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救い出された珠玉の6曲。
- 2005/08/31(Wed) -
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Wherever You Are EP - David Mead

聴いていて心が洗われるような美しい歌の数々に、去年の個人的ベストアルバムに選出したデヴィッド・ミードの「Indiana」(ここでは5曲フル試聴可能)。しかし、そんなこのアルバムの素晴らしさの裏側には、悲しい沙汰を突きつけられたデヴィッドの姿がありました。

今はインディーズに身を置いてるデヴィッドも、元々メジャーレーベルのRCA所属のミュージシャンで、ファーストアルバム「the luxury of time」を1999年に、セカンドアルバム「Mine And Yours」を2001年にそのRCAから出していました。当然また再び同じとこからから3枚目も出すつもりで、過去にニュー・オーダーやブラー、ペット・ショップ・ボーイズなどと仕事をしていたステファン・ハーグという人をプロデューサーにして、20002年後半、アメリカでレコーディングしていました。ところが、イギリス・ロンドンでのミックスダウンが終了した後、デヴィッドに不運が襲いかかります。

最終のミックスダウンから2週間後、RCAが他のレーベルとの合併により、大規模なリストラを決行、デヴィッドもそれに巻き込まれ、レーベルからクビを告げられてしまいます。レーベルからの金を元手に作り上げたばかりのアルバムは当然出せずじまい。デヴィッドは失意の中で再び曲を書き上げていきます。

「僕は1、2ヶ月間、ナッシュヴィルにある小さなバンガローの中で座り、そこで多くのとても内省的で静かな曲を書いて、それがその当時の自分の心境をもっとも適切に綴った「Indiana」というアルバムになったんだ。」

2003年、アルバム「Indiana」を出してくれるインディレーベルが見つかり、契約。翌年、リリース。一方で、RCAとの法的な問題を抱えた「幻のサードアルバム」は、埃を被った状態で置き去りにされました。

今回紹介するEPは、その置き去りにされていた楽曲の中の6曲。2年半越しにやっとリリースすることができたんですね。アルバムではないということは、やはり全部はクリアにはならなかったんですかね。半分だけ出していいとか何とか。わからないですけど。

当然、「Indiana」以前のものなので、「Indiana」時のような孤独な雰囲気や切なさ美みたいのはあまりなくて、むしろメジャー時代にあった瑞々しさと躍動感のある内容になっています。

ここ1、2年、このEPを手にするまでは、ほんとに「Indiana」に完全に心を奪われていたので、このディヴィド・ミードがもたらしてくれる清々しさをすっかり忘れていましたが、本来のデヴィッドらしさという意味では、「Indiana」ではなく、こういう作品が出されるべきだったかもしれません。

全曲また良い曲なんだ、これが。美しさを備えた歌主体のギターポップ。ポジティブにキャッチーな雰囲気も戻ってきました。今まで以上にキラキラしてて、全体的に薄くかかるエコーの演出が透明感と艶やかさを映し出しています。そして彼のハイトーンな歌声が曲に乗ると、不思議とさらに独特な雰囲気と奥行きのある世界観が生まれ、しょっぱなから聴いてるこっちはヘロへロに腰砕けになってしまう・・・デヴィッドマジック。

聴いてると、やはり「もしこれがアルバムとして出されていたら・・・」という思いは拭いきれません。
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人選びが下手だ。
- 2005/08/29(Mon) -
みんなそう思ってると思うけど、星野さんを連れてくるっていうのはお門違いのような気がするけどなぁ。珍しく外部から人を連れてくるのは大いに結構だけど、そりゃーあまりに幼稚な人選だよ。相手が悪すぎる。そういうことをやって、栄光の巨人軍は嫌われ続けてきたわけでしょ?長嶋さん以外はそういうことをやっちゃダメ。(笑)

いっそのこと、日本の球界とは関係ない外人さんの監督を連れてきたほうがいいんじゃないの?って思うけどね。カルロス・ゴーンみたいな人(笑)。結局は巨人の古い体質との戦いになって、大変だと思うけど。

それで2、3年くらいかけてやって、それから原さんにしたほうがいいと思う。みんなが望んでる原さん自体はものすごくスターだし、戻ったら戻ったで、巨人熱も上がり、人気もいくらかは戻るかもしれないけど、やはり結局巨人の人だから、この窮状から今の巨人のイメージを変えてしまうほどの様変わりをするとも思えない。それに現役時代、思いっきり三振しても笑顔がトレードマークだった(笑)原さんには今の苦しい巨人は似合わない。逆を言えば、堀内さんの弱点って一緒になって暗いムードになってしまうことなんだけどねぇ。人柄ってやっぱ大事なんだねぇ。

千葉ロッテのヴァレンタインにしても、日ハムのヒルマンにしても、まぁ、サッカーのジーコにしてもそうだけど、意外にやっぱ外人さん監督ってモテる傾向があると思うんだよね。少なくても、今の巨人よりかはね(苦笑)。それでもし裁量のある人でも連れこようものなら、どんなことになるか。巨人とお友達のヤンキーズあたりにそういう人はいないのかね。

そもそも巨人は外国人探しが恐ろしいほど下手だからなぁ。
やっぱ原さんが妥当か。
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最後のアルバム。
- 2005/08/27(Sat) -
*インターネットテレビ「ギャオ」(簡単な登録が必要。)の音楽チャンネルで、ザ・フーの70年ワイト島でのライブがアップされました。

ザ・フーはピーター・バラカン氏も言ってるように、65年にデビューした英国の国民的ロックバンドで、初期は「My generation」などに代表されるヒットシングルと荒々しいライブパフォーマンスで、当時流行の「Mods(モッズ)」カルチャーに住む60年代パンク的な英国の若者たちの代弁者のような存在になります。そして、バンドは4枚目の作品「Tommy」で、壮大なストーリーを持つ「ロックオペラ」と称したアナログ2枚組の大作をつくり、以降、彼らは映画化やミュージカル化も交えた大作主義に走り出します。71年、SFも取り入れた「Lifehouse」はあまりに壮大すぎて挫折、結局それは成し崩しの「Who’s Next」としてリリースされたものの、セールス的には初の全英ナンバー1アルバムになり、ついに英国の頂点へ。73年にはまた2枚組のロックオペラ「Quadrophenia(邦題:四重人格)」をリリース。英米ともにアルバムチャート2位に輝きます。これも後に映画化され(邦題「さらば青春の光」)、当時の若者に焦点を当てたモッズ文化を反映させた映画となりました。

しかし、78年にドラムのキース・ムーンが突然亡くなり、継続して後釜ドラマーを入れ活動していたものの、82年にバンドは解散。15年ほどの時を経て、90年代後半に入ると、ザ・フーは復活。ツアーに回って、ファンを喜ばせます。そして去年、それまで「日本の洋楽ロック界の最大の汚点」とまで言われ、ずっと叶わなかったフーの初来日公演が横浜と大阪で叶いました。

この映像と同じ頃の70年に出された「Live At The Leeds」という超名盤のライブアルバムにおいてもそうですが、4つの楽器が放つ音のエネルギーにとにかく圧倒されるんですよね。そういう意味では、彼らの少し後に出てきたレッド・ツェッペリンもそうでしたが(余談ですが、ジョンとキースが後のゼップに入らないかという話があったそうです。)、ザ・フーの場合はもっとパンキッシュで、良い意味で粗雑。もう抑えなれないエネルギーを発散しまくってる感じ。ただ、それだけではなく、そんな粗雑さの中にも当然それらをまとめる技もしっかり同居してて、複雑な展開も難なく演奏してるわけで、その技の妙もフーの良さですね。

まだフーをお聴きになったことのないロックな方には一度は是非観ていただきたい。4人とも凄まじいプレーヤーなんですが、特にまるで物に当り散らすように、圧倒的な手数で叩きまくるキース・ムーンなんかは初見で観てても、面白いはず。(ギターのピート・タウンゼンドとの「やり合い」も必見!?/苦笑)

*今は亡きギャラクティック・カウボーイズのライブビデオがこちらでダウンロードできます。ただ、全部ダウンロードすると、234メガにもなってしまうので、自分が持ってるハードディスクの容量に自信のない方はよしたほうがいいかもしれません。もしくは1つだけとか。「I do what I do」なんかは始めこそゴリゴリ始まりますが、普通に良い曲です。

93年6月5日のサンフランシスコでのショウだそうです。ドリーム・シアターの前座だったみたい。ちょうどセカンドアルバムが出る直前か出た直後の頃ということで、超バリバリメタルな頃ですね。みんな揃って見事な長髪です。

*以前にも書いたし、今だに言うけど、ギャラクティック・カウボーイズの解散ってほんとあり得ない。5年前の話ですけど。

ゲフィンがまだ儲かってた頃(笑)、「Metallica meets The Beatles」の触れ込みで、91年にデビューしたテキサス・ヒューストン出身の彼ら。ところが、このバンド初期にあったプログレッシブな奇怪な展開をするスラッシュメタルらしき音楽は、世には奇妙に映ったようで、サビになればビートルズ直系のハーモニーが入るわ、バンド中期以降はグランジやパンク色も入っていくようになるわで、良く言えば、個性的で新鮮、悪く言えば、少々散漫すぎて微妙・・・、という評価を得て、色々な苦悩の中で紆余曲折してきたこのバンドも、結局終始どの作品も目立って売れることなく、時代の流れにも乗ることもなく、悲しい末路を辿っていってしまいます。

2枚の作品をゲフィンから出してドロップ、おかげで一時期は活動休止を余儀なくされるものの、その後メタルをお聴きになるならご存知のインディレーベル、メタル・ブレイドに拾われ、細々4枚。レーベルとの契約終了により、2000年に潔く解散。

最後のアルバム「Let It Go」を聴いてたら、また切なくなりました。このアルバムの制作時はもう契約枚数が残り1枚で、解散が決まっていたようで、作品も吹っ切れた感じになっていて、もうやりたい放題、遊び満載で茶化したりする場面もあったりしながら、聴かせどころではしっかり素敵なメロディ聴かせてくれる「良い歌」が入ってたりして、それまでの作品も力作が多かったけど、この作品に関してはこれまで以上に愛すべき作品になってるのです。今まで以上にすごくポップだしね。

最後の曲「Record ends」で、歌の内容を聴いてるとやっぱり切なくなってくるのですが、曲を終えた後はドラムを叩きまくり、ぎゃーぎゃー騒ぎ、すごい音量のノイズで、ものすごい嫌がらせを(笑)ずっとしてくるあたりがまた彼ららしいかな。そして、最後の最後に小さくハモンドが鳴り、「Goodbye.」と囁き、消えていきます。・・・うーん、切ない。

世の中には多くのバンドが出てきますが、同時にそれと同じくらいの数のバンドが世の中から消えていきます。
誰かが言いました。
「10年以上、音楽だけで食っていくことは不可能なほどに難しい。」
真実だと思います。GCの歩みを見てもそう。

I'm gonna miss you, the greatest cowboys....

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超光速。
- 2005/08/23(Tue) -
*パフィーってジェリーフィッシュの代表曲「Joining a fan club」をカバーしてたんだね。元ジェリーフィッシュのアンディ・スタマーが彼女たちのプロデューサーでもあり、「Puffy」の名付け親でもあるんだけど、まさかカバーまでね。オフィシャルサイトで、「Joining a fanclub」のビデオがあります。オリジナルはここ

アメリカのアニメチャンネルでは、「Hi Hi PUFFY AMIYUMI」という彼女たちを主役にしたアニメがレギュラー放映されてるわけですが、その番組サイトでは、彼女たちの曲が聴けたり、アニメのクリップが観られるのはもちろん、彼女たちのコンサートが観られたり、ゲームやカラオケまで楽しめるエンターテイメントサイトになっています。彼女たちの楽曲「Hi Hi」の冒頭での「ノリ!」っていうのが、何なのか気になる。海苔?

この間のサマーソニックでの彼女たちのショウは入場制限がかかるくらい人気だったそうで、やっぱり好きな人は多いんだね。

世間を騒がせたピアノマンは結局、入水自殺しようとしていたお騒がせな20歳のドイツ人青年だった、ということに。その結末にあっけにとられましたが、過熱しすぎてしまった報道のあり方も考えなければなりませんね。彼もあまりの嘘をついて世間を呆れさせたけど、メディアもあまりに振り回され、結果的に膨大な嘘をつく形になり、報道の弱点を露呈する皮肉な結末を迎えてしまった。

*ミューの新譜のプロデューサーってマイケル・ベイホーンなのか。ちょっと驚いた。マイケル・ベイホーンはオジー・オズボーン、マリリン・マンソン、コーン、レッチリ、ホール、サウンドガーデンなどを手がけた大物プロデューサーです。

*今月のクロスビート、フェスからたった4、5日しかない発売日なのに、もうサマソニのライブリポートとはすごい・・・。とんでもなくケツカッチンですな。
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衝撃の展開。
- 2005/08/15(Mon) -
僕らがリラックスしながら、これで今年も終わりだなぁと思い出を語り合ってる頃、衝撃の場面は急に訪れました。これ以上のビッグ・サプライズは今までの人生の中でもなかったような気がします。

話が少し落ち着き、ふと脇に振り向くと、その光景に目を疑いました。TFCのレイモンドがこっちに向かってきていたのです。にわかに信じがたい光景で、どうやらそこにいた人たちの中で僕が一番先に気づいたのか、ただ周りが固まってるのか、周りに反応はなく、もう1回彼を見直してみて、あの白髪交じりのヘアーとあの顔は間違いなくレイモンドだと。

「レイモンドだ!」と大声を出してしまって、すると周りもざわつき始め、「どうしよう!!%#&*@§☆※!!」と冷静さを失って、もう言葉になりませんでした。そこで「行って話してこいよ。」と友達に普通に言われ(笑)、意を決しておそるおそる彼に近づき、声をかけ、二、三言言って握手してもらって。

いざそういう人間を目の前にすると、やはりほんとにフリーズ状態。仮に話す機会ができても、何を言ったらいいのかわからない。もちろんご想像のとおり、すごく緊張もしてしまうんだけど、それ以上に、自分にとってはあまりに大きすぎて、ほんとに神様のような存在なので、自分が彼に会って話をすること自体、はばかられてしまう気分でして、その、何ていうか、妙な怖さと対峙しながら、何を話すかを瞬時にして考えなければならなくて。でも、何も言えるわけなくて。「あなた方は良いバンドだ。」とか、「良いソングライターだ。」とか褒め称えるのは、もう当たり前すぎて、逆におこがましい気分。ほんとに心から尊敬する人間に「君は素晴らしい人だね。」と褒めるようなもんで(笑)。かといって、自分がいかに好きなのかをわざわざ本人に会ってまで切々と説くっていうのもなんかね・・・まぁ、そんなこと伝わらなくていいし。無難にこの日のライブがとても素敵だったことを言うだけで精一杯。それが最善。

レイモンドはものすごく紳士に、笑顔で対応してくれて、良い人オーラに包まれていた。悪いとこなんて1つもなかった。そこにいた人たちもそう思ったでしょう。オフステージではあまりに普通の人。一人一人に優しく語りかけてた。

お会いした後はそりゃもう素晴らしい気分でしたよ。「天にも昇る」っていうのはこのことを言うのかと。(笑)挙句の果てに、「手袋しなきゃ!」って言ってたっけ(恥)。しかし、衝撃の場面はそれだけでは終わらなかったんですよね。高ぶっていた気持ちを静めつつ、また再び話をしながらリラックスしてると、外人さんが1人きりでふらっとコンビニにでも行くかのような感じで入ってくる。
「おーまいがー!!」
絶叫。卒倒しそうだった。

目にしたのはノーマンだった。メガネをかけ、髪を短く切った七三分けの髪型に普通のシャツとそこらへんのオヤジ化していたノーマンは全くセレブのオーラはないけど、そこに現れたのは間違いなくノーマン・ブレイクその人。

慌てて呼び止める。握手してもらうものの、やっぱりほとんど何も言えなかった。振り絞って、何とかにニ、三言。彼もまたすごく紳士で、良い人オーラが。囲まれたファンの何人かに丁寧にサービスしてました。馬鹿か!と思うかもしれないけど、もう見てるだけで幸せ。このオッサンにして、完全にアイドルを見る視線(笑)。

ノーマンが去っていった後、こうなれば!とは思っていたけど、ジェリーもノーマンと同じようにふらっと登場。あーもーどうしよーって。かわいい少年がそのまま大きくなったような姿なので、ジェラルドというよりはジェリーって感じ。普通にポロシャツにズボンという格好で、とても素朴でおっとりした感じの人。当然、良い人オーラ爆発。他の2人もそうだけど、ジェリーが書いた曲はメロディにフックのある名曲が多く、その素晴らしさったらもう・・・。その上、この人当たりの良さ。いやー、参ったね。

ジェリーといえば、大のサッカーファンで、彼の地元グラスゴーを本拠地にしたセルティックスにはつい最近、中村俊輔が入ったばかり。なかなか活躍してるみたいだけど、どう思ってるのか聞けばよかった。(そういう話ならね。)

残念ながら、「ナイスマン」というニックネームがついているドラムのフランシスにはお目にかかれなったけど、レイモンド・ノーマン・ジェラルドという、TFCのメンバーであり、希代のソングライターにいっぺんに立て続けに会えたことほど良いことなんて考えられません。友達に「すんごい良い人たちだったね。どうだった?」って聞かれ、「明日何が起こっても、こんなすごい事に比べたら、何が起こっても気にならない。」って答えたくらい。

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(左からジェラルド・ラブ(B,Vo)、レイモンド・マッギンリー(G,Vo)、ノーマン・ブレイク(G,Vo)、フランシス・マクドナルド(Dr))

こんなこと全然自慢にもならないし、全然伝わらない話かもしれないけど、僕にとってティーンエイジ・ファンクラブの人たちはリアルタイムの「ビートルズ」のような存在だから、あの3人に会ったということは、イコール、ポール・マッカートニー、ジョン・レノン、ジョージ・ハリスンと、いっぺんに会ったということ、と言えば、僕の興奮がどれくらいのものだったかって伝わると思います(あまりに素朴で普通の人過ぎて、彼らにそこまでのオーラはないけどさ。/笑)。彼ら以上の人に会うといったら、もうそれこそポール・マッカートニーか、ブライアン・ウィルソンくらいしか思いつかないもの。決して大げさな話ではなくて。

今回のサマソニにはとんでもないオマケがついてしまったものです。

今思えば、自分でさすが!と思ったのは、TFCですらサインをもらわなかったこと。もともとそういうのが好きではないんだけど、さすがにTFCくらいだといくら僕でももらいに行くのかなぁと思ってた。その時は思いつきもしなかったけど、やっぱりサインなんかよりも、お互い目を合わせて会ったという事実とその思い出が一番欲しかった。形には残らないけど、一生ものです。今まではもう全然雲の上の人だと思ってたけど、またどこかで出会えると良いな。
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サマーソニック2日目。
- 2005/08/14(Sun) -
サマーソニック公式サイトにある写真。(2日目)

*朝はゆっくりして、出てきました。前日は曇っていたのですが、この日はピーカンの晴れ。夏らしい夏になり、サマーソニックらしくなってきました。とはいっても、2日目はほとんど館内の予定・・・。

*メッセに入って、ロックステージに向かう途中、床屋さんを見つけました。床屋まであるのか、ここは。
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ロックな床屋「バーバー・サマソニ」!?
意外に利用する人が多い人気店。テントの前で多くの視線にさらされながら、刈り込まれ、見事にロックな髪型に変身してました。(もちろんモヒカン可能。/笑)

ビリー・タレント
一発目はカナダからの4人組ギターロックバンド。メジャーからの新人さんです。こんな名前ですが、ソロでもなく、メンバーにビリー・タレントという方がいるわけでもなくて、しっかりとしたバンド名。

日本進出での喜びと与えられたチャンスに、気合がみなぎってましたね。がんがん突進してきてまいりました。試聴した感じではもっとオーソドックスなギターロックって感じだと思ったのですが、こうしてやる気満々の生ライブを見ると、スクリーモ的な要素も散見できて、特にボーカルさんですね、こんなにスクリームする人だったのかと。

朝っぱらの1つ目からこのバンドではちょっと濃すぎて、15分か20分くらいで出てきてしまったのですが、もうちょっと面白みがあっても良かったかな。彼らのすごく真剣な、その心意気というものはものすごく伝わってきたのですが、彼らが考える「曲のフック」と僕が期待する「曲のフック」が思ってたよりちょっと違ったかな、というのが感想。

こういうロックバンドは少しずつステップアップして、その過程のどこかで大成すれば、きっと自然と成功すると思うので(実際カナダでは賞をもらうほど成功してるわけだけど、)、その気持ちを忘れず、ひたむきに前進していけば、きっともっと良いバンドになると思います。何か引っかかるとこはあるので、また観られる機会もあるかも。

*ロックステージを出た後、シーザーズでも観ようかな、と思って、ソニックステージに向かうと、すでにこの時間で超満員。さすがアイドル。そこまでの人気なのか、とやっと彼らのことを理解した気がします。・・・なんとなくマンドゥ・ディアオの異常人気を思い出してしまったな。同じ北欧だけど。

結局ソニックステージに入る気は一気に失せ、その側にある日なた部分でリラックスしながら(=宴会)、日光浴。ステージの入り口は横断幕でしか仕切られてなくて、そこから音が結構もれて流れてくるので、それを聴きながらだらだら。例の有名CM曲も聴きました。全体的にやっぱポップだし、聴きやすいし、人気があってしかるべきかな、と思いました。英国的なロックと北欧的繊細さやポップ観がうまく合わさってて、多くの日本人の琴線に触れる楽曲ばっかりだった。確かに買って聴いてみたくなるわな。

そのまま動かず、リトル・バーリーにも突入。ブラックミュージックも積極的に取り入れた渋いロック。これは面白いなぁ。踊れそうだし、かなりイケてる。洒落てて、ギターも時折ジミヘンみたいなとこがあるし。なかなか良いBGMでした。

デスキャブの前になってようやく動き、ソニックステージへ。2時間くらいあそこにいたことになるのか・・・何やってんだか。(苦笑)

デス・キャブ・フォー・キューティー
活動暦8年、シアトル付近から質の高い音楽を送り続け、インディのまま高い名声を保ったまま活動してきたデスキャブも5枚目にして遂にメジャー契約。もうすぐその新譜「Plans」が出る。

いやー、素晴らしかった。吸い込まれそうなあの声と演奏はずるいですよ。しかも良い曲をいっぱい持ってる。新譜からの曲も演奏され、さらに力強く繊細にアピールする彼らの音楽を堪能することができました。

バンドが演奏してる後ろから照らされた青々とした薄い光が非常に美しく、印象的でした。フルステージで観たかったなぁ。去年、バンクーバーでのデスキャブ(しかも前座はスターズだし。/涙)を見逃してて、それだけがカナダ生活での唯一の後悔だったんだけど、それだけにやっと観られて、とっても感動的でした。

最後に演奏したのがまさかの「Transatlanticism」で、もう号泣寸前。優しく切ないピアノの弾き語りから始まるこの曲は、非常に音数が少なくて、とてもシンプルに少ない音の同じリフレインをずっと繰り返し、進んでいく長尺曲。手法的にはある意味ストイックなプログレ的でもあるんだけど、後半ただひたすら「I need you so much closer」と何度も何度も投げかけ、ギターとドラムが次第に盛り上げていく演出がたまらず、さらには最後には、それまでの繰り返し効果が効いて、思いも寄らないトリハダを超えた感動の結末。まるで映画のサウンドトラックのように。大音量も手伝って、完全にヤラれた。

1.The Employment Pages
2.The New Year
3.Why You'd Want To Live Here
4.President Of What?
5.Title and Registration
6.Soul Meets Body(新曲)
7.For What Reason
8.Crooked Teeth(新曲)
9.The Sound Of Settling
10.Transatlanticism

*あまりのショックにしばらくずっと放心状態。友達に話を振られても反応しきれず。先ほどの日向ぼっこで、せっかくこの陽気だから、ビーチにでも行こうよ、ということになってて、休憩してからビーチに移動。今思えば、次の元アズテック・カメラのロディ・フレイムを切ってしまったのは残念だけど、あの時はビーチまでずっと放心してたので、今ほど気になっていなかった。

*今年にして初めてここのビーチに来たけど、最高だったなぁ。昔は海ってべとべとしてるし、そんなに好きじゃなかったけど、でっかい海と波をただずっと見てるだけで癒される。大学時代の海での良い思い出の賜物か。バンクーバー時代はビーチを目の前にしたアパートに住んでたわけだし。ビーチステージから流れてくる音も気持ちが良い。海とそこで遊んでる人たちを見ながら、のんびりかき氷を食べてました(笑)。ずっといて、ビーチで観るには最高だという評判のトミー・ゲレロでも観てみたかったな。

あの砂浜にぽつんとある小さなステージも、観ようと思えばタダで観られる開放的な空気がいいですな。実際、チケットも持たず、ただやってきて、観てた人もいたようです。サマソニの素敵な場面。

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しかし、そんな思いを断ち切り、メッセに戻って本命の大トリ、TFCを観に行かねば。

ティーンエイジ・ファンクラブ
個人的に今年のサマソニの大トリ。もしTFCがフジに行っちゃってたらどうしよう、と思ってたけど、サマソニに残ってくれてよかった。今回のサマソニはぶっちゃけ、それに尽きる。

ショウのスタートはTレックスの有名なギターリフを持つ「Hang on」からだった。TFCにしては随分タイトな演奏。ドラムのフランシスは完全にバンドの演奏を引っ張っていくように、しっかり太鼓を叩いてる。今まではどうも演奏がセッション・ミュージシャンっぽい立ち居地だったんだけどな。ギターもすごくラウドで驚いた。若返った?(笑)タフなUSツアーの後だからかな?

いつもだともっと良い意味でだらだらしてて、アットホームな感じで、おしゃべりなノーマンが目の前にいるオーディエンスとだらだら話してから次の曲に行くということが多かったんだけど、この日はあまり時間もないから、掛け声には笑顔で返すものの、話らしい話もしないで、黙々と曲を繰り出していく感じで、それもまた新鮮で、カッコ良く見えた。目立ってトチることもなく。(笑)

新譜からの曲は6曲で、とっても良かった。ほんとに良い曲ばっかりなんだもん。それでも新譜の半分。全曲やっても良いくらいだったので、まだまだ聴きたかった。その上に「I don't want control of you」や「Discolite」のような名曲も加えられ、やはり圧巻だったのは、最後にやったデビュー曲にして超名曲「Everything flows」だった。終盤の力強いレイモンドとノーマンのギターインストは凄まじくて、あまりに感動的で鳥肌ものだった。・・・やっぱ若返った?

オーディエンスの中には何人か泣きながら観てた人もいたようで。僕は涙腺は緩みかけるものの、結構免疫がついたよ。(笑)

1.Hang On
2.It's All In My Mind
3.Fallen Leaves
4.Feel
5.I Don't Want Control Of You
6.Discolite
7.Verisimilitude
8.Did I Say
9.Time Stops
10.Slow Fade
11.Only With You
12.The Concept
13.Your Love Is The Place I Come From
14.Sparky's Dream
15.Everything Flows

ただ、残念だったのは、ショウの中盤で目の前で乱闘騒ぎがありまして。正確に言うと、一方が殴りかかっていったような感じにも見えたんけど、それが女の子同士でして(苦笑)。申し訳ないと思ったんだけど、僕の近くの方の人の両腕を取って、すぐ引き離しました。

もうこれは毎度のことですが、ロックと暴力というのは簡単に結びつきやすいものですし、気に入らないことがあれば殴り倒せばいいじゃん、とセーブもせずに進んでやってしまう人もいるかもしれませんが、理由が何であれ、人様に暴力を振るうというのはもっての外です。時には腹の立つこともあるでしょうが、いくら憎かろうが、良い大人が短絡的に手を出すものではありません。せっかく趣味の良い音楽を聴いてるわけだし(それがTFCということなれば。)、まぁ、今回は女の子同士ということで、せっかくのかわいいお嬢さん同士が(みのさん風)、誤解も何も解く前からいきなり人を殴る蹴るっていうのは、こちらもびっくりしましたが、だめですよ、そんなことしちゃ。ねぇ?

片方の子はしばらくいたけど、やはりもうショウのほうに全く集中できないようで、居た堪れなくなって、その場を離れましたが、後味が悪く、とても残念ですね。

*マウンテン・ステージでは、バレット・フォー・マイ・ヴァレンタインの病欠によって突然キャンセルになり、その後、時間が全部30分ほど繰り上がり、ソニックステージのTFCが終わった頃に、トリのブラック・クロウズが始まるという、忙しいスケジュールに。ステージを通りがかった頃に、メンバーが出てきて、始めにただギターが2つコードをかき鳴らしたとこで、その凄さにかなり吸引されそうになったのですが、やはり少し休憩することにしました。たったコード2つで凄さが伝わるってすごいな、と関心しながら。

少し休憩の後、友達はクロウズに行き、僕はおなかが空いたので、屋台のラーメンを食べに。そしてショウの途中から参加。

ブラック・クロウズ
3年半ぶりです。70年代初期あたりのサザンロックやクラシックロックを持90年代からち味にしてきた復活ブラック・クロウズです。現代のフェイセズもしくはハンブルパイのような存在。

個人的サマソニ05のクロージングバンドがブラック・クロウズとはかなり贅沢だけど、こんな凄いバンドの演奏は今時なかなか観ることができませんよ。勉強させられるくらい凄い。しかも説得力のありすぎるジャム感覚。そんじゅそこらのバンドとはワケが違う演奏力です。観た後、先に観に行って、最前までたどり着いたらしい友達が「今まで観たバンドがどうでも良くなるくらい凄かった。」と申しておりました。

なんかみんな、開き直ったかのようにヒッピーみたいになりましたな。写真なんか見ても、どう考えても、2005年の人ではありません。60年代後半。

この広いマウンテンステージにして、メインのオアシスなんかに持ってかれたのかもしれないけど、少々寂しい集客。だけど、もっともっと2時間でも3時間でも観たくなるようなステージでした。やっぱ途中参加っていうのは駄目だな(苦笑)。

1.One Mirror Too Many
2.Cosmic Friend
3.Thick N' Thin
4.Black Moon Creeping
5.Ballad In Urgency
6.Wiser Time
7.She Talks To Angels
8.My Morning Song
9.Twice As Hard
10.Remedy

*結果的に早く終わってしまった最後のステージ。これならもう1つくらい観られそうだな、と模索するものの、どう考えてもこれからスタジアムに行って、オアシスは超満杯で落ち着いて観られそうにないし(オアシスは機材トラブルで40分くらい押してたらしい。)、今さらとっくにショウが始まってるラーズでもないし、楽しいと噂のカバーバンド、ギミギミズでも行こうか、と考えるものの、もう体力的に限界値。また日向ぼっこしたとこで、夜風に当たりながら、休むことにしました。

しばらくすると、スタジアムから夜風に乗って、オアシスのライブの音が聞こえてきて、こりゃ、動かなくて良いや、と。これをBGMにして、今年の夏祭りの終わりに浸り、思い出を語り合う、という方向に決定。

しかし、そんな終わりに訪れた安らぎの時間に、とんでもない衝撃の展開が待っていたのです。
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サマーソニック1日目。
- 2005/08/13(Sat) -
サマーソニック公式サイトにある写真。(東京1日目)

*10時半くらいにメッセから会場入り。今年の東京会場は両日ソールドアウトになったので、行く途中で、「チケットを売ってください。」というようなサインを持った人をちらほら見かけた。2日間ソールドアウトは初めて。

*メッセは前回行った2年前のサマソニよりもまたさらにぐっと広くなっていたこともあり、配置がうまくぱっと把握できず、入ってからしばらく右往左往。とりあえず、マウンテンステージのサブウェイズから手をつける。

サブウェイズ
ギター&ボーカルくんとドラムくんは兄弟で、お兄ちゃんはベースのお嬢ちゃんとつい先日結婚、兄弟のお父さんはギターテックで、お母さんはマーチャン担当という家族全員でバンドを切り盛りしているという平均年齢は未だ二十歳未満の非常に若いイギリスの3ピースロックバンド。

昨今、新人バンド間で小奇麗なニューウェーブサウンドが席巻している中、彼らのように正面からギターロックンロールで攻めていく若いバンドが出てきたのは、再び良い意味で刺激的に映ってるようで、あのマウンテンステージの大きさにも拘らず、随分客を集めていた。

音楽性は違うけど、若くて青い感じやあの位の年齢特有のほんのりけだるい感じ、そしてギターサウンドやボーカルのように、妙にささくれ立ってて、それがひっかかってくる感じの触りは、初期のステレオフォニックスなどと微妙に重なる気がした。今時のスタイリッシュさも感じつつも、90’sの懐かしさも味わうことができるとこがこのバンドの長点か。曲が簡潔な上にキャッチーなリズムとメロディーを盛り込んでるので、どれもあっという間で、とても聴きやすい。作品とライブを重ねて、もっと貫禄がついていけば、もっと想像以上の化け方をする可能性はあるかも。まだそんなには積み重ねがないせいか、今はまだ何か圧倒するっていうとこまではいってないけど、一生懸命やってエネルギー全快な感じは観ていて気持ち良かったです。これからも真っ直ぐ突き進んで行きそう。20分ほど堪能して、その場から離れました。

*元々メッセ自体、空間がとても大きく、反響音もかなり出るので、決してライブコンサートに向いた会場だとはお世辞でも言えないわけだけど、とりわけ今回、同じメッセ内にある他3つのステージと比べて倍くらいあるマウンテンステージは、特に音響面では結構厳しいものを感じました。あそこで観たいとは絶対思わないもんなぁ。観るなら、スピーカーからダイレクトに伝わってくるくらいの位置まで前に出て行かないとね。

*数ある国際色豊かな露天のお店を見て歩く。なぜか存在するポールスミスの店にタカり、無料配布の香水を強奪、ギャッツビーの露天の前で待ち構えているシューシュー・ガールズ(制汗スプレーを体に吹き付けるサービスをしてくれるキャンギャルに僕らが付けたあだ名)にしゅーしゅーしてもらう。そして、なんて呼ぶのかわからない珍しい食べ物とビールを買って、早速乾杯。(早!)

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1時間くらいそんなことをしながら、ソニックステージに入場。

ハル
アイルランドからの新人バンド。米ウェストコーストをイメージさせるドリーミーかつキラキラした世界と普遍的ポップ感覚を持ったギターポップバンド。彼らが持つ繊細さや輝きはアメリカのバンドとも大きく異なるが、シロの状態で聴いたら、まさかアイルランドのバンドとは思うまい。その距離感と位置関係はスリルズに近いものがあるけど、またそれとも全然印象が異なる。

ハルのショウは前半ちょっと演奏がちぐはぐな感じがしたなぁ。後半になるにつれてどんどん良くなっていったけど。個人的には変な違和感が拭えなくて、特に音響的な部分では、ステージが用意してるアンプやスピーカーが彼らの音楽に合ってないのかわからないんだけど、音が全体的に硬質で尖った感じで、ダイナミックではあったんだけど、逆に彼らが持つソフトな部分や奥ゆかしい部分が殺がれてしまってる感じ。侘び寂びもあったもんじゃない。とても期待して観に行ったけど、彼らの魅力を十分にアピールできていたとは言い難かった、かなぁ・・・。事実、まだデビューしたてで、知名度もそこまでなく、おそらくふらっとやってきた人も結構いたと思われる中で、途中で帰っていってしまう人の姿も少なくなかった。

それでも、彼らが持っている楽曲そのものは良い曲が多いし、ステージ上のメンバーもとても良い人達そうで、すごく嬉しそうに喜んでやっていたので、好感度は高かった。前方にいるファンの人たちも喜んでたみたいだし。今度は違う場所で、じっくり観てみたい。

*最後まで悩み抜いたバックチェリーVSアーケイド・ファイア。時間差35分を利用して、バックチェリーを早く切り上げる妥協案も考えたけど、相当がんばらないと、両方とも中途半端のままになってしまう。しかも、友達がまだバックチェリーをちゃんと観たことがないらしく、「そりゃ観たいよなー。」という同情と、スタジアムのグラウンドにも下りる気満々だったようなので、結局、直前でバックチェリーのみという形を選択。アーケイド・ファイアはファブチャンネルとかの映像だけで我慢しよう・・・・かなり後まで尾を引くだろうけど。(苦笑)

バックチェリー
アルバム2枚を出した後に解散していたバックチェリーが帰ってきた。10月には「メタリカの5人目」としても有名な超大物ボブ・ロックのプロデュースによる3作目の「Fifteen」(たった15日間でレコーディングしたからなんだそう。)もリリース予定、またさらにHMVによれば、11月に来日するモトリー・クルーのオープニング・アクトに回るのだとか。そんな勢いの急上昇中の彼ら。本国でも再び爆発はあるのか!?

ショウは相変わらずといったら相変わらずだけど、もうほんとにわかりやすい大ハードロックンロール大会。新曲も聴きましたが、これも相変わらず。何の変わりもブレもなく、とにかくラウドで豪快に、危険な言葉も発して(笑)煽りながら突っ走ることで、オーディエンスを「バックチェリーはやっぱこれじゃなきゃ!」って喜ばせていきます。

バンドの演奏は、ジョシュの煽りに負けないくらいギターがカッコ良くドライブしてて、リズムも結構タイトに刻み、全体的に気合も十分でとても良かったです。ただ以前観たライブを思い返すと、もう少し演奏にキレがあっても良いような気はしましたけど、まだ再び始まったばかりのこのバンドにとっては、これから数をこなすことで普通にまた磨かれていくのかな、などと思ってみたり。

ショウの中で驚くべきは上半身裸で動き回るジョシュで、彼のカリスマ性とパフォーマンスにはいつも魅了されます。そして、再び目の前にする磨かれきった全く無駄のない彼の肉体美にはさすがに目を奪われてしまいます。腹が割れてるとかいうレベルではなく、見事なゾウさんです(笑)。そして、背をこちらに向けると、すごく浅いローライズのジーパンからひょっこり顔を出す見事なお尻の割れ目。普通人は年を取るにつれて、体の方も緩くなっていくものですが、以前と全く変わりないどころか、またさらにシャープさを増すなんて驚き。一体どんな生活をしてるんでしょう。

1.So Far (新曲)
2.Broken Glass (新曲)
3.Fall
4.Ridin'
5.On Set (新曲)
6.Dead Again
7.For the Movies
8.Crazy Bitch (新曲)
9.Next 2 You (新曲)
10.Slammin'
11.Lit Up

*靴を脱いで、少しスタジアムの日陰でくつろいでから、再びメッセまで戻ると、今度はすぐにミュー。

ミュー
もうすぐ2枚目の新譜「and The Glass Handed kites」がリリースされる北欧デンマークの4人組。裏声多用のほぼ女声に近いハイトーンボーカルに、シューゲイザー的なオーガニックで奥行きの感じられるサウンドで、中世の童話的世界観を繰り広げるバンドです。

ショウはしょっぱなから美しいイントロのついた新譜曲で始まり、前作からの曲と新曲と半々で進んでいきました。新曲は前作に比べて、もっと力強い感じがしたのですが、全体的な世界観は前作の延長上のもの。相変わらず、透明感と繊細さがコーティングされた楽曲になっていました。

バンドが演奏してる間に流れるお馴染みのバックスクリーンの映像は前と同様「生き物」を中心にしたもので、猫がバイオリンを弾いてたり、見たこともない架空の生き物が出てきたりして、これまた相変わらず、想像力働かせた良い意味で奇妙で不思議な映像でした。

前に観た時は太くてやたらロックなベースが強く目立って印象的だったのですが、今回はドラムがものすごく前に出てて、ものすごく力強く、豪快にドカドカ叩き、ドラムがしっかりバンドの音の中心になっていたのが印象的でした。それはドラマーが変わったのか?と思ってしまうほど。遠目から観ると、彼は女の子みたいに見えるんだけどね。さっきのハルと同じステージなので、硬質でダイナミックな音響効果を演出していたステージのせいもあるような気がするけど。全体的にも演奏に安定感が増し、かなり良い感じになってきてますな、このバンド。

最後に演奏した壮大な「Comforting sounds」はやはりいつ観ても涙するくらい感動的。終盤のアンサンブルはただ観るのが精一杯で、声も出ない。圧倒的な演奏でした。やってるほうは気持ちが良いだろうなぁ。

1.Circuitry of The Wolf(新曲)
2.Chinaberry Tree(新曲)
3.Am I Wry? No
4.156
5.Snow Brigade
6.The Zookeeper's Boy(新曲)
7.Eight Flew Over, One Was Destroyed
8.Special(新曲)
9.Apocalypso(新曲)
10.Comforting Sounds

*さすがに疲れてきたけど、またスタジアムへの移動。次はあの先生方の演奏だし。(笑)

スリップノット
ご存知、気色の悪いマスクと繋ぎの服がお似合いの動くお化け屋敷バンド。体に悪そうな刺激的で極悪の音楽要素をごった煮にして、力いっぱい叩き打つ、ある意味人類(?)最強。あんまり社交的なイメージもないけど、実は普通に子煩悩だったりするらしい。人数は9人組で、メンバーは0番から8番と番号を振られている。

050813_1807~01.jpgさすが人気者で、スタジアムには結構な人だかり。スタンド最上階から見下ろす。ショウが始まると、とにかくものすごい打楽器の音数で、聞こえは日本の和太鼓集団のような感じ。時にはブラストビートで猛突進もするので、もうすごいことになってる。大きなパーカッション楽器の上に乗っかって抱えるようにして、ガンガン揺らしていたりするし、ボーカルはガンガン首を振り回し、お得意の日本語で「トベートベトベトベー!!」とオーディエンスを煽る。グラウンドは当然狂乱。スリップノットはスリップノットでしかない、というような貫禄のライブ展開。

それで、僕も半狂乱・・・と行きたかったところだけど、あまりに打楽器の音が気持ち良すぎて、寝てしまった(笑)。最高のBGMとともに贅沢に快眠。オーディエンスが一斉に中指を立てるとこがまた見てみたかったですな。

*気を取り直して、売店で飲食料を買って、NINへ。

ナイン・インチ・ネイルズ
日本では彼らがヘッドライナーというのは、どうも少し不思議な気がするけど、16年のキャリアは当然、常に本国ではミリオン以上を売り続け、6年も間を空けた新譜も見事ビルボードチャートナンバー1を獲得していることを考えると、むしろヘッドライナーに相応しいわけだ。フジロックのトリとして登場したフー・ファイターズが2枚組で出した新譜すら3位だったわけで(2枚組なら、チャート集計では1作品2枚と換算される。)、そう考えると、フーファイ以上の格と言っても良いに違いない。でも、実際はそのような感覚はあまり伝わってこない。

奇才トレント・レズナーが、ヘアメタル終息期の頃から今まで、メインストリームとは全く縁のないところで自己流音楽として打ち出してきたのは、機械を使ってデジタルサウンドを取り込んだインダストリアル・ロックという、常に最先端の全く新感覚なシロモノであり、聴いていても決して安易にわかりやすいものではないものではないし、そのせいか、これまでも本国の人気に応じて、日本でも急激に支持を集めるというムードにも全くならなかった。これを過小評価と言うのかわからないけど、特定のファン層のみを取り込んで、そこで区切られていたという印象は僕の中では強かった。

そうこうしてる内に、弟子のマリリン・マンソンが強烈な個性とカリスマ性のおかげもあって、師匠トレントと共に作り上げたデジロックであるにもかかわらず、90年代後半以降、1つの宗教のように大多数の日本のファンを取り込んだのはご存知の通り。語弊はあるが、トレント本体(=NIN)が苦心している間に、あっという間に「マンソン>NIN」という逆転現象が起こってしまっている。そしてマンソンはもうすでにサマソニのヘッドライナーを一度勤めているわけだけど。マギー司郎よりマギー審司のほうが有名になっちゃったようなもんか。(全然違)

でも、やはり5年や6年に1枚しかアルバムを出さなかったNINをいつまでも待っていたファンのエネルギーは凄かったと思う。スタジアムにそんなに人が入るのか?と勘ぐっていたけど、満員といっていいくらいのなかなかの入りで、ずいぶん盛り上がっていた。これが長い間、NINが積み重ねてきた評価の賜物か。さすが唯一無二のバンド。

出てきたトレントは両腕見せて妙にマッチョさもアピールした坊主頭になっていて、少し驚いた。全く病んでない新生トレント登場、といったところか。人ってここまで変わるのか、という意味で驚かされる。僕はそんなに彼らの曲をちゃんと知っているわけじゃないから、何とも細かく言えるわけじゃないけど、観てて思うのはとにかくバンドの演奏がめちゃくちゃ上手い。よくこんなに良いプレーヤーを全員集めたな、と。

NIN特有の幾重にも重なる重厚感と複雑なビート展開を全て卒無くこなし、その上で、混沌とした感情やその落差だったり、彼が持つ繊細さまでも上手く自己表現していく。やはり個人的には聴いてリラックスできたり、瞬時にして全部受け止められるような音楽ではないけども、全体的に見ての楽曲構築力はやはり彼を奇才と呼ぶのに相応しい領域まで押し上げていました。

こんなロックの形もあるんだなぁ、と最後まで良い勉強をさせてもらいました。深いね、この世界は。

1.Pinion
2.Wish
3.Sin
4.March Of The Pigs
5.The Line Begins To Blur
6.Something I Can Never Have
7.The Hand That Feeds
8.Terrible Lie
9.Burn
10.Closer
11.With Teeth
12.The Frail
13.The Wretched
14.Getting Smaller
15.Gave Up
16.Suck
17.Hurt
18.You Know What You Are?
19.Starfuckers, Inc.
20.Head Like A Hole
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安らかに眠れ。
- 2005/08/11(Thu) -
sakusaku(ひとりごと)」に登場する愛すべきキャラクター、ペパーをバックで操っていたご意見番さんが先日、クモ膜下出血のため、お亡くなりになったそうです。あまりの突然の話で、まさか・・・!というか、何と表現したらいいか、非常に残念です。

今はいなくなってしまった増田ジゴロウと共に歩んできたペパー&ご意見番は番組にとって、最も偉大なキャラクターの1つでありました。そんなペパーやジゴロウが権利上の問題で、無念にも番組に登場することができなくなり、その後、批判覚悟で登場した白井ヴィンセントで番組を一新、ご意見番もペパーを手放し、カエラちゃん以前にいたキャラの「音速の貴婦人」ことイチノセさんと共に戻ってきました。まだまだジゴロウ&ペパー奪還の声は依然として高いものの、それでもやっと最近、違和感が次第に薄れ始め、軌道もようやく乗り始めてきたとこで、ご意見番さんのこの訃報でした。

噂で聞くところによると、彼は今流行のmixi(日記の公開もできるソーシャル・ネットワーキング・サービス)でも一般視聴者と接触し、時にはそこで集まった人間と何度かオフ会を自ら開くような、番組に対して熱く、人一倍の愛情を持った方だったそうです。

もっともっと「sakusaku」のこの先も一緒に観ていきたかったよなぁ、ご意見番。

ご意見番が熱くなる黒幕に冷静にツッコんだり、彼自身が中途半端なボケで場をシラけさせた時に出る「ミノフスキー粒子」も、この先じゃんじゃん出してもらいたかったよ。

心からご冥福をお祈りいたします。
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復活もの。
- 2005/08/08(Mon) -
*サマーソニックに出演する復活バックチェリーは、秋以降にニューアルバムのリリースを予定してますが、早速、その中に収録されると思われる新曲「Crazy Bitch」(笑)がこちらで聴くことができます。これがシングルになるのかな?ファンキーなグルーブも持たせたロックンロールソングです。サマーソニックでも聴けることになるかも。

ニューアルバムは今のところ、「Fifteen」というタイトルになりそうで(っていう事は15曲も入るってこと?)、日本では10月にリリース、北米では年明けのリリースを予定してる模様。


solongastoria.jpgSME_0101_CL_091265.70Q_200x200_72dpi_RGB.jpg*ふと思ったんだけど、そういえばアタリスって今何やってるんだろう?って。それで、ちょっと調べてみたら、オフィシャルは機能してないみたいなんけど、でももうすぐ地元のサンタバーバラでライブやるみたいだし、まだちゃんとしっかり生きてるのがわかって良かった。・・・全然知らなかったけど、去年にライブアルバムも出してるんだね。(全然日本に回ってきてないような気がする。/苦笑)

それでも、あの傑作「So Long, Astoria」からまだ2年半くらいしか経ってないのか。もう4年くらい経ってる気がするけどさ。そろそろ彼らもニューアルバムだね。・・・年明けって話なの?

MTVのライブ映像でも観て納得するか。(笑)


*でかくなったと思ったら、友達をくれくれウルサイ。そんなもん自分で見つけて、親に紹介するくらいの気概を見せてみろ!と言いたいとこだけど、システム上、そういうことにはなってないらしい。親の責務らしく。

とは言っても、お父さんもそういう都合の良い友達がいないんだよ。(爆笑)
もしお優しい方がいましたら、誰かハウディの友達になってやってください。(土下座&親の涙)

「DVD「良いソングライター」を借りて観たよ。」だって。
お父さんもそれ借りてみたいんですけど。(笑)
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真っ直ぐ前を見つめる青年の瞳の奥。
- 2005/08/06(Sat) -
theeverglow.jpg
The EverglowMae (The Album Site & purevolume.com)

個人的に今年最大級のぞっこんアルバムなのですが、このアルバムもようやくめでたく最近日本盤が出まして(祝)。ヴァージニア州ノーフォーク出身のキーボード含むエモ系5人組ロックバンドの2枚目。

メイは、始めはレコーディング・プロジェクトだったシンガーのデイブ・エンキンスとドラマーのヤコブ・マーシャルが中心となって2001年に結成したバンドで、その後、曲を作りながら地元クラブに出演する日々を送り、インディのトゥース・アンド・ネイルレコードの目に留まって、レーベル契約。2003年にファーストアルバム「Destination: Beautiful」をリリース。彼らはその後、シンプル・プラン、ブランニュー、サムシング・コーポレイトといったような様々なバンドのサポートに回る長期ロードに出て、そのおかげもあってか、アルバムセールスの方も70000枚以上のセールスを記録。

この最中、ギタリストが脱退してしまうものの、すぐに後釜を加入させ、より結束を固めたバンドは、さらにツアーに明け暮れ、去年の春には日本盤未発売なのにもかかわらず初来日公演を果たし(初の海外公演)、同じ年の夏にはアメリカのワープトツアーにも同行。秋からレコーディングに入って、今年の冬にセカンドアルバム「The Everglow」としてリリースされました。聞くところによると、このアルバムはビルボードのクリスチャン向けのアルバムチャートでナンバーワンになったそう(総合アルバムチャートでは50位くらいだったみたい。)。色んなチャートはありますけど、何でも1番っていうのは気持ちが良いものですな。(笑)

元々このバンドのファーストアルバムは評判が良かったんですよ。まぁ、来日公演に来るくらいだから、彼らにすごく熱心なファンが日本にも結構いたんでしょう。ジャケットを見ただけでも、結構ぐっと来てしまいます。間違いなく北欧の歌姫アルバムかなんかと間違えますけどね(笑)。エメラルドグリーンとブルーの透明感が印象的なジャケですけども、内容の方も、ジャケを反映したようなピュアでポップメロディ満載のギターポップ作品でして、特に中心にあるボーカルのトーンもとても爽やかで綺麗で、吸い込まれてしまいそう。全体的にも鮮やかで、それがまたとても絵になってるんですよね。

で、今回期待の2枚目なんですけども、これがまたかなり僕の心をめちゃくちゃくすぐる仕様になってるんですよ。

自分の手元にきたCDのケースを開けると、黒いレコードのデザインの盤面になってる。これだけなら、まだよくある話。そのレコードをプレーヤーに入れて再生すると、レコードのノイズと共に、綺麗なピアノの調べによるプロローグが始まります。そして、女性の声のアナウンスが。
「Hello...and welcome to The Everglow by Mae. You're now listening to the audio perceivably of the album. To complete here experience, please open your book at the company with the compact disc.....Good. You're now ready to experience to The Everglow. You're known it's the time to turn the page when you hear this sound.....(ここで本編の各局冒頭の部分が次々と流れる。).....Thank you, and enjoy your journey.」

アナウンスにしたがって、ブックレットを開け、ページをめくっていくと、どの見開きのページにもどちらかのページに、ジャケットの画風の絵が書かれていて、もう片方にはタイトルと歌詞が。歌詞もいわゆる歌詞カードのような感じではなく、ちゃんと文章になってて、段落わけもされてて、まるで本か絵本かを読むようになってて、それを彼らはそのまま歌っていくのです。

このアルバムは物語アルバム。話を簡単に端折ると、一人の青年が一人で旅に出て、途中紆余曲折、色々なことがありながらも、最後は「The Everglow」(直訳すると「永遠の輝き」)にたどり着く、といった話。とは言っても、歌詞自体は物語の流れにそれほど忠実に従っていくようなものではなく、挟み込まれてる挿絵でストーリーになっている感じ。

バンド曰く、このアルバムはここ2年半に渡って学んできた経験やそれに伴う自分たちの成長を物語のモチーフにしたそう。それが話として、自分自身を見出すこと、自分たちが生きていく上での本当の意味を見つけ出すこと、そして自分たちが思い描く可能性に向かっていって、そこに届くまで諦めないということ、・・・という話に繋がっていった、ということなのだそう。

プロローグが終わり、本編1曲目「We're so far away」が始まると、ピアノの弾き語りが始まります。あまりに美しくて、すでに引き込まれうっとり。まるで映画のオープニングテーマのよう。後にハーモニーやストリングス、透明感のある効果音が演出を盛り上げてます。そして、2曲目「Someone else's arms」に入ると、ドラムインからいきなりフカしたエモギターで躍動感溢れるロックを表現。おお、これは想像以上の最高の展開かも・・・としばらく心打たれていると、繋がるように突入するアルバムのシングル曲「Suspention」。元々が爽やかなのに、またさらに爽やかさが上昇。瑞々しくも突き抜けた世界が広がります。キャッチーな部分をキープしたままフックの利きまくったサビ突入、そして、2コーラス目が終わった後の中間部の展開で昇天・・・星の遥か彼方まで吹っ飛ばされました(笑)。その後も流れる曲、流れる曲、ピアノとギターを中心にしたピュアな雰囲気に包まれながら、極上メロディの名曲の数々。特にアルバムタイトルトラックや「The ocean」などの楽曲を聴くと、さすがに唸らずにはおえません。完全にヤラれました。駄曲なしでこれほどまでの楽曲を全部揃えるとは。

エンディングテーマのようなラストの7分超えのピアノソングが終わり、それを引きずった形で、エピローグへ。ピアノリフレイン、そして昔のレコード特有のノイズとゆがみ。そしてまた女性のアナウンス。
「Hello again. This concludes The Everglow by Mae. I hope you enjoyed the journey. Good night.」
夜寝る前に、ベッドで絵本を読み聞かせられてる子供なんかもイメージできそう。本を閉じ、ベッドの脇にあるライトスタンドの切る音も聞こえてきそうです。

叙情性と力強いロックの躍動感を使い分けたプログレッシブな曲展開がこのアルバムに物語性を持ち込んでいて、そんな中でのポップで明瞭な美メロの洪水にはもう終始うっとり。流麗なピアノや楽器のハーモニーが作り出す透明感や演出は無理なく前面に押し出されていて、はっとするような場面が数え切れないほどあり、そのピュアであまりに真っ直ぐな世界に吸い込まれそうになる。また、エモの色合いを色濃く持ちながらも、キラキラしたドリーミーなギターポップや突き抜けた爽やかなパワーポップの色も濃く出てるとこがまた、本格エモギターロックバンドのような変な悩ましさがなくて良い。いつまでも美しくも優しい雰囲気を包みこむ感じはまさに彼らの「The Everglow」そのもの。本来僕には長すぎるはずの60分もあっという間で(曲も1曲平均4分半以上と比較的長め。人によっては後半少しダレるか?)、最初から最後まで夢心地の気分にさせてくれます。ボーカルの声や歌い方がまたあまりにその世界にハマッているので、ズルすぎるっていうか・・・。(笑)

前述のように、前作はもっとギターポップって感じだったけど、今回、より大仰で感情的な感じがするのは、バンドがこの作品に対して、より感情注入した結果なんだと思います。そういう意味では彼らの気迫みたいなものも感じます。これには拍手ですよね。
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やっぱシビれる。
- 2005/08/04(Thu) -
有線がやっているブロードバンド配信サイトGYAOの音楽チャンネルにて、ハードロッキンなパワーポップの祖、チープ・トリックの88年2月のオーストラリアツアーでのライブが配信されています。さすがチープ・トリックっていうか、4人四様、問答無用でカッコ良いので、もしご興味があればご覧ください。(登録は非常に簡単で、映像はすべて無料です。)リック・ニールセンの独特なユーモアにも立ち会えます。当然ツッコミ必死の、見たことのないような形状のお約束ギターも出てきます。

他にも、クラプトン、ベック、ペイジの競演も観られる、超豪華メンバーのチャリティーコンサート、今日本で公演中のロックミュージカル「We will rock you」を記念して、クイーンの85年のウェンブリースタジアムでの公演と86年のブダペスト公演が、それからアイルランドのハードロックバンド、シン・リジーの78年のシドニー公演のライブ映像・・・等々も観ることができます。

シン・リジーの方は、スコット・ゴーハムとゲイリー・ムーア時の公演で、見ものだと思います。あまりに凄すぎるライノット、ゴーハム&ムーアの火花散る激闘と見事な観客への煽りに、眉間にしわを寄せて唸り、思わず熱く語ってしまう政則氏の解説つき。
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ブログ機能全開。
- 2005/08/03(Wed) -
mr.a-z.jpg*今年はほんとに目玉となる新作がよく出る年で、動向をチェックするにもなかなか全てはおっつかない状況ですが、他のに気を取られている間に、南カリフォルニア・サンディエゴ出身シンガーソングライターのジェイソン・ムラーズ日本版)の新作ももう出たんですね。プロデュースはU2やXTCの代表作に携わった英国人大御所プロデューサーのスティーブ・リリーホワイトだそう。多少落ち着いた感じはあるものの、メロディのポップさ加減に心地良い声のトーンと舌の回転率(笑)、それに近所の兄ちゃんちっくな親しみやすさは相変わらずのよう。


*ブログ管理ページの履歴を見ると、FC2経由でこっそり観に来ている方も結構いるようで驚いているのですが、ここもデザインが変わり、イメージ的に「ページ」から「サイト」っぽくなってきたので、この際一応ちゃんとブログの機能も使っておこうということになり、今まで使えないようにしてたトラックバック機能も解禁にしてウェルカム状態に、今まで放っていたリンクにも、音楽を楽しめるサイトなどを多く登録しました。そして、日記時代から使っていた掲示板は、もうブログのコメント機能に頼ることにして、お役御免に。これでよりわかりやすく、少しはフレンドリーになったでしょ?(笑)

ちなみに、リンクの一番上の「やかまし☆らじお!」は僕が登録して作ったページで、ページ左側の「Listen」をクリックすると、音楽を聴くことができます。基本的には僕が設定した好みのバンドの曲や音楽がフルで流れるようになってますが、気に入らなければ、流れている曲を飛ばして、すぐ次の曲を聴くことも可能です。また、その時に流れている曲名、バンド名、その曲の収録アルバム名とジャケも表示されます。

今、スキップ機能を駆使して聴いてみると、アイアン&ワイン、エンブレイス、エリオット・スミス、アイドルワイルド、オアシス、セミソニック、ティーンエイジ・ファンクラブ、ラッシュ、ヨ・ラ・テンゴ、ガイデッド・バイ・ヴォイシス、ピクシーズ・・・の順で流れてました。現在217ものバンドを登録してるのですが、それ以外にも似たような系統の音楽で、僕も知らないような曲もオススメでかけてくれるので、未知の音楽探しにも使えるものになっています。試してみたい人はどうぞ。
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