださいました。2、30kmもあったのに。)、いきなりアクセプトでして・・・失礼ながら、初対面で笑ってしまいました。今でも忘れない「Objection Overruled」のジャケをこしらえたTシャツでした。